やまめの庭つくり

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極上の笑顔

2011-10-08 | ノンジャンル
10月6日,目が覚める直前に亡くなった母の夢を初めて見ました.

夢なので細かい設定は唐突です.



近所に住む芦田愛菜ちゃん似の女の子が母のところに遊びに来ました.

おばあちゃんはまだ帰ってきていないよというと,じゃあ待ってるというので,別室で眠っているおばあちゃんをそっと見に行ったんです.

布団一枚で床が見えなくなるような狭くて暗い部屋で眠っているのを起こさないようにそっと戸を開けて二人で覗きました.

この時点で母が出かけている設定なのに別の部屋で眠っているという矛盾が生じていますね.

そして,二人で部屋を覗いたときに唐突に目を開けたのでびっくり.

亡くなる前のカッと見開いた目を思い出してドキッとしたのですが,もう本当に普通に健康な感じの目覚めた顔だったのでホッとしました.

変な話ですが,夢の中では現実に亡くなっていることは一切考えていない設定になっていました.

上半身を起こそうとする母に,
でも,まだ(魂が?)戻ってきていないから布団で寝ていないとだめだよと言って,もう一度布団に寝かせてました.

おとなしく横になった母のおでこに触ったら氷のように冷たかったので,たぶん,悲しい顔をしてしまったんだと思います.

それを見た母が,

だから・・・もうそんなこと考えなくていいんだよ.大丈夫だから.

そういって,本当に温かい笑顔で見つめてくれました.
何だかとても幸せな気持ちになって安心するような笑顔.

こんなに温かい気持ちになるような笑顔って見たことあったっけ?と,夢の中で考えてしまったのを覚えています.

そして,やまめが作った晩ご飯を食べたいといったので,夜外出する予定でしたが,その前に何か作ってから出かけることにしました.

とにかく(魂?が)帰ってくるまで寝ていた方がいいよ,といって布団に横になるように言ったのでした.

母は晩ご飯を楽しみにしながらまた眠ったのでした.


・・・・ここで唐突に目が覚めて,がばっと起きあがり,yadoroku氏に

(夢に母が出てきてご飯食べたいって言ってたからご飯作ってあげなきゃ~)

と報告しに行こうと廊下を歩き出し,少しして,

「あっ!!!」と叫んでしまいました.

この段階でやっと母が亡くなっていたことに気づいたのでした.

そういえば現実よりしわも少なくやや若い印象だったような気がします.

ご飯,もっと一緒に食べればよかったな・・・

そしてあの笑顔.

あんなに優しく温かな表情は生前一度も見なかったかも知れません.

その笑顔を見せに来てくれたのかと思うと,とても,とてもうれしくなりました.





楽しいミニガーデン

2011-10-07 | 造園
今週の月,火と,埼玉に行ってきました.

車で往復150キロ近く,カーナビを頼りに・・・

師匠のデザインしたミニガーデンの主に植栽のお手伝いです.

現場はマンションの一階のお庭で,土の部分が少なく,ほとんどレンガ敷きだったそうです.

まず初日は,このレンガをはがして植栽スペースを作るところから始まりました.

やまめは2日目の植栽から.

フェンス沿いに左から,はがしたレンガで師匠が土留めを作っていきます.

右の既存植物たちもすべて別の場所に移植して,腐葉土,黒土,肥料などを加えてよく天地返しを行います.



ヤマボウシとユーカリの足下も大きくなってしまって無造作になっている植物たちを堀上げ,ばらばらにほぐして土も耕します.



となりのおうちの壁沿いになり,他に比べてやや日照が少なめのここは主に和風の植栽.

フウチソウ,ギボウシ,シュウメイギク,クリスマスローズ,シャガ,イカリソウ,ヒトリシズカ,フジバカマ,キバナカタクリ,ブルンネラ等々・・・



庭に降りてくる階段の近くはかわいらしい花のスペース.

ジギタリス,イトバハルシャギク,チョコレートコスモス,ストック,パンジー,スイートアリッサム,ヒューケラ,ミニスイセン,ミニチューリップ,ムスカリその他もろもろ・・・

フェンスにもクレマチスアーマンディやツルハナナス,スイカズラなどを誘引.

育つのが楽しみです.

3日目.とうとう完成です.



はがしたレンガで作った土留めがフレームをしっかりと引き締め,土を盛れることで植物が立体的に植栽できました.

師匠のデザインで実際に植栽のお手伝いをするのは初めてだった気がします.



植栽面積と草花が増えて,お客様にもとても喜ばれました.

土の部分には大量に色々な球根を仕込んだので,春にはかなり賑やかな状態になる予定です.

ついでに,ということで庭に降りる階段の横,部屋の床下に当たる部分についても改修しました.



猫が入っていかないように,upトレリスでふたをしてあっただけのところを,やはり余っていたレンガを敷き(砂利決めです.滅多にやらないです.),


奥の方にフェンスを建てて猫の家にならないようにします.
こうすると若干庭が広くなったように見えますね.



