ヘクソカズラ

箱根でも，三溪園でも見かけたこの可愛い花

名前がわからなくて，師匠に

「これ，何ていう花ですか？」と聞いたら，

「言いたくないなぁー」

と，意味ありげに渋～い顔．

そこで，「ハッ」もしや・・・

と思いついたのが，「ヘクソカズラ」という名前．

実物を初めて見ました．

でも，なぜこんなきれいな花にこの名前？？



ヘクソカズラ（アカネ科ヘクソカズラ属）

学名：Paederia Scandens (Lour.) Merrill

悪臭のある蔓植物，という意味だそうです．

古名は，クソカズラで，後から「屁」までついてしまったという，その悪臭．

葉や茎，生の実がすごいらしいですね．

花はそんなに臭くなかったです．

別名として，サオトメバナとか，ヤイトバナがありますが，サオトメバナは名前が良すぎる？ということで，あまり定着していないと言うことです．

ヤイト（灸）バナというのは，花の中心部が赤く，灸を据えた後のように見えるからとか，逆さに肌の上にのせると，灸を据えているようにみえるから，という説がありました．

庭に植栽したらかわいいなと思ったのですが，ちょっと切りつめるときなど，きっと暗～い気持ちになりますね

ましてやお客さんには，紹介出来ないですね・・・・

ということで，やまめの「いつか使いたい植物リスト」には，残念ながら入れることが出来ませんでした

夏の三溪園

箱根から帰った次の日，三溪園に行ってきました．

朝は曇りがちで涼しかったのですが，午後は夏の日差し全開でした～

夏の三溪園の景色といえば・・・

ハス池！！

高そうなカメラを持ったおじさん達がたくさんいます．

さぞかしキレイな写真になることでしょう・・・


ハスの花はツボミから散るところまで４日周期なんだそうです．

ツボミの状態で一日目．

美しい花が二日目．

そして，午後になっても開いている状態の花は三日目．

四日目には，花びらが下がり，散るような状態に・・・・

このようなハチスだけになるのはそれ以降のことなんですね．

反対側の池には，ミズカンナが涼しげに咲いています．

やまめは，ミズカンナ，というくらいだから，花も派手なのかと思っていましたが，質素ないい感じですね～

ミズカンナ（クズウコン科ミズカンナ属）

学名：Thalia　dealbata　Fraser

葉がカンナに似ていることからついた名前のようです．

ちなみにカンナはカンナ科カンナ属です．


藤棚の下から見た三重塔．

暗いところから明るいところを見た写真，しかも，水景は，涼しさが伝わってくるような感じがしませんか？