台風の風水害で被害が出る直前に自動車遍路で四国を一周した。
事前に札所間の所要時間を検索し、予定表を作成し宿舎を確保したのであるが、高知や愛媛では大幅に計画が狂った。
理由は信号機が少なく、走行車両が少ないので法定速度で走行でき、高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路の存在が大きく、移動時間が大幅に短縮した。
国道56号須崎道路・窪川佐賀道路・中村宿毛道路・津島道路・宇和島道路・大洲 . . . 本文を読む
薬師浄瑠璃浄土は東、観音補陀落浄土は南、阿弥陀極楽浄土は西・弥勒兜率天浄土は北に存在するとする浄土思想がある。
強欲で利己的な人間界は穢れて醜く、無欲で利他的な生き様は清浄で清涼な世界を作り出す仏界である。
厭離穢土欣求浄土なる徳川家康の旗印がある。
現世は強欲で利己的な権力者が支配し多くの民は奴隷であり、死後に仏の浄土に往生し心の平穏を得るのか。
無欲で利他的に生活し心の安らぎを現世に出 . . . 本文を読む
台風11号ハーロンが足摺岬沖から土佐湾を横断し安芸市に上陸、阿波・讃岐を縦断し小豆島の瀬戸内海を縦断し、播磨・但馬から日本海に抜ける。
四国四県を7月下旬に遍路した。
岡山から瀬戸大橋を渡り、讃岐を巡拝、阿波は通過し薬王寺の日和佐に宿泊、国道55号で室戸岬、安芸市、土佐桂浜、56号で土佐久礼、四万十市、321号で足摺岬、宿毛、宇和島から卯之町、松山自動車道で道後温泉、今治に向かい伊予西条、高知 . . . 本文を読む
足摺岬の展望台の足元に四国最南端の標識が埋め込まれている。
老人の好奇心と探究心が始動する。
本州は潮岬、九州は佐多岬、北海道は白神岬。日本最南端は無人島なら沖の鳥島、有人島なら波照間島。鉄道駅はJR指宿枕崎線の西大山駅、道の駅いとまんは沖縄県。
最南端役場なら沖縄県竹富町であるが庁舎は町外の石垣市にある珍しい行政機関。
迷故三界城 悟故十方空 本来無東西 何処有南北、四国遍路の菅笠に書か . . . 本文を読む
三大古湯は紀伊白浜、摂津有馬そして伊予の道後温泉。
漱石の坊ちゃんが泳いで有名になった。
聖徳太子が入浴したと言うし、大国主命なら神話の時代で弘法大師が全国で発見した数多の温泉より古い温泉。
道後温泉本館は共同浴場であるが、天皇専用の又新殿があり、霊の湯、神の湯の3段階に分かれ、寿司の松竹梅やグラン・グリーン・普通の組分けの新幹線に似ている。
市民の最上級は霊の湯三階個室1550円で奮発し . . . 本文を読む
高校生の頃にペギー葉山の歌う 南国土佐を後にして を好んで聞いた。
土佐の高知の播磨屋橋で坊さん簪買うを見た
みませ見せましょ浦戸をあけて月の名所は桂浜
四国遍路で竹林寺を巡拝し、浦戸湾の桂浜の民宿に宿泊、播磨屋橋を通過して南国高知を後にした。
女犯の竹林寺の僧が贈り物を購入した繁華街の播磨屋橋では女房に何も買わなかったし、旅の疲れで早寝早起き、月の名所では朝日を見た。
歌を知らない女房 . . . 本文を読む
四万十の松田沈下橋に行った。
四万十川は、土佐西部の高岡郡四万十町に源流を持ち、四万十市で太平洋に流れ込む渡川水系の本川の一級河川、全長196kmは四国内で最長の川で美濃の長良川と駿河の柿田川と共に日本三大清流と言われる。
上流の都市窪川では太平洋から10キロ程度しか離れていないが山並みに阻まれ内陸に向かい伊予の国境まで流れ向きを変え中村で海になる。
窪川の生活汚染水は家地川で堰き止められ、 . . . 本文を読む
四国は銅像の多い島である。
弘法大師空海が阿波・土佐・伊予・讃岐の随所に林立し、室戸岬には陸援隊の中岡慎太郎、桂浜に海援隊の坂本龍馬、須崎に土佐勤皇党の武市半平太、足摺岬には中浜万次郎が立っている。
空海は中国文明を、他の4人は王政復古大政奉還による文明開化で西洋文明を招来するのに貢献した。
そして高知駅前には慎太郎・龍馬・半平太のプラスチック像が共存する。
伊予西条駅前には国鉄総裁だった . . . 本文を読む
上天気の四国の八日間の旅をして八月一日に帰宅した。
三日に台風12号ナクシーの影響で徳島県阿南市や海陽町、高知県香美市や高知市で豪雨になっている報道に接した。数日前に通過した町である。
木曜日に出発したのであるが、高速道路が三割引きになる金勘定で土曜日に延期していたら豪雨に遭遇し避難指示されただろう。
何か偉大な存在の導きなのだろうか、そうは成らなかった。その偉大な存在が弘法大師空海さんと信 . . . 本文を読む
快晴の7月24日にデミオで四国遍路に出立した。以前の二泊三日と三泊四日の旅で36札所を打ち終わっているので残り52札所と高野山奥の院で掛軸は墨書朱印で埋まる。岡崎8時25分、亀山JC9時40分、法隆寺IC11時、奈良の叔父に中華昼食を頂戴、13時30分に法隆寺IC、西名阪、近畿道、中国道、山陽道を通過、17時前に岡山の姉夫婦を表敬訪問し、海鮮丼の接待を頂戴し、20時30分に岡山の迎賓館の国際ホテル . . . 本文を読む