卒業研究の生理学的な考察の構想。一からの見直しの必要性痛感する。
卒業研究の実験とアンケートの結果を生理学的に考察しようと、そのために必要とされるであろう交感神経の問題を学び直すべく、瀬江先生の綜合看護での連載、『看護の生理学〜神経とホルモン〜(全11回)』と『からだの知恵 この不思議なはたらき』(W.B.キャノン著 講談社学術文庫)を読み返した。そのなかで、交感神経というものを知れば知るほどに、耳鍼というものが耳介への鍼刺激が交感神経の働きを亢進させることによるものであるとするならば、効果を期待出来るものである、と思えた。
それゆえ考察の中身として、何故に耳鍼介入によって有意な体重の変動がなかったのか、耳鍼が無効なごとくに現象しているのは何故か、ということが浮かんできた。そこで何らかの示唆を得ようと、今回の卒業研究の原点ともいえる、耳鍼の効果を検証している先行研究文献を再度見直した。
しかしながら、実際に自身で実験データを統計学的に検討してみた後に、先行研究文献を見直すとそのあまりの杜撰さに驚かされ……そもそもの研究のありかたを、仮説の段階から再検討せねばならないとの思いとなった。
新たな構想としては、耳鍼の作用機序を、耳介への鍼刺激が交感神経の働きを亢進させるということである、としての、今回の実験で有意差が何故に出なかったのか?ということを交感神経の問題として考察していく、というものである。
卒業研究の実験とアンケートの結果を生理学的に考察しようと、そのために必要とされるであろう交感神経の問題を学び直すべく、瀬江先生の綜合看護での連載、『看護の生理学〜神経とホルモン〜(全11回)』と『からだの知恵 この不思議なはたらき』(W.B.キャノン著 講談社学術文庫)を読み返した。そのなかで、交感神経というものを知れば知るほどに、耳鍼というものが耳介への鍼刺激が交感神経の働きを亢進させることによるものであるとするならば、効果を期待出来るものである、と思えた。
それゆえ考察の中身として、何故に耳鍼介入によって有意な体重の変動がなかったのか、耳鍼が無効なごとくに現象しているのは何故か、ということが浮かんできた。そこで何らかの示唆を得ようと、今回の卒業研究の原点ともいえる、耳鍼の効果を検証している先行研究文献を再度見直した。
しかしながら、実際に自身で実験データを統計学的に検討してみた後に、先行研究文献を見直すとそのあまりの杜撰さに驚かされ……そもそもの研究のありかたを、仮説の段階から再検討せねばならないとの思いとなった。
新たな構想としては、耳鍼の作用機序を、耳介への鍼刺激が交感神経の働きを亢進させるということである、としての、今回の実験で有意差が何故に出なかったのか?ということを交感神経の問題として考察していく、というものである。