MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

七星論的施術の実践的理解〜n先生の施術の意味するところ〜

2017-01-25 08:55:43 | 鍼灸術・手技療法術
七星論について学び実践することで、n先生の施術の意味するところがなんとなくではあるが、分かった様に思える。

『七星論入門』(編著 張瑚 監修 新城三六 浪速社)が手元に届いたので早速にざっと目を通した。内容については改めて、であるが、脊椎、足底に対する「七星」の配当では、第二頸椎、足の第四趾はともに金星であった。(また、金は東洋医学では肺である。)

そこで、前回のn先生の施術の最後に、第二頸椎の硬結に対して足の第四趾裏への灸の意味が、「第二頸椎も金星、第四趾も金星、ということで第四趾への灸で第二頸椎の硬結が取れる、ということなのか?」と思えたので、早速に、第二頸椎に硬結があり、第四趾を抓むと痛みのあり、かつ腰痛持ちの友人F君で試してみた。(慢性的な睡眠不足、肉中心の食……であるらしい)

結果、第四趾への6荘の灸で、第二頸椎の硬結が少し取れた。それだけで無く、いつも冷たい腰が温かくなったとのことであり、触ってみると実際に温かかった。これは、東洋医学的には、第四趾からの灸の熱=気?が第二頸椎まで流れたということなのだと思えた。

次に腰痛のある右腰の大腸兪と圧痛のあった飛陽(ともに膀胱経)と腰陽関(督脈)に鍼、プラス側臥位で脊柱起立筋の圧痛部位、関元兪近辺に硬結を探って横から鍼。で、時間切れ終了。

動作確認すると、腰の張り痛みが軽減し前屈がしやすくなった。腰痛があり、主に鍼を打った右足がだる重い、とのことであったが、自身がn先生の施術を受けた時ほどの劇的変化見られなかった。

「なぜか?時間的には短めであったが、ほとんど同じことをした筈なのに。腕の差?……」と自身の施術を思い、n先生の施術を思いして、両者を比較して、考えた。

「(今回の自身の施術)まず灸、そして鍼はn先生の施術とは順序が逆だが……」との思いから、n先生の施術における鍼の意味、灸の意味を考えてみると……もしかしたら、n先生の施術、鍼で経絡の滞りを取って、灸で気を一気に流す……ということであろうか?と思える。とすれば、鍼そして灸という施術順序にも意味がある、と思える。

引き続き、七星論、n先生の施術に学び、かつ自身で実践して学びして行きたい。
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