ふしぎな岬の物語 無料券を頂いたから鑑賞した。選んだのは何故か?吉永小百合が企画し主演だからである。
1945年3月13日生まれの69歳、オイラは1944年3月16日生まれの70才、同世代の女性であるが、若くて美しい。ふしぎだ。
舞台は三浦半島が見える浦賀水道の房総の鋸山が海に接する明鐘岬にある喫茶店。
仏教の三宝は仏と法と僧伽、仏は吉永演じる悦ちゃん、法は人の温かさ・優しさ、僧伽は喫茶店、仏教徒はそんな風に見て涙する。
終わりに金子みすずの詩 海の果 が朗読されしんみり、ふしぎだ。
各人が各様に種々雑多な感想を述べる映画が秀作、深層心理の第七末那識で各人雑多な喜怒哀楽が発現する事を法相宗の唯識が説法する。
海の果
雲の湧くのはあすこいら、
虹の根もともあすこいら。
いつかお舟でゆきたいな、
海の果までゆきたいな。
あまり遠くて、日が暮れて、
なにも見えなくなったって、
あかいなつめをもぐように、
きれいな星が手で採れる、
海の果までゆきたいな。