MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

上肢挙上時痛への施術〜解剖の知識は対症療法を可能にする〜

2020-03-17 15:20:00 | 施術事例
 上肢挙上時痛を訴える患者への施術おこなった。解剖=対象の構造に分けいることの有効性、必要性実感した。

 上肢挙上時の痛み、側方からの挙上時100度前後のみに痛みがあり、180度挙上してしまうと痛みは消失する。

 いわゆるペインフルアークサイン(肩峰下を損傷した棘上筋腱が通過する時の痛み)と思われたので、上腕骨への棘上筋腱の付着部あたりを探り硬結部位があった。

そこへの軽い指圧をおこない痛みの確認をしたところ痛みがあったので、さらに棘上筋を狙っての施術おこない、再度、側方から上肢の挙上をおこなわせたところ痛みがほぼ消失した。

 これは、棘上筋腱が肩峰下を通過する時の痛み、と対象の構造に分けいることができれば、なんということのない事例であるけれども、見た目だけからの施術となると、マッサージを繰り返しても軽減せず、摩訶不思議な事例となっていくしか......。

 対象の構造に分けいることの有効性、必要性痛感する。

 

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