かこぶろ。

日常、映画、テレビ、音楽、アイスホッケー、興味あるものを気分のままに綴ろうと思います。

es [エス]

2004-09-25 16:51:55 | moviE
「監獄ごっこ」なる心理学実験、
近所のレンタル屋では本数も少なくいつもレンタル中。 前々から興味があった。
裁判中のアメリカではいまだ公開不可能な問題作。
23日テレ東での放送を見ました。
恐怖が暴力はたまた戦争を生むって言うマイケル・ムーアを思い出した。


<原題> 「DAS EXPERIMENT」「THE EXPERIMENT(英題)」=実験
エスとはフロイトによると本能的で欲動的な心の部分。 心理学用語で「無意識下の欲求」ってことらしい。
<公開時コピー> 「心理学会を震撼させた“実験” 被験者求む。
・拘束時間:2週間
・報酬:4000マルク
・応募資格:不問
・実施場所:大学内模擬刑務所」

30年ほど前、スタンフォード大学心理学部でひとつの実験が行われた。
それは公募で集まった人間を看守役と囚人役に振り分け、模擬刑務所内においてそれぞれ与えられた役割に従って行動させ、肩書きや役割が人間の行動に与える影響を調べるというもの。
しかし看守役の被験者は次第に支配的、攻撃的に、
囚人役の被験者たちは受動的、服従的になっていき、
ついには囚人役の何人かが重度の情緒不安定に陥り、当初2週間の予定だったこの実験は6日で中止となってしまった。
以後、こうした実験は倫理的に問題が大きいために全面的に禁止されている。
本作はこの有名な心理実験を基に描いた問題作。
モントリオール国際映画祭にて最優秀監督賞を受賞。

<あらすじ> 「被験者求む。模範刑務所で2週間の心理実験。報酬は4000マルク」という新聞広告を目に留めたタレク。
かつては敏腕記者だったが今はタクシーの運転手をしているタレクは、この実験をレポートし記者として復活しようと考え、さっそく申し込むことに。
面接に合格し、タレクを含む20人の被験者が集められ実験はさっそく開始された。
実験用に用意された刑務所内では被験者たちが看守と囚人に分けられた。
始めは皆、お金だけもらい、さっさと終らせようと遊び半分で参加していた実験だったが、1日経つか経たないかの間に、被験者たちの態度に変化が現れ、実験はとんでもない方向へ。。。

モーリッツ・ブライブトロイ Moritz Bleibtreu・・・・・・・・・・・・・囚人番号77/タレク
クリスチャン・ベルケル Christian Berkel・・・・・・・・・・・・・・・囚人番号38/シュタインホフ
オリヴァー・ストコウスキ Oliver Stokowski・・・・・・・・・・・・・・囚人番号82/シュッテ
ヴォータン・ヴィルケ・メーリング Wotan Wilke Mohring・・・・・囚人番号69/ジョー
ユストゥス・フォン・ドーナニー Justus von Dohnanyi・・・・・・看守/ベルス
ティモ・ディールケス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・看守/エッカート
ニッキ・フォン・テンペルホフ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・看守/カンプス
アントニオ・モノー・ジュニア Antoine Monot Jr.・・・・・・・・・・看守/ボッシュ
エドガー・セルジュ Edgar Selge・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・教授
アンドレア・サヴァツキー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・助手
マレン・エッゲルト Maren Eggert・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドラ

★★★★☆ ↓注:ネタバレ

「状況」や「役割」がいかに「人格」を支配していくかを淡々と描いていて、生々しい。
内容が重く、とにかく疲れました。
少々とっぴな設定で非日常的だけれど、立場の上下やその集団内によって私たち人間のとる行動、心理状態の変化は誰もが経験したことのあるものだと思う。
精神状態が変化するきっかけが自然に描かれているし。
だからこそ見ていて怖さを感じます。
関係ない恋愛エピソードも、救いようのない話を和らげる効果は少しはあったような。
最初の目線は囚人の目から、次は看守の目から、次はプロジェクトメンバー、部外者(タレクの恋人)と見せ方も上手い。
記事のためだとはいえタレクの暴走にハラハラし、シュタインホフのキリリとした態度に魅了されました。
タレク役のモーリッツ・ブライブトロイは「ラン・ローラ・ラン」で恋人役の役者でした。

そうそう、ねじ回しが独房の中に落ちていたのは何故???
コメント (7)
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コール

2004-09-25 16:08:36 | moviE
25日公開した、アメリカ犯罪史上初の女性連続殺人犯の実録サスペンス「MONSTER」でアカデミー女優賞を獲ったシャーリーズ・セロン。
役のために13キロも太り特殊メイクで別人のような変身ぶりにも注目したい。
「15ミニッツ」「ミニミニ大作戦」やシャンプースーパーリッチCMのイメージが強い。
そんな彼女と「アイ アム サム」で天才子役の名を欲しいままにしたダゴタ・ファニング、
相変わらず癖のある人間を演じるのが上手いケビン・ベーコン、この三人が共演した映画「コール」


