東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

合気柔術・内四ヶ条(加筆)〜ものごとは全てを知ってこそ〜

2019-02-25 08:02:38 | 武道・武術
内四ヶ条を学んだ。上段受けの意義、受け技の意義はじめて事実を通して知った、と思えた。

本日の稽古で、九級受審のための基本技の一つとして「内四ヶ条」を学んだ。

「内四ヶ条」は、示指の付け根で手首内側橈骨部を極める技であるのだが、技が極まると強烈な痛みに......。

その同様の部位を空手の上段受けでは受けるのであるが、上段受けがしっかりと武技化されたものであるならば、上段受けで対手を戦闘不能にすることが可能となる、骨折させることも可能となると思えた。上段受けの意義を今になって初めて知り得たと思えた。このことは、知識としては、充分に知っていた、筈であるのだが......。

自身にとっては、空手だけの学びからは分かり得なかったことと合気柔術の学びの意義を実感するとともに、これが全てが分からなければ部分は分かり得ないということの一つの事実とも思えた。

これは、合気柔術の学びにおいても居合術の学びが生きているということからも、例えば「四方投げ」(だけでは無いが......)、実感することである。

おそらくこれは手技療法術についてもであり、指圧のみ、鍼灸のみ、整体のみの等々の個別の手技療法術の学びでは、そのそれぞれの持つ意味も分かり得ない、のだと思える。

ということを、鍼灸の学びによって実感している。

それだけに、「哲学の歴史を一身の上にくり返した」と豪語するディーツゲンの学びの正当性を、武道の学びは武道の歴史を一身の上にくり返すべきであり、手技療法術の学びは手技療法術の歴史を一身の上にくり返すべきである、と痛感する。
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