やまめの庭つくり

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言霊

2012-01-30 | ノンジャンル
若い頃は不安だけがいっぱいで,とにかく物事もよくわからず,知らないことだらけなのに焦燥感にかられて,あせることがありました.

でも,本当に・・・本当は・・・
何に対して不安なのか,とうとうよくわからないまま過ごしてしまったなぁと思います.

今も大して物事がよくわかったり,素晴らしいことを考えたり実行出来ていたりしないのですが,人の言葉に対しての感受性のようなものが変わった気がします.

時々,励まされたり,感動したり,反省したり,心にストンと落ちてくる言葉があります.

これは,今の自分にとって必要だから出会ったんだと思ってしまいます.

そんな言葉に出会ったときは,本当によかった,と.

1月27日の朝日新聞の記事「人生の贈り物」日本画家の堀文子さん(93)の言葉も素晴らしいものでしたので,ここに紹介したいと思います.

80歳を過ぎてヒマラヤ奥地に咲くブルーポピーを自分の目で見たかった,と語った後,

「もしもやりたいことがあるのなら,自分の力ですることです.人に相談してはいけません.「また今度」と言うと,二度とチャンスは来ないのです.」

病気の後,旅行に行けなくなると,今度は顕微鏡の世界に夢中になり,若い頃,微生物や植物のスケッチに夢中になったことを思い出して,その刺激が何十年も年輪のように蓄積されていたことに気づき,

「いま見てきたものが,すぐに絵になるとは限りません.雨水に溶けた石灰がたまって,鍾乳石ができる鍾乳洞のように,あるとき私の中にできていた鍾乳石が姿を現し,何かを描かせる原因になっているのです.」

科学や環境問題など,未知の世界への好奇心が未だ健在であることについては,

「昨年はテラコッタの作品に取り組みました.
絵描きのくせにと怒られるかもしれませんが,もう遠慮などはしていられない年になりました.90歳を過ぎて,やっと勇気が出たのです.

今までに感動してカゴに入れてきたものを恥ずかしげもなく引き出し,これからも人前にさらけ出すと思います.

自分が目減りしないように,ちょっとでもマンネリにならないようにと,常に驚いて不安で仕方のない人生を送ろうと心がけてきました.

私には「これでいい」というゴールはありません.一歩でも1㎜でも上昇しながら,生き生きとこの世を去っていきたいのです.」

93歳でこれらの言葉が出てくるエネルギーを持っていらっしゃることが素晴らしいことです.

受動的な不安を感じるのではなく、自分がちょっとでもマンネリにならないように、驚きや刺激の中にあり続けることを求め続ける強い意志.

何歳になっても感動して心のカゴにたくさんのエネルギーを貯め続けられる人になりたいなぁと思いました.

何か心に決めたことがあり,表現したいものがある人,感動する気持ちを忘れず,刺激を求め続け,欲求を行動に移すことを死ぬまで続けていきましょう.

自分に足りないものがたくさんあるなぁ~aliensymbol6

でも,往生際悪く,何か生み出せる日が来ると思い,毎日は無駄じゃないはずだと信じていたいと思います.