<原題> 「TRAPPED」
<公開時コピー> 「外出禁止。
誘拐。監禁。命は30分ごとの連絡でつながっている。」

原作は「神の狩人」で知られる人気ミステリー作家グレッグ・アイルズの全米ベストセラー小説「24 Hours(24時間)」
アイルズ自身が本作の脚本も担当。
監督は「メッセージ・イン・ア・ボトル」のルイス・マンドーキ。
邦題「コール」は電話をかけるという意味。
原題は罠にはめられてという意味になる。
3人家族を個別に誘拐、監禁し、24時間以内に身代金強奪を遂行する用意周到な犯罪一味と、誘拐された一家の攻防をスリリングに描いたクライム・サスペンス。

<あらすじ> 米オレゴン州ポートランド。
言わば理想の家庭、完璧なまでに恵まれた一家が突然誘拐事件の被害者に。
3つの場所、3人の誘拐犯、3人の人質という分割された誘拐劇。
父・母・娘を別々に拉致。
犯人同士による30分毎の連絡が途絶えれば、娘を殺すルール。
“人は殺さない”などと信条を掲げる誘拐犯だったが、娘が重度の喘息持ちだったことから計画が崩れ始め、夫婦の抵抗は思いもよらない混乱を巻き起こしていく。。。

シャーリーズ・セロン Charlize Theron・・・・・・・・・・・・・・カレン・ジェニングス
コートニー・ラヴ Courtney Love・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シェリル・ヒッキー
スチュアート・タウンゼント Stuart Townsend・・・・・・・・・ウィル・ジェニングス
ケヴィン・ベーコン Kevin Bacon・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジョー・ヒッキー
プルイット・テイラー・ヴィンス Pruitt Taylor Vince・・・・・マーヴィン・プール
ダコタ・ファニング Dakota Fanning・・・・・・・・・・・・・・・・・アビー・ジェニングス
スティーヴ・ランキン Steve Rankin・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハンク・フェリス
ゲイリー・チョーク Gary Chalk・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チャルマーズ捜査官
コリーン・キャンプ Colleen Camp・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジョアン・エヴァンス
ジョン・スコット John Scott・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・SWAT隊長

★★☆☆☆ ↓注:ネタバレ、愚痴ともいうかw

原作でのキーワードは、娘が小児糖尿病でインシュリン打たなきゃ死ぬ、というものだったらしい。
そこは作者自身が脚本書いているからいいのか。
重要性が強調されていなくてもの足りないけれど、売りになっているダコタちゃんの演技は相変わらず上手い。
完璧な誘拐計画というわりには、結局は大マヌケすぎる誘拐犯達。
ウィルに復讐って目的があったのなら、前の4人の家族との関係は何なの?
ジョーの狂気性や哀しみがちゃんと伝わってこないので、真実を知らないままラストを迎えて複雑な気持ちになったし、安部定未遂のくだりは苦笑。
犯人の巧妙な手口だとか犯人との息詰まる駆け引きだとか、そうゆうものを期待して観ると肩透かしをくう。
ジョーの奥さんや、従兄弟のマービンがとても人間味にあふれていて、最後の方にはかわいそうになってしまいました。
被害者側より犯人側に感情移入して観たほうが楽な映画のように思います。
シャーリーズ・セロンの大胆な下着姿が話題になった覚えがあるけれど、まさかあそこにメスを隠すとはね(苦笑)
子供を助けるためとは言え、あまりに自分勝手で乱暴な救出劇には少し冷めてしまった。
ハリウッド的にはOKなんだろうけど。

--- DVD鑑賞 ---
コメント
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まだまだ冬ソナ

2004-09-25 14:17:50 | newS
ぺさん、紅白出演断る
日程上難しいようですね。
日本のマスコミは最近、放送製作費着服問題で打撃を受けたNHKが、ヨンさま効果で視聴率の低下を防ごうと急いでメディアに露出したものと分析 ←やっぱり!(苦笑)
こうなるとNHK側はもう一人の主役ユジンを演じたチェ・ジウ確保に本腰入れて乗り出しそう。
主題歌歌ったRYUや、サンヒョク役で歌手としても大人気なヨンハもターゲットにされていそうだしね。

「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督に大統領表彰
ドラマを通じて韓国文化を広く紹介した功労が認められ、賞を授与することになったようです。
おめでとう監督!!!
「秋の童話」(2000年)、「冬のソナタ」(02年)、「夏の香り」(03年)に続く四季シリーズ、
来年予定の「春のワルツ」には是非ヨンハ出演でお願いします!!!

韓国フード占い
ちなみにヨンハは「テンジャンチゲ」
私は「チャプチェ」でした。

総合運と性格      → ものごとにあいまいなタイプ
因縁する前世・過去世 → 可もなく不可もないけど、恋愛には注意
恋愛運          → あなたのやさしさが迷わせる
結婚運          → 人からうらやましがられる結
健康運&美容法    → お肌の大敵、夜遊びはほどほどに
開運法          → まわりの調和を考えて行動しよう
開運の方角とおすすめの海外旅行先 → すばやさと手の技術を求める旅(インド)

“幸運の秘訣香 フローラル&ムスクの香り、例えば「ブルガリ」” にはビビッた。 まさに持っている!
結婚運で“あなたがまじめにつくしているにもかかわらず、相手に浮気されやすいところがあります。
そんな時はクヨクヨしないで、動かぬ証拠、真相をつきつめましょう。”には笑った。
ところで、チャプチェってどんな料理? ←アホ
コメント (3)
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