高校生の頃にペギー葉山の歌う 南国土佐を後にして を好んで聞いた。
土佐の高知の播磨屋橋で坊さん簪買うを見た
みませ見せましょ浦戸をあけて月の名所は桂浜
四国遍路で竹林寺を巡拝し、浦戸湾の桂浜の民宿に宿泊、播磨屋橋を通過して南国高知を後にした。
女犯の竹林寺の僧が贈り物を購入した繁華街の播磨屋橋では女房に何も買わなかったし、旅の疲れで早寝早起き、月の名所では朝日を見た。
歌を知らない女房は不満を述べないし朝日の美しさに感動する。
過去を問わず、未来を憂えず、現世利益を追求するのも空海の教えなのだろう。