やまめの庭つくり

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それぞれのサイクル

2011-10-17 | ガーデニング
昨日は真夏日で,Tシャツ一枚で十分な気温でしたね.


やはり10月は油断なりません.

先日植えてきた球根やパンジーが心配です・・・・

明日から平年並みになるということで,徒長したり腐ったりしないといいな.


さて,今庭ではシュウメイギクがはなざかりです.

もっと短い期間しか咲いていないものだと思ったけれど意外と次から次へと長い間花を楽しむことが出来ます.

5年目のシュウメイギク,鉢から下に根が張ってしまったらしく,株が大きくなり,背が高くなりましたyellow22



秋のバラとして立派に咲いてくれました,フランシス・デュプレ.

5月の時より花が大きいかもkirakira2



玄関横にはアメリカノウゼンカズラが咲き出しました.

この時期から咲き出す貴重な植物です.



この時期から成長を始める植物も.

眠りから覚めて元気よく葉を繁らせ始めたシラー・ペルビアナ.



花がいつ咲いたとか,芽がいつ出始めるとか,記録しておくことが大切だと,そういえば学校で習ったなぁ・・・・

芸術の秋

2011-10-15 | ノンジャンル
今日はRHSJ主催の「東西植物アート~絵画に姿をとどめる植物たちと園芸~」という講習会に参加してきました.

二部構成で,初めの部はオランジェリーコレクションの大根先生によるボタニカルアートのお話,二部では太田記念美術館主幹学芸員の日野原先生による浮世絵の中に描かれている植物についてのお話でした.

ボタニカルアートのお話では,ボタニカルアートは花の肖像画と言われますが,植物画とボタニカルアートの違いと歴史,植物と人々の生活の関わり,版画・印刷などの技術的な解説について今まで知らなかったような内容を順を追ってとてもわかりやすく解説してくださいました.

そして!!

なんと会場には本物のボタニカルアートや,が所狭しと並べられ,石版や銅板までありました.

それらに直接触れてもいいということで,顔を近づけ拡大鏡で石版印刷と銅版印刷の違いをじっくり観察したり,数百年前の直に彩色された本を手に取りページをめくりながら顔料で塗られている絵を間近で見つめたりと,眼福の境地でした.

やまめも植物とじっくり向き合って描きたくなってしまいました.

色々と面白いお話がつまっていたのですが,その中でちょっと笑えるのが,イギリスで刊行された,ロンドン近郊に咲いている植物画の本(カーチス著,1777年)のエピソード.

近所に生えている地味な植物だけを描いたものだったそうで,人々の興味を引かずに1年で廃刊,その後プラントハンターが持ち帰った珍しい植物を描くことで本が売れるようになったそうです.

万国共通,足下に生えている雑草的なものにはなかなか興味を持ってもらえないものなんですね.

地味な花の中にはジギタリスも入っていました.
確かに地味・・・


クリスマスローズのフェチダスなどは17世紀初めに描かれていました.さすが,大航海時代.
最近園芸店でよく見かけるなぁと思っていたのですが,ずっと昔から栽培されていたんだなぁと改めて気づきました.

有名な原画家の裏話などもとても面白く,あっという間の2時間でした.

ついで,日野原先生の浮世絵と園芸に関するお話でしたが,観賞する人々の社会的な階層や技法,役割などがボタニカルアートとは全く違うので,二倍楽しい講演の組み合わせになっていました.

数年前に原宿の太田記念美術館で開催された浮世絵にみる江戸園芸文化をテーマにした展示を見ているのですが,今回はその浮世絵のコレクターの方の協力があったため,直にそれらの絵を見ることも出来ました.

江戸時代の植木屋さんや植木市の様子,家での植物の手入れの様子,流行の鉢やイベントでくられた菊人形,百種の接ぎ木をして咲かせた菊の花,子供が植物名を覚えるために刷られた図鑑おもちゃ絵などなど.

江戸時代のじょうろも今と変わらないものから,こんなんじゃ水やり大変なのでは?と思ってしまうものまで,実物を見てみたくなりました.

こちらも目の保養です.

浮世絵は使う色ごとに版木をいくつも作るため,重ねたときに線がずれないようにする事と,内容が流行や話題性を持ったものなのでスピーディに対応しなければならないことなどボタニカルアートとはかなり条件が違う点がありますが,そこは日本人気質.

きっとこれは外国では浸透しない技術じゃないかなと思います.

また,ボタニカルアートは非常に忠実に細かく植物を描きますが,浮世絵ではかなり少ない線で輪郭を表現し,平面的な絵になっています.

