終わりが見えないコロナ禍、プーチンの戦争、騒々しい世間で厭世観の虜になり、黙して語らず、物言わぬ大衆に甘んじていたのであるが、ようやく心の病も癒えたようである。
その薬は、テレビを見ない、新聞を読まない、自然の悠久の営みをじっくり観察する事だった。
梅花・桜花・椿・花桃を求めて西東、神社仏閣で多くのご朱印を授かったのだった。
人間社会は穢土であるが天然自然は極楽、極楽。
現象に反応すると心が汚れ、反応を止めると心は清らかに保たれる。
悠々自適、我が道を行くのが理想だろうが、周りの現象に一喜一憂するのが人間の性、生甲斐と思うのが凡人の思いだろう。