MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

自分の強さを発揮しない施術とは〜『武道空手學 概論』に学ぶ(2)〜

2016-11-09 21:35:07 | 覚え書
「3 自分の強さを発揮して勝ち続けていくと実力が落ちていく」で説かれること、手技の修業においても、忘れてはならないこと、と思う。

詳細は、『武道空手學 概論』の「3 自分の強さを発揮して勝ち続けていくと実力が落ちていく」を読んでいただきたいが、そこに説かれること端的には、「武道、武術の修業(行)としては、弱い相手に簡単に勝ってしまってはならない。それでは自身の実力向上に繋がらない。」ということである。と思う。

これは、自身の問題として捉え返すと、「手技療法、手技療術の修業(行)としては、簡単に治せる患者を簡単に治してしまってはならない。それでは自身の実力向上に繋がらない。」ということだと思う。

例えば、手首の歪みがあっての痛みがある患者への施術。強烈な形で一気に手首の歪みを矯正してしまっては、自身の実力向上に繋がらない。そうでは無くて、痛みを与えない様に柔らかく矯正する工夫。とか、手首の歪みを直接に矯正するのでは無く、経絡経穴への指圧で症状を取る工夫とか。

例えば、普通に指圧すれば解れるコリを、出来るだけ腕力、勢いに頼らないで技力のみで、柔らかく押して解す。等々の、自身の実力を発揮させない形での施術であり、それが自身の実力向上に繋がるのである。と理解した。

また例えば、鍼灸で考えるならば、より刺激量の少ない細い鍼や小さな艾柱による施術であろうか?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 早いもので今年も残り僅か | トップ | スローモーション的動きでの... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。