「監獄ごっこ」なる心理学実験、
近所のレンタル屋では本数も少なくいつもレンタル中。 前々から興味があった。
裁判中のアメリカではいまだ公開不可能な問題作。
23日テレ東での放送を見ました。
恐怖が暴力はたまた戦争を生むって言うマイケル・ムーアを思い出した。
<原題> 「DAS EXPERIMENT」「THE EXPERIMENT(英題)」=実験
エスとはフロイトによると本能的で欲動的な心の部分。 心理学用語で「無意識下の欲求」ってことらしい。
<公開時コピー> 「心理学会を震撼させた“実験” 被験者求む。
・拘束時間:2週間
・報酬:4000マルク
・応募資格:不問
・実施場所:大学内模擬刑務所」
30年ほど前、スタンフォード大学心理学部でひとつの実験が行われた。
それは公募で集まった人間を看守役と囚人役に振り分け、模擬刑務所内においてそれぞれ与えられた役割に従って行動させ、肩書きや役割が人間の行動に与える影響を調べるというもの。
しかし看守役の被験者は次第に支配的、攻撃的に、
囚人役の被験者たちは受動的、服従的になっていき、
ついには囚人役の何人かが重度の情緒不安定に陥り、当初2週間の予定だったこの実験は6日で中止となってしまった。
以後、こうした実験は倫理的に問題が大きいために全面的に禁止されている。
本作はこの有名な心理実験を基に描いた問題作。
モントリオール国際映画祭にて最優秀監督賞を受賞。
<あらすじ> 「被験者求む。模範刑務所で2週間の心理実験。報酬は4000マルク」という新聞広告を目に留めたタレク。
かつては敏腕記者だったが今はタクシーの運転手をしているタレクは、この実験をレポートし記者として復活しようと考え、さっそく申し込むことに。
面接に合格し、タレクを含む20人の被験者が集められ実験はさっそく開始された。
実験用に用意された刑務所内では被験者たちが看守と囚人に分けられた。
始めは皆、お金だけもらい、さっさと終らせようと遊び半分で参加していた実験だったが、1日経つか経たないかの間に、被験者たちの態度に変化が現れ、実験はとんでもない方向へ。。。
モーリッツ・ブライブトロイ Moritz Bleibtreu・・・・・・・・・・・・・囚人番号77/タレク
クリスチャン・ベルケル Christian Berkel・・・・・・・・・・・・・・・囚人番号38/シュタインホフ
オリヴァー・ストコウスキ Oliver Stokowski・・・・・・・・・・・・・・囚人番号82/シュッテ
ヴォータン・ヴィルケ・メーリング Wotan Wilke Mohring・・・・・囚人番号69/ジョー
ユストゥス・フォン・ドーナニー Justus von Dohnanyi・・・・・・看守/ベルス
ティモ・ディールケス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・看守/エッカート
ニッキ・フォン・テンペルホフ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・看守/カンプス
アントニオ・モノー・ジュニア Antoine Monot Jr.・・・・・・・・・・看守/ボッシュ
エドガー・セルジュ Edgar Selge・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・教授
アンドレア・サヴァツキー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・助手
マレン・エッゲルト Maren Eggert・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドラ
★★★★☆ ↓注:ネタバレ
「状況」や「役割」がいかに「人格」を支配していくかを淡々と描いていて、生々しい。
内容が重く、とにかく疲れました。
少々とっぴな設定で非日常的だけれど、立場の上下やその集団内によって私たち人間のとる行動、心理状態の変化は誰もが経験したことのあるものだと思う。
精神状態が変化するきっかけが自然に描かれているし。
だからこそ見ていて怖さを感じます。
関係ない恋愛エピソードも、救いようのない話を和らげる効果は少しはあったような。
最初の目線は囚人の目から、次は看守の目から、次はプロジェクトメンバー、部外者(タレクの恋人)と見せ方も上手い。
記事のためだとはいえタレクの暴走にハラハラし、シュタインホフのキリリとした態度に魅了されました。
タレク役のモーリッツ・ブライブトロイは「ラン・ローラ・ラン」で恋人役の役者でした。
そうそう、ねじ回しが独房の中に落ちていたのは何故???
