友達のいない楽太郎改め六代目三遊亭円楽、同病相哀れむで共感を覚える。
唯一の友達、親父のお袋の弟の息子、三歳年長だが妙に馬が合いしばしばお声が掛かり、愛車プリウスで各地を案内して下さる。
高速道路料金の休日上限千円が本日日曜日で廃止になる。三大稲荷の佐賀の祐徳稲荷神社に誘われたが辞退。金曜日の夜に高速流入して車中泊、土曜日に高速流出で千円、土曜には佐賀界隈に宿泊、二日間観光に費やし日曜の夜に高速流入すれば千円。都合2千円。実際は近畿圏の都市高速代が加算される。
地震で道路が陥没するのでは、心筋梗塞で倒れるのでは、豊川稲荷や千代保稲荷にさえ躊躇する。過酷な旅程、老骨に鞭打っても走らない。今回は馬が合わない。
佐賀からメールが入った。一人で旅している。奥方はポルトガルに写生旅行中で鬼の居ぬ間の命の洗濯。古希を迎えた従兄は人間じゃない旅の鬼だ。
現世を楽観的に見るか、悲観的に見るか。
彼は四国遍路の空海の信奉者、オイラは比叡山の最澄さんに心が傾く。