氣とは何か?西洋医学的唯物論的には如何なるもの、ことを言うのか?
東洋医学の概念規定として、(全身を巡って人間の身体を正常に保つ)氣の流れを整える、とした。
では、全身を巡る氣とは何か、それが巡るとどうして病から回復していったり病になっていかないのだろうか?ということが次には問題となろう。
東洋医学的観念論的には、人間の身体を働かせる大元の原動力が(それどころか世界の、森羅万象の大元が)氣なのであるから、それがしっかりと巡れば身体は正常に働く、というのは自明のこと、となるのであるが......。
それでは循環論法であり、氣とは何かを説明してくれるものでは無い。
西洋医学的唯物論的に端的には、氣とは全身を巡る血流と神経、ホルモンの働き=機能を一括して、実体としたもの、であると思う。