東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

Mテストについて(2)〜経絡と臓腑とのつながりについて〜

2016-08-28 20:45:57 | 覚え書
 経絡と臓腑とのつながりについて問うことの大事性痛感する。

 先日のMテストの授業で、「Mテストで臓腑の異常についても分かるし治療もしていける。」と説かれた。自身では可能性として有りうることとの思いがあっただけに、「その根拠を説いて(解いて)いただければ」との思いで、「どうして経絡と臓腑とのつながりがあると言えるのですか?」との質問をした。
 (鍼灸では十二経絡に六蔵六腑を対応させて、十二経絡を治療することで臓腑の治療ができる、臓腑の異常は十二経絡の異常として現れる。と説かれる。そして、その前提で鍼灸治療(伝統的な)はなされる。)

 それに対する答えは、「経絡と臓腑とがつながりがある。ということは鍼灸治療の大前提であり、それを疑うならば鍼灸治療は成立しない。」というものであった。

 しかし、である。その鍼灸治療の大前提である経絡と臓腑のつながりを説かない(解かない)から、別言すれば原点を不問にしての治療体系であるから、いつまでも「その有効性は実感するのだけれども、そう考えて施術して良いという根拠を持てない、不安感が拭えない。」ということになってしまうのであるし、他分野の人々に対しての、西洋医学の立場に立つ人々に対しての鍼灸の正当性の証明がなされないのである。と思える。

 ここを解く鍵(ヒント?)はMテストにもあると思えるのだが・・・・・・。ここは何れ、しっかりと説きたいと思う。

 
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