「運動学」の授業で「キネシオテーピング」の実技とともにその意味(作用機序)を教えていただいた。自身の手技療法の新たなあり方を示唆してくれるものであった。
昨夜の「運動学」、「キネシオテーピング」の意味の講義と実技であった。「キネシオテーピング」は様々なスポーツを行う人々に使われており、テレビを観ていても度々目にするものであるし(現在では類似商品が増えたこともあって)ドラッグストア等でも容易に入手できるほどに普及しているテーピング(?)の方法である。かつ自身でも何冊かの解説書で学んで実際に患者に対して行っていたこともあるのだが、その理解(方法はともかくとして作用機序に関して)は不十分なものであった、ということに昨日のS先生の授業で痛感された。
昨夜の授業で説かれたことは、「人間の皮膚と筋肉の間にはラップ2枚ほどのわずかな隙間があり、そこをリンパ?が流れている。コリやハリがあるときには、その隙間がなくなってしまっていて、皮膚が筋肉に張り付いた状態になってしまっていることが多い。これは、喩えれば、窮屈な服を着てるようなものである。
それを、皮膚に「キネシオテープ」を貼ることによって引き上げて、再び皮膚と筋肉との間に隙間をつくってやることでリンパが流れるようにしてやるのが「キネシオテーピング」である。
それゆえに「キネシオテーピング」をその適応となる部位に行えば、貼るとすぐに「温かい」感じがある。逆から言えば、温まるような感覚がない場合は、貼り方が悪いか、貼った場所が悪い(適応ではない)ということが考えられるから、15分くらいしても温かい感覚がないようであれば、剥がしてしまうべきである。」と説かれて、そのためのテープの貼り方を解説されて、その後にいくつかの症状(肩こり、外側上顆炎、手首の固定等)に対しての「キネシオテーピング」の方法を教えていただき、実際に生徒同士で「キネシオテーピング」を行った。
その授業で説いていただいた、「皮膚と筋肉の間の隙間」という構造と「キネシオテーピング」の作用機序を知って、「だから皮下への刺鍼に効果があるのか!?」とその意味が納得され、それとともに自身の手技療法術の新たなイメージが描けた、と思える。
これまで、自身では手技療法というものを概観してみたときに、施術の対象とするものを「筋肉(あんま・マッサージ)」「神経(鍼灸・指圧)」「骨(柔整・整体・カイロ)」それに加えて「皮膚(リンパマッサージ・軽擦)」とイメージしていたのであるが、「皮膚」に対しての施術派、自身では「軽擦」くらいしか日常的には行わない、かつ自身の素手の手技での施術は指圧技が主であるだけに、「出来るだけ奥深くへ、神経へと届く圧を!」との思いから、皮膚も筋肉も一緒くたにしての自身の指と神経との間にあるものとの意識が強くあり、「軽擦」を行っても皮膚への施術という意識はほとんど無くせいぜいが表層の筋肉にたいしての、であったので、昨夜説いていただいた「皮膚と筋肉の間隙の構造」に思いを致すことはなかった。
しかしながら、そのこと知ると、さまざまなこれまで分からなかったことが(例えばU先生に指導を受けた「皮下への刺鍼」や「手根・足根針」「皮内鍼」の意味するところ)分かると思え、そこから自身の手技(マッサージ、針灸、指圧、整体)の新たなイメージが描けた、広がったと思える。そのイメージを現実のものとすべく、今後取り組んでいきたい、と思う。
昨夜の「運動学」、「キネシオテーピング」の意味の講義と実技であった。「キネシオテーピング」は様々なスポーツを行う人々に使われており、テレビを観ていても度々目にするものであるし(現在では類似商品が増えたこともあって)ドラッグストア等でも容易に入手できるほどに普及しているテーピング(?)の方法である。かつ自身でも何冊かの解説書で学んで実際に患者に対して行っていたこともあるのだが、その理解(方法はともかくとして作用機序に関して)は不十分なものであった、ということに昨日のS先生の授業で痛感された。
昨夜の授業で説かれたことは、「人間の皮膚と筋肉の間にはラップ2枚ほどのわずかな隙間があり、そこをリンパ?が流れている。コリやハリがあるときには、その隙間がなくなってしまっていて、皮膚が筋肉に張り付いた状態になってしまっていることが多い。これは、喩えれば、窮屈な服を着てるようなものである。
それを、皮膚に「キネシオテープ」を貼ることによって引き上げて、再び皮膚と筋肉との間に隙間をつくってやることでリンパが流れるようにしてやるのが「キネシオテーピング」である。
それゆえに「キネシオテーピング」をその適応となる部位に行えば、貼るとすぐに「温かい」感じがある。逆から言えば、温まるような感覚がない場合は、貼り方が悪いか、貼った場所が悪い(適応ではない)ということが考えられるから、15分くらいしても温かい感覚がないようであれば、剥がしてしまうべきである。」と説かれて、そのためのテープの貼り方を解説されて、その後にいくつかの症状(肩こり、外側上顆炎、手首の固定等)に対しての「キネシオテーピング」の方法を教えていただき、実際に生徒同士で「キネシオテーピング」を行った。
その授業で説いていただいた、「皮膚と筋肉の間の隙間」という構造と「キネシオテーピング」の作用機序を知って、「だから皮下への刺鍼に効果があるのか!?」とその意味が納得され、それとともに自身の手技療法術の新たなイメージが描けた、と思える。
これまで、自身では手技療法というものを概観してみたときに、施術の対象とするものを「筋肉(あんま・マッサージ)」「神経(鍼灸・指圧)」「骨(柔整・整体・カイロ)」それに加えて「皮膚(リンパマッサージ・軽擦)」とイメージしていたのであるが、「皮膚」に対しての施術派、自身では「軽擦」くらいしか日常的には行わない、かつ自身の素手の手技での施術は指圧技が主であるだけに、「出来るだけ奥深くへ、神経へと届く圧を!」との思いから、皮膚も筋肉も一緒くたにしての自身の指と神経との間にあるものとの意識が強くあり、「軽擦」を行っても皮膚への施術という意識はほとんど無くせいぜいが表層の筋肉にたいしての、であったので、昨夜説いていただいた「皮膚と筋肉の間隙の構造」に思いを致すことはなかった。
しかしながら、そのこと知ると、さまざまなこれまで分からなかったことが(例えばU先生に指導を受けた「皮下への刺鍼」や「手根・足根針」「皮内鍼」の意味するところ)分かると思え、そこから自身の手技(マッサージ、針灸、指圧、整体)の新たなイメージが描けた、広がったと思える。そのイメージを現実のものとすべく、今後取り組んでいきたい、と思う。