近所のレンタル屋では本数も少なくいつもレンタル中。 前々から興味があった。
裁判中のアメリカではいまだ公開不可能な問題作。
23日テレ東での放送を見ました。
恐怖が暴力はたまた戦争を生むって言うマイケル・ムーアを思い出した。
<原題> 「DAS EXPERIMENT」「THE EXPERIMENT(英題)」=実験
エスとはフロイトによると本能的で欲動的な心の部分。 心理学用語で「無意識下の欲求」ってことらしい。
<公開時コピー> 「心理学会を震撼させた“実験” 被験者求む。
・拘束時間:2週間
・報酬:4000マルク
・応募資格:不問
・実施場所:大学内模擬刑務所」
30年ほど前、スタンフォード大学心理学部でひとつの実験が行われた。
それは公募で集まった人間を看守役と囚人役に振り分け、模擬刑務所内においてそれぞれ与えられた役割に従って行動させ、肩書きや役割が人間の行動に与える影響を調べるというもの。
しかし看守役の被験者は次第に支配的、攻撃的に、
囚人役の被験者たちは受動的、服従的になっていき、
ついには囚人役の何人かが重度の情緒不安定に陥り、当初2週間の予定だったこの実験は6日で中止となってしまった。
以後、こうした実験は倫理的に問題が大きいために全面的に禁止されている。
本作はこの有名な心理実験を基に描いた問題作。
モントリオール国際映画祭にて最優秀監督賞を受賞。
<あらすじ> 「被験者求む。模範刑務所で2週間の心理実験。報酬は4000マルク」という新聞広告を目に留めたタレク。
かつては敏腕記者だったが今はタクシーの運転手をしているタレクは、この実験をレポートし記者として復活しようと考え、さっそく申し込むことに。
面接に合格し、タレクを含む20人の被験者が集められ実験はさっそく開始された。
実験用に用意された刑務所内では被験者たちが看守と囚人に分けられた。
始めは皆、お金だけもらい、さっさと終らせようと遊び半分で参加していた実験だったが、1日経つか経たないかの間に、被験者たちの態度に変化が現れ、実験はとんでもない方向へ。。。
モーリッツ・ブライブトロイ Moritz Bleibtreu・・・・・・・・・・・・・囚人番号77/タレク
クリスチャン・ベルケル Christian Berkel・・・・・・・・・・・・・・・囚人番号38/シュタインホフ
オリヴァー・ストコウスキ Oliver Stokowski・・・・・・・・・・・・・・囚人番号82/シュッテ
ヴォータン・ヴィルケ・メーリング Wotan Wilke Mohring・・・・・囚人番号69/ジョー
ユストゥス・フォン・ドーナニー Justus von Dohnanyi・・・・・・看守/ベルス
ティモ・ディールケス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・看守/エッカート
ニッキ・フォン・テンペルホフ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・看守/カンプス
アントニオ・モノー・ジュニア Antoine Monot Jr.・・・・・・・・・・看守/ボッシュ
エドガー・セルジュ Edgar Selge・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・教授
アンドレア・サヴァツキー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・助手
マレン・エッゲルト Maren Eggert・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドラ
★★★★☆ ↓注:ネタバレ
「状況」や「役割」がいかに「人格」を支配していくかを淡々と描いていて、生々しい。
内容が重く、とにかく疲れました。
少々とっぴな設定で非日常的だけれど、立場の上下やその集団内によって私たち人間のとる行動、心理状態の変化は誰もが経験したことのあるものだと思う。
精神状態が変化するきっかけが自然に描かれているし。
だからこそ見ていて怖さを感じます。
関係ない恋愛エピソードも、救いようのない話を和らげる効果は少しはあったような。
最初の目線は囚人の目から、次は看守の目から、次はプロジェクトメンバー、部外者(タレクの恋人)と見せ方も上手い。
記事のためだとはいえタレクの暴走にハラハラし、シュタインホフのキリリとした態度に魅了されました。
タレク役のモーリッツ・ブライブトロイは「ラン・ローラ・ラン」で恋人役の役者でした。
そうそう、ねじ回しが独房の中に落ちていたのは何故???