やまめの庭つくり

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多賀大社2

2011-06-20 | 庭園見学
多賀大社の庭園は,桃山時代に作られ,奥書院に面した135坪の池泉観賞式庭園です.

書院横東に広がるこの平庭から左折,



一気に庭園に下り,池の右側にかかった石橋を渡り

滝石組みへ.(といっても実際自分たちは書院の中からガラス越しにしか見せてもらえませんでしたが・・・yellow13)

自然石の厚みのある橋は大きくて豪華な素材で,橋が低く架けられているのは室町頃の名残が残っているということを示しているのだそうです.橋添え石がないこともこの時代の特徴だそうです.

橋を渡って右側にある枯滝石組みは書院からだとよく見えなかったのですが,1メートル高の水落石を設け,一段下がったところに滝添石,さらに下がったところに水分石も用いています.

このような写実的な枯れ滝の手法は,当時流行していたとのことです.





この庭園は,書院の建物に対して非常に低い位置に作られています.

実際書院の縁から庭を見下ろすような感じになり,このくらい建物に対して低く作らている庭園は非常に珍しいのだそうです.

その理由は北側の流水を利用したからだと伝えられています.



池の中央より右には鶴島,左は亀島.

両方とも荒廃していたそうですが,近年修理されたとのことです.



更に正面奥には巨石を中心とした蓬莱石組があり,背後の築山ともよく調和しています.



池の北側には石垣がありますが,これは洪水等の理由で土留めを作ったからであり,元々は池泉に流水が流れ込んでいたと考えられるそうです.



やまめは桃山時代の庭園というものを初めて見たのですが,教科書で習った蓬莱庭園,思想が具現化した空間とそこに蓄積された時間軸を感じることが出来てよかったです.

主宰のJさんが,素朴ながら豪快,それが桃山時代の特徴だと思うんですよ・・・と教えてくれました.

この後見る江戸期の庭との比較でやまめにも何かわかるかなぁ~alienと思ったのでした.