「半落ち」とは、警察用語で容疑者が容疑を一部自供するも完全に自供してはいない状態のことだという。
<公開時コピー> 「男はなぜ、最愛の妻を殺したのか――
男はなぜ、あと1年だけ、生きる決心をしたのか――?」
「このミステリーがすごい!2003年度版」等で1位となった横山秀夫氏のミステリー小説の映画化。
テーマは重い。
愛する人が壊れていく姿を目の前にして、どういう行動を取るべきか。
介護の経験がある人もない人も、身につまされる問題ではありますな。
「陽はまた昇る(2002)」「チルソクの夏(2003)」でもそうだけれど、佐々部清監督が脚本も兼ねている(共同脚本:田部俊行)。
<あらすじ> 元捜査一課警部、梶が三日前に妻を殺害したと警察に自首してくる。
だが、犯行後二日間の行動については沈黙を守る「半落ち」の状態。
しかも梶は半年前に若くしてアルツハイマー症になった妻の看病のため辞職し、警察学校で教師をする人望の厚い人物だった。
その犯行を訝しむ刑事、検事、弁護士、新聞記者らは調査を進めていく。。。
寺尾聰・・・・・・・・・梶聡一郎
柴田恭兵・・・・・・・志木和正
原田美枝子・・・・・梶啓子
吉岡秀隆・・・・・・・藤林圭吾
鶴田真由・・・・・・・中尾洋子
伊原剛志・・・・・・・佐瀬銛男
國村隼・・・・・・・・・植村学
高島礼子・・・・・・・植村亜紀子
奈良岡朋子・・・・・高木医師
樹木希林・・・・・・・島村康子
嶋田久作 斉藤洋介 中村育二 豊原功補 西田敏行 本田博太郎 田山涼成 奥貫薫 永井杏 高橋一生 田辺誠一 石橋蓮司 井川比佐志
(↓ 注:以下ネタバレあり)
昨年一月に公開されて、大ヒット、号泣したという大反響もあり、興味のあった映画の一本でした。
ドナー登録も映画をきっかけに増えたってニュースもあったし。
ということもあって、緊張感のある謎解きの山場を期待したので、肩くらしをくってしまった。 グハ
人物描写や状況説明が浅いのでドタバタに見えたり、感動させよう泣かせようというのが見てくれだけに終わったりと残念でした。
また森山直太郎の歌はうるさく、ラストにきてゲンナリしてしまいました(汁)
紅葉は素晴らしい余韻を残してくれだけに。。。
それでも
「あなたには守りたい人はいませんか」
「あなたは誰のために生きていますか」
「魂が無くても命といえますか」
というメッセージは重く、ハッとさせられました。
人それぞれの答えがあって、何が正解なのかも誰も裁くことは出来ないものなのだろうと思う。
そのことについて考える、ということが大切なのかもしれない。
小さな役にも知名度ある役者を出していることで豪華なキャストでとても映画らしい。
またそれぞれが渋く静かに演じていたように思う。
善人ぶりが板についている寺尾聡だからこそ、梶という人間が演じられたと感じたし、樹木希林の、原田美枝子(後半にやっと出てくるのに)の、演技は特に素晴らしかった。
鶴田真由の「もし私が。。。」の台詞を言わす為だけの、田辺誠一の役がもったいなかったし、吉岡秀隆を見ると「コトー先生!」って呼びたくなってしまった(苦笑)
個人的には良い面もあり残念な面もあり、賛否両論な映画でした。
原作はどうなのでしょうか。。。
DVD特典は、出演者のインタビュー、舞台挨拶、ロケ地紹介など興味深かったです。
<公開時コピー> 「男はなぜ、最愛の妻を殺したのか――
男はなぜ、あと1年だけ、生きる決心をしたのか――?」
「このミステリーがすごい!2003年度版」等で1位となった横山秀夫氏のミステリー小説の映画化。
テーマは重い。
愛する人が壊れていく姿を目の前にして、どういう行動を取るべきか。
介護の経験がある人もない人も、身につまされる問題ではありますな。
「陽はまた昇る(2002)」「チルソクの夏(2003)」でもそうだけれど、佐々部清監督が脚本も兼ねている(共同脚本:田部俊行)。
<あらすじ> 元捜査一課警部、梶が三日前に妻を殺害したと警察に自首してくる。
だが、犯行後二日間の行動については沈黙を守る「半落ち」の状態。
しかも梶は半年前に若くしてアルツハイマー症になった妻の看病のため辞職し、警察学校で教師をする人望の厚い人物だった。
その犯行を訝しむ刑事、検事、弁護士、新聞記者らは調査を進めていく。。。
寺尾聰・・・・・・・・・梶聡一郎
柴田恭兵・・・・・・・志木和正
原田美枝子・・・・・梶啓子
吉岡秀隆・・・・・・・藤林圭吾
鶴田真由・・・・・・・中尾洋子
伊原剛志・・・・・・・佐瀬銛男
國村隼・・・・・・・・・植村学
高島礼子・・・・・・・植村亜紀子
奈良岡朋子・・・・・高木医師
樹木希林・・・・・・・島村康子
嶋田久作 斉藤洋介 中村育二 豊原功補 西田敏行 本田博太郎 田山涼成 奥貫薫 永井杏 高橋一生 田辺誠一 石橋蓮司 井川比佐志
(↓ 注:以下ネタバレあり)
昨年一月に公開されて、大ヒット、号泣したという大反響もあり、興味のあった映画の一本でした。
ドナー登録も映画をきっかけに増えたってニュースもあったし。
ということもあって、緊張感のある謎解きの山場を期待したので、肩くらしをくってしまった。 グハ
人物描写や状況説明が浅いのでドタバタに見えたり、感動させよう泣かせようというのが見てくれだけに終わったりと残念でした。
また森山直太郎の歌はうるさく、ラストにきてゲンナリしてしまいました(汁)
紅葉は素晴らしい余韻を残してくれだけに。。。
それでも
「あなたには守りたい人はいませんか」
「あなたは誰のために生きていますか」
「魂が無くても命といえますか」
というメッセージは重く、ハッとさせられました。
人それぞれの答えがあって、何が正解なのかも誰も裁くことは出来ないものなのだろうと思う。
そのことについて考える、ということが大切なのかもしれない。
小さな役にも知名度ある役者を出していることで豪華なキャストでとても映画らしい。
またそれぞれが渋く静かに演じていたように思う。
善人ぶりが板についている寺尾聡だからこそ、梶という人間が演じられたと感じたし、樹木希林の、原田美枝子(後半にやっと出てくるのに)の、演技は特に素晴らしかった。
鶴田真由の「もし私が。。。」の台詞を言わす為だけの、田辺誠一の役がもったいなかったし、吉岡秀隆を見ると「コトー先生!」って呼びたくなってしまった(苦笑)
個人的には良い面もあり残念な面もあり、賛否両論な映画でした。
原作はどうなのでしょうか。。。
DVD特典は、出演者のインタビュー、舞台挨拶、ロケ地紹介など興味深かったです。