昨日は年末恒例の女房実家の餅つき、餅米二升を一臼として水を入れたお釜の上に蒸籠を三段に重ね薪を燃やして水蒸気で蒸し、四回転するから都合一二臼、四時間を超える長丁場だった。
二升は現代人には理解不能だろうから翻訳すると、2.4キロ、オイラの居場所は薪を投入する役職で、子供は寝小便をするから除外される。
寒波襲来で老骨に鞭打つ長時間作業は酷だから、他人から指示される前に屋内に退避する。良馬は鞭影を見て走り出すのである。
部屋が暗いと述べると主人は大声で語る。「アレクサ、部屋を明るくして!」
なんとなんと、部屋が明るくなったではないか。
AIなる装置がある様だ、古風な人間には理解不能、翻訳を懇請する。人工知能の仕業との事だった。
孫が大騒ぎして五月蠅い。「アレクサ、静かにさせて」
しばらく時間が経って「理解できません」
人間教育はやはり人間の専管事項なのだろう。