MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

徒手検査法について〜徒手検査法を誕生させた人類の認識とは〜

2016-07-05 21:20:04 | 覚え書
徒手検査法について考えると、その学びの必要性、大事性痛感する。

本日の実技の授業、徒手検査法のテストであった。胸郭出口症候群、インピンジメントシンドローム、腱板損傷、上腕二頭筋長頭腱損傷の徒手検査法(モーレイテスト、ライトテスト、アレンテスト、アドソンテスト、エデンテスト、ペインフルアークサイン、ドロップアームテスト、ホーキンステスト、ニアテスト、スピードテスト、ヤーガソンテスト、ダウバーンサイン、ストレッチテスト)のどれかを指定されて、二人一組になって実際に行い、対象疾患、目的、方法、陽性所見を述べる。というテストであったので、この数日の通学の時間を利用して覚えた。

その際に、自身のいつものありかたとして丸暗記は出来ないので、共通性で整理して、似たものはどこがどう違うのかを考えて、それぞれの徒手検査法の意味するところを考えた。

例えば、ライトテストは患者の橈骨動脈の拍動が、腱関節90度外転外旋位、肘関節90度屈曲位で、減弱消失するかの検査法であり、そこに頚部の健側への回旋を加えたものがアレンテストであるが、これらを授業では別々の検査法として教わるのであるが、自身ではこの両者を関連づけてアレンテストをライトテストの発展形として、また、同じくに胸郭出口症候群であっても、その発症部位の違いを鑑別するものとして捉えてライト〜アレンテストとして覚えた。(これ以上の詳細は本題でないのでカットする。)

そうやって十数個ある徒手検査法を区別と連関で整理して覚えたのだが、その作業の過程で思ったことは、徒手検査法とは、おそらくレントゲン等の検査機器が誕生する以前に、患者の病を治療するためにどうにかして病んだ患者の身体の中の構造を知りたい。そうでなければまともな治療が出来ない。との思いから、苦心惨憺して人類が誕生させたものなのだ。ということである。

そう徒手検査法を捉え返すと、これまで無味乾燥に思えていた徒手検査法が人類の貴重な文化遺産と思え。その習得に意欲を持って取り組むことが出来た。

また、そういう意味では、脈診も洋の東西、時代は違えど、やはり、「何とかして対象たる人間の構造を知りたい!」との必死の思いの産物なのだと思えた。
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