植栽も終わり,すっきり使いやすく片づきました.



たぶん,来春4月から5月までほとんどローメンテナンスで花が咲きづけてくれる・・・はずですkirakira2



ランドスケープの出来ること

2011-10-02 | 造園
今日はJLFの記念シンポジウムを聴講するために新宿に行ってきました.

テーマは「健康なランドスケープを考える~都市の健康から心の健康まで~」

健康とランドスケープの結びつき・・・何だか想像が出来ないまま会場へ.

4人の講師の面々は

中国でGISなるもので地形を解析し,都市の空間属性が人に与える影響を研究し,疫病やCO2算定モデルの構築に尽力している先生や

まちづくりを通してその地域に住まう人々の思いや社会の問題点,人生のあり方まで深く考えながら地域の活性化方法や新しい魅力を見つけるために何をしたらいいかを考える先生,

自身がランドスケープを生業としながら,農業と巡り会い,健康に幸せに生きていくために必要なことを実体験を通じて語り,日本人の憂うべき健康面での現状に対してひとつの方向性を示してくれた先生,

「香り風景」を提唱し,原風景や景色を構成するベースの香りの存在を意識し,そこに季節的・瞬間的なトップノートにあたる香りの効果を加えることで,より五感に訴える魅力的な空間が創り出されるという紅一点の先生.

テーマは多岐にわたり,そこに住む人,これから住む人々のためにどうしたらいいか,幸せで安心に暮らしていくために何が必要か・・

ランドスケープに関わる人たちが自分たちに何か出来ないかと考えるキッカケになったのではないでしょうか.

ランドスケープってまちづくりなどに関わり,地形の特性にあった空間作りすることだと思っていたのですが,それだけでなく,そこに住んでいる「人間」に着目して心の内面や人生のものに対して「ランドスケープ」に「出来ること」を模索することが新しい可能性を生み出すことにつながります.

ランドスケープ,幅が広い!

造園でもなく,園芸でもなく,ランドスケープという空間を創造する手法で人の心の内側にまで訴えかけられる何かを・・・

心や身体の健康に,何を提案できるのか.

聞く前は何となく腑に落ちない感じでしたが,緑に関わり空間を創る仕事にはまだまだ何か出来る,そんな可能性が秘められているのかも知れないと思いました.



ダリアの華展

2011-10-01 | 植物
今日から10月2日まで開催されているダリアの華展を見てきました.

(サンシャインシティで配布してくれた葉書です.見たことのないようなダリアがいっぱい)

場所はバイト先と同じビル,池袋サンシャインシティだったので,お昼を買うついでに・・・

1階から地下の噴水広場を覗くと,イベントステージの前は10000輪のダリアの花を使ったという花絨毯が見事でした.

ステージでは超大輪のダリアだけを使ったアレンジメントショーのようなものをしていましたが,何となくお客さんがまばらな気がしました.

ダリアの切り花を売っているコーナーがあったので,安かったら買いたいなぁと思って会場まで降りていきました.

山形の川西ダリア園と,福島のダリア園が隣りあって並んでいたのですが,

「1本100円でいいですよ.」

という殺し文句に惹かれて昔訪れたことがある川西ダリア園の花を買いました.

売り場のお兄さん(たぶん生産に関わっている方です)に,庭でのダリアの育て方,一年間の作業について色々教えてもらいました.

とにかくやまめの庭では2年挑戦して一度も見事に咲かず,病気になるわ,ひょろひょろの弱々しい苗で花もまともに咲かないわ,翌年芽も出ず消えてしまったのでした.

お兄さん曰く,

大きな花を咲かせるために大切なのは芽かき.

頂点から2節目までは必ず脇芽を取ってやるのだそうです.

花がら摘みも大切.

一番上の節までは茎に空洞がないはずなので,花が終わったら花首だけ手でむしるか一節目の上で折れば腐れは入らないとのこと.なるほどyellow24kirakira2

そして11月中旬過ぎには根を掘り出してあまり寒くならないところで乾燥気味に保管.
翌年5月くらいにまた植え付ければ大丈夫とのこと.

植える場所はカンカン照りのところよりも午後からやや陽が陰るくらいの方がよいとか.

たくさんのコツを教えてもらえてラッキー

小売りだと1本1000円くらいするものも中にはあるようです.

お得な気分!



バラと同じように花の形に「○○○咲き」という名前が付けられていましたが,何となく細かい見分けがつけられず,どれがどれやら・・・

会場のパネルに新品種らしき一輪挿しがたくさん展示してあるものの,自分が買ったダリアがどれかわからず・・・

特に赤黒のワインレッド,見分けが尽きないものです・・・









ド派手な花ですが,改めて表情豊かだなぁと思います.

ただ,いつも何となく七夕飾りや夏祭りを連想してしまうのはやまめだけでしょうか?