これもけして表現できないわけではなく,日本人の美意識故のことだということです.
これが引き算の発想なのでは??と思いました.

そして江戸の人たちが生活の中で少しでも緑を取り入れ,四季を楽しみ植物を愛でていたことがよくわかり,自分もその流れを汲んでいるのかなと考えると遠い昔の様子だとは思えません.

植物好きの気持ちは時を超え,息づいている気がします.

これも日本人としての原風景のひとつと考えていいのではないしょうか.












ガーデンEXPO

2011-10-14 | 造園
今日は幕張メッセで開催されているガーデンEXPOに行ってきました.

自宅から約2時間,やっぱり千葉は遠い・・・

久しぶりのメッセです.




ガーデンEXPOといいつつも,となりではフラワーやエクステリア,農機具,作業道具類のブースもあり,かなり広い会場の中,端から端まで興味津々で見て回りました.




今日が初日ですが,何となくそんなに混雑していない感じ.

たぶん,週末の最終日に大混雑になるのでしょう.

お花関係は小売店の人が熱心に注文していたりして,興味本位で覗いているとちょっと悪いかな・・・という気持ちになります.

その点,ガーデン・エクステリア関係は自分のカテゴリーという感じがするので,ひとつひとつ丁寧にブースを見学し,担当の人とも結構お話ししてきました.

特に今すぐ使用する予定もなく,注文もしないけれど,いつか使うかも・・・という気持ちで話をしてきました(汗).

作りたての名刺を渡すときもドキドキでした.

ウッドデッキの木材を釘を使わず枠材にアタッチメントでパチッと止められる,という商品の説明では,「この上に乗っかって」と言われ,ウッドデッキを踏みつけて固定することもやらされました.

ガーデニンググッズのブースは普通にお店を見ているように楽しかったです.

資材関連や外構関連の出展は少なかった気がします.

そのせいか,何となく似たようなものを取り扱っている感じがして多様性に欠けてる部分があるような気もしました.

ガーデン・エクステリア関連,何となく元気がないような,商品のバラエティが少ないような・・・yellow13ただの印象ですけれども.



やまめが楽しいなと感じたのはガーデングッズ関連と,農機具・刃物・作業用具ブース.

はさみの研ぎ方とか教わりました.

やまめがフラフラと近づいていくブースは,今商品化されていなくて来春出る予定です,といった商品や,大阪から来たんです~というお店がやけに多いなと感じました.




球根業者のコーナーでは空中にたくさんの球根アレンジメント.

このままおいておいたら芽が出て咲くのでしょうか?



すみのブースにいたライオンと犬.



表情が良くできていると思いませんか.

若い女の子たちが,「(下のライオンと比べて)こっちの方が男らしいね.」



ということはこのライオンはたてがみがあるからオスだけど乙女,ということでしょうか・・・

作業道具展の方には,工具に使われる金物で出来た「金物鷲」が大きな翼を広げてにらみをきかせていました.



尾はのこぎりです.

身体が重そう・・・


結局4時間かけて会場を見て回りました.
帰りは方向がわからなくなってやや迷子気味.何とか無事駅にたどりついたのでしたyellow12



オモト

2011-10-13 | 植物
オモトが家にやってきました.

無造作に捨てられていたものをお友達が拾って殖やして一株をわけてくれたものです.

オモトなんて伝統芸能の世界縁がないと思っていました.

刷毛斑入りの上品な感じ.
オモトの世界では,この葉の模様,形,大きさなどを葉芸といって愛でるのです.

果たして花を咲かせることが出来るでしょうか??





クレマチスのタネ

2011-10-12 | 植物
今年は秋らしい気候が続いて過ごしやすいですね.

やまめはこの三連休,バイト先の研修スタッフとして会員の方たちがミニガーデンを作るお手伝いをしてきました.

朝早くから夜遅くまでずっと慣れない気配りをしているのはなかなか気がはるものですが,新しい出会いや親交を深める機会を持てて,楽しい三日間でした.

今日はのんびり午前中を過ごし,庭の手入れも若干する事が出来ました.

いつのまにか産毛がたくさん生えているような状態から成熟していたクレマチスのタネを発見search



あの産毛状のところにタネが出来るのかと思っていたのですが,根元に直径5㎜のかなり大きなタネがなんですね.

早速鉢に植えてみたのですが,あとからネットで調べたら冷蔵庫で冷やしてから蒔くといいらしいと言うことと,発芽まで,早いものは一ヶ月,遅いものは一年もかかるらしいです.

そのまま植えてしまったので発芽しにくいのかも知れません・・・

出るといいな.クレマチス,‘ギャロル‘’