絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2016年7月13日(水)絵本わくわくコース・太田朋先生の授業持ち物

2016-07-07 16:44:22 | 絵本わくわく塾
7月13日(水) 太田朋先生の授業持ち物

・水を使わずにすぐ着色できる画材
(色鉛筆やペン、クレパス等)
・スケッチブック(大きさ自由)、筆記用具

以上です。

よろしくお願いいたします。

※スポット受講(在校生、卒業生対象)、ご見学(体験受講)の方、
随時受付しております!
興味のある方はギャラリーvie絵話塾までお問い合わせ下さい。


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★
Gallery Vie 絵話塾(かいわじゅく)
E-mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
〒 650-0022神戸市中央区元町通3-2-15
セントラルビル元町5F
TEL:078-332-5808  FAX:078-332-5807
URL:http://galleryvie.jp/kaiwajuku/k-info.html 
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2016年7月6日(水)絵本わくわくコース・高科正信先生の授業内容

2016-07-07 14:34:51 | 絵本わくわく塾
児童文学作家の高科正信先生の初回の授業は「絵本のハードル」がテーマでした。
高科先生の授業は毎回テーマを決めて、そのテーマに合った絵本を紹介されます。

「もう早くに蝉が鳴きはじめているみたいですね」
テーマの話に入る前に最近の出来事をお話して場を和ませてくださいます。
高科先生が好きなイランの映画監督で、アッバス・キアロスタミ監督が先日亡くなられました。
子どもが主人公の『友だちのうちはどこ?』が、お気に入りの映画だそうです。

高科先生は映画が好きなのでお勧めの映画も紹介されます。
チャン・イーモウ監督の『紅いコーリャン』『あの子を探して』もお勧めだそうですよ。
子どもの絵本を書くのなら、映画をたくさん観るほうがいいですよ。と、アドバイスいただきました。

では、本日のテーマ「絵本のハードル」のお話です。

1967年にアメリカから、レオ・レオニが『あおくんときいろちゃん』を出版しました。
孫のために色紙をちぎって作った絵本だったそう。
ベトナム戦争で、アメリカでは黒人や貧困民の若い男性が戦争にかり出されました。
『あおくんときいろちゃん』は、戦争が終わって傷ついて帰ってきた若者たちの中で「別々ではなく一緒に仲良くなろう」という思いを持つ人々から支持を受け大ヒットしたそうです。

美大生だった田島征三が『あおくんときいろちゃん』を読んで、「絵本はすごい!」と思い『しばてん』を1971年に出版しました。
テーマが重くて泥絵の具で描いた絵は、批判を受けていたが保育園で読み聞かせたところ、幼児からは反響があったのだそう。



『あおくんときいろちゃん』『しばてん』を読んで影響を受けた長谷川集平が1976年に『はせがわくんきらいや』でデビューします。

1967年に出版された『あおくんときいろちゃん』が、絵本の自由さを表現し、その影響を受けた田島征三や長谷川集平たちが絵本のハードルを高くしました。

ハードルが低い絵本もたくさんあります。
『ごろごろにゃーん』    長新太   1984年(福音館書店)
『がたんごとんがたんごとん』安西水丸  1987年(福音館書店)
『こっちんとてん』     片山健   2016年(福音館書店)

「絵本のハードルはそんなに高くないので、どんどん書いてほしい」
「自分にとって書きたいテーマは何か?それをこの一年間で見つけてほしい」と、高科先生。




今日は初回ですので、原稿用紙の書き方を説明していただきました。

・題名は二行目の三マスあける
・作者名は四行目の下
・書き出しは六行目の一マスあける



ぼくは ◯◯です。
わたしは ◯◯です。
というような主語と述語の簡単な文章を書いてみましょう。

わたしはたいようです。
ぼくはイスです。など。

もうそのフレーズから、なにかお話が作れそうですよね。

次回の課題です。
・わたしは◯◯です。ぼくは◯◯です。という文章から始まる、簡単なお話を考えてきてください。
・1100字〜1200字でまとめる。
・ひらがなが読めるようになった子どもが対象(すべてひらがなで書く)
・ノンブル(ページ数)を入れる。
※8月31日までに、高科先生の自宅に郵送してください。

文章の書き方で参考になる書籍
『日本語の作文技術』 本多勝一郎 (朝日文庫)

次回9月7日(水)は「ファンタジーとしての手法」がテーマです。
次回は2時〜5時の三時間授業になります。

よろしくお願いいたします。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする