本日のタケウマ先生のデッサン基礎クラスは「デフォルメ」を勉強しました。
「デフォルメ」とは対象を変形させて描く方法です。
シンプルにしたり逆に複雑にすることで印象を高め、面白さや怖さなど作者の意図にあわせて画面を演出する為にも用います。
ディフォルメして描くことで、写実的には描けなかった物や場面も効果的に描くことができます。
大切なのは、描く対象のアイデンティティー(特徴、性質や概念)を抑えておくことです。
まずはゾウとトラをデフォルメさせて描いてもらいます。
プリントの写真を参考に、まずはアジアゾウとアフリカゾウの体の特徴を見ていきました。
一見似ているようですがよくよく見ると違いがわかってきます。
生息地域によって身体的特徴が異なるのがわかります。
トラも写真で見てみますと、身体に比べて意外と顔が小さいです。
後ろ足よりも前足が随分大きいこともわかりました。
・ゾウのポイント…鼻・耳の大きさ
・トラのポイント…縞模様
です。これらを抑えてデフォルメさせて描いてみましょう。
応用編では、ゾウとトラがお茶を飲んでる姿に挑戦しました。
あくまで自分の描きやすい角度、描き方で良いです。
お店の中や風景を描く時にも同じことが言えるとタケウマ先生。
それらの中にもポイントを探すのだそうです。
色んな形の顔も描いてみました。
一部はタケウマ先生に指定していただき、残りの部分を自由に描き加えました。
今まで描いたことのなかった描き方をしてもらい
意外と面白い表情になりましたね!
後半には「色彩」についてお話ししていただきました。
次回は3月4日(土)です。
課題は「動いている人」を描いてきて下さい。
1.全力でこちらへ向かって走ってくる人、又はこちらへ向かってハードルを飛び越えて来る人
2.野球のスイングしている人(真横でも正面でも可)
上記は写真を見ながらでも良いですので挑戦してみて下さいね。
次回も「デフォルメ」を引き続き行います。
また、6cさんで行うグループ展の話し合いで役割分担も、この時に決める予定ですので
よろしくお願いいたします。