プラトン・アリストテレスの幸福論について知った。自身の人生も捨てたものではない、との思いとなった。
『よくわかる哲学用語』(御厨良一著 エール出版社)で、プラトン・アリストテレスの幸福についての考えが説かれている。
「プラトンは、イデアを(……原文ママ)憧れイデアに到達するため限りなく努力する過程(エロス)こそ、幸福だと考えました。弟子のアリストテレスは、それ自身の固有の働き−本質の実現−の中に、幸福は求められるとします。(……中略……)人間の本質は理性的活動です。だからその幸福は理性的活動、つまり学問的生活の中にあるといえましょう。彼は、これを観想(テオーリア)生活と言っています。」
とある。これは南郷先生が説いてくださっているヘーゲルの生き様そのものである、とも思う。
「講義しているように、ヘーゲルは世界歴史を絶対精神の自己が自分自身の生成発展していく過程的運動として捉え、かつそれを学問的に描こうと、一心に頑張って、励んで、学問の世界に生き抜く人生を把持していたことを理解してほしいのである。」(学城第12号、武道哲学講義〔Ⅸ〕)
この一文を読んだ時には、ヘーゲルの生き様に感動しきりであったのであるが、その構造がいかなるものなのか、には思いをいたすことができていなかった。それを『よくわかる哲学用語』では説いていただいている、と思える。
そう考えられると、実力不足から、鍼灸、東洋医学等々の問題に取り組む中で、とともに、弁証法、認識論の実力を培うということが、悪戦苦闘そのものであり、なかなかに実力向上も成果も実感出来ない毎日は、そう捨てたものでもない、と思えた。
『よくわかる哲学用語』(御厨良一著 エール出版社)で、プラトン・アリストテレスの幸福についての考えが説かれている。
「プラトンは、イデアを(……原文ママ)憧れイデアに到達するため限りなく努力する過程(エロス)こそ、幸福だと考えました。弟子のアリストテレスは、それ自身の固有の働き−本質の実現−の中に、幸福は求められるとします。(……中略……)人間の本質は理性的活動です。だからその幸福は理性的活動、つまり学問的生活の中にあるといえましょう。彼は、これを観想(テオーリア)生活と言っています。」
とある。これは南郷先生が説いてくださっているヘーゲルの生き様そのものである、とも思う。
「講義しているように、ヘーゲルは世界歴史を絶対精神の自己が自分自身の生成発展していく過程的運動として捉え、かつそれを学問的に描こうと、一心に頑張って、励んで、学問の世界に生き抜く人生を把持していたことを理解してほしいのである。」(学城第12号、武道哲学講義〔Ⅸ〕)
この一文を読んだ時には、ヘーゲルの生き様に感動しきりであったのであるが、その構造がいかなるものなのか、には思いをいたすことができていなかった。それを『よくわかる哲学用語』では説いていただいている、と思える。
そう考えられると、実力不足から、鍼灸、東洋医学等々の問題に取り組む中で、とともに、弁証法、認識論の実力を培うということが、悪戦苦闘そのものであり、なかなかに実力向上も成果も実感出来ない毎日は、そう捨てたものでもない、と思えた。