やまめの庭つくり

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新樹種見学

2013-10-16 | 樹木
先週,東京都立川市にある,東京都農林総合研究センターに行ってきました.

JR西立川駅の改札を出て,人の流れが多い昭和記念公園側とは反対側に降りてから徒歩7分,住宅地の路地を抜けていくと広々とした圃場を持つ,東京都農林水産振興財団という看板が見えます.

文字通り,東京都の農業,林業,水産資源の開発やブランド化,安全性評価や病害虫研究など様々なことを行っている場所のようです.



この中に,「新樹種」とされる樹木の圃場があるとのことで,来月のRHSJ主催イベントの下見に行ってきたのでした.

新樹種とは,一般社団法人日本植木協会の中の新樹種部会の中で「夢のある新しい造園樹木の開発,生産,普及を図る」活動の元,認定され世に出てきた樹木のことです.

つまり,これまでの造園緑化樹木と異なる特徴がある魅力的な樹木達ですね.


常緑のヤマボウシ・・・だと思うのですが,これは狂い咲きでしょうか!?


紫色の花のシャクナゲ.これも狂い咲き??二季咲きの品種なのかも知れませんが・・・


タイサンボク‘リトルジェム’.こちらは春から秋まで花をつけ,タイサンボクより全然大きくならないので庭木でも大丈夫,という優れものだそうです.


この3メートルくらいの樹は何だろう・・・と思ったら


シデコブシでした~.
自然樹形がこんな感じなんでしょうか.ここに花がたくさん付いたら豪華でしょうね.


シダレ系の樹木のところではイチョウがいました.


葉も切れ込みがたくさんありますね.


この不思議な樹形は何だろう・・・と近づいたら


カキがなっていました.シセントキワガキという中国原産の柿です.
うかつに実に顔を近づけてのぞき込んでから気づいたのですが,

枝の隅々までトゲ化している,ものすごく凶暴なヤツでした


RHSJのイベントは11月末なので,かなり景色が変わっているかも.それも楽しみです.


なつかしい生き物

2013-10-10 | 植物の病気・虫の話
昨日,草取りしていたらユズの根元に立派なジグモの巣を見つけました.



子供の頃,昆虫大好きだったやまめは,竹垣のすそからそぉっと巣を引き出し,壊さずに全部取れたときはすごくうれしかったことを思い出します.

プラスチックケースに入れて飼ったりしたような気がします.

今は姿さえ思い出すことが出来ませんが・・・





庭の楽しみ

2013-10-08 | ガーデニング
先週に引き続き,東京郊外のお庭のメンテナンスに行ってきました.

先週は小雨~本格的な雨の中,草取りをしましたが,今日は晴天kirakira2

蒸し暑くて熱中症になりそうでしたが,お茶1.5リットル飲んで頑張りました~.

今日は樹木の剪定が行われたので,落ちた枝を拾い,キンカン(たぶん)の凶暴な長いトゲ(激・痛い)を切ったり,下枝をはらって奥までもぐり込めるようになったので,取り損なっていた草を取り,落ち葉を掻き出し・・・

最後は剪定して道に落ちたカイヅカイブキの枝を山盛り抱えてトラックに運んでいたのですが,何度か手袋越しに葉が刺さり,思わず「痛っ!!」と叫びました

5時くらいまで,地道に庭を掃除していたら,すっきり爽やかな気持ちになりました.



やっと,花や実がなっていることに落ち着いて意識を向ける余裕が出来てみると,

ノコンギク

矮性シオン

斑入りフジバカマ

といった秋らしい花が咲いている一方で

スイフヨウも毎日儚げな花を咲かせています.真夏のイメージでしたが,10月,11月まで咲くものらしいですね.

アロニアの実も大豊作.

ホオズキも草取りしていたら発見.土の上に倒れていたので自然に網目状になりました.

庭にいると,色々な発見ができて,飽きることがありません




効果テキメン

2013-10-07 | 植物の病気・虫の話
キンモクセイの香りがあちこちで漂っていますね.

今日はコンテナの空きスペースにそれぞれシュウメイギクとチョコレートコスモス,ジギタリスを植えてみました.

午後はケーキ屋さんの寄せ植えのメンテナンスをしてきました.

寄せ植えのメンテはネキリムシ,コガネムシ対応として「ダイアジノン」をパラパラと播き,根をやられている植物たちの発根を促すためにメネデールと薄い液肥をあげてきました.

来週,効果のほどを確認してきたいと思います.

さて,自分の庭で植物の植え込み,伸びすぎたツルニチニチソウとかヘデラをカットしているうちに,首,肩,腕と大量の蚊にあちこち刺されまくりましたalienase2

アースジェットを買って一応近辺にシューッとやるのですが,いまいちな気がします.

屋外用にはやはり使えないかも.撒いた直後にぶんぶん飛んでいるし・・・yellow7symbol5

ホームセンターには季節もの扱いなのでもう販売されていませんが,今年はだいぶこれに助けられましたdown



これ,本当に蚊がいなくなりました.

シューッとして8時間効くと書いてあります.

実際試したわけではありませんが,かなり長いこと大丈夫だったと思います.

やまめの庭くらいの広さだと,蚊取り線香より使いやすいので,来年も買いたいなぁと思っています.

夏の暑さと蚊の猛攻にめげないために・・・



害虫の話

2013-10-05 | 植物の病気・虫の話
一日前は真夏日のようでしたが,一転して今日は涼しく,長袖の上着を出しました.

2日前からキンモクセイの香りが漂いだし,「あれ?いつもより遅いかな?」なんて考えながら歩いたり.

めっきり秋らしく過ごしやすい気温になって雨が適度に降ったりしていると,色々な生き物が冬を前に活発に動き出しますね.

まず,庭で出会うのは蚊!

かゆいです.血を吸う気満々でやってきます.そしていつもあっという間に喰われます.

次はイモムシ,毛虫たち.

急に樹の根元に大きなフンがたくさん落ちているようになったという話をたくさん聞きます.

背の高い樹木などはてっぺんの方が結構喰われていることがあります.
上を見上げてみましょう.

地中の虫も活発化しています.

コガネムシとかヨトウムシとか.

昨日,chemical controlで害虫の駆除をしますと書きましたが,これは薬剤を使って駆除するというやり方です.

例えばダイアジノンとかオルトランなど.

先日RHSJの会報誌で,イギリスではこのchemical controlに対し,biological controlという対策が注目されているという記事が紹介されていました.

センチュウ(Nematodes)を利用するのですが,これでコガネムシの幼虫(chafergrabs)やカガンボの幼虫(leatherjacket)に効くのだそうです.
化学薬品を使わないので高い安全性が得られるやり方ですね.

センチュウが売られているんだ・・・ということにちょっと驚き,さらにガガンボの幼虫が何故か英語だとレザージャケット,革ジャン???という表現に笑ってしまいました.

幼虫の皮膚が厚いことに由来するらしいです.

ガガンボの幼虫なんて,考えたことも見たこともないのですが,水中や土中に住み,植物(イネなど)の根を食べるので,害虫とされているんですね.成虫は水や花の蜜を食すようですが.

ちなみに幼虫をネットで調べてみましたが,ぞっとしました.
結構コワイ形です・・・