かこぶろ。

日常、映画、テレビ、音楽、アイスホッケー、興味あるものを気分のままに綴ろうと思います。

オペラ座の怪人 

2005-02-03 16:29:08 | moviE
音響の良い劇場で是非お楽しみ下さい。
地元の映画館は四つのスクリーンがあるけれど、一番小さなスクリーンだったせいか音響悪し。
せっかくの歌声が半減(汁)

<原題> 「THE PHANTOM OF THE OPERA」
<公開時コピー> 「あなたの声で私の花が開きはじめる。」
「キャッツ」「エビータ」などの大ヒットミュージカルを生みだした作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーの舞台「オペラ座の怪人」を彼の製作・脚本・音楽で映画化。
監督は「依頼人」「フォーン・ブース」のジョエル・シューマカー。
アカデミー賞では、撮影賞、歌曲賞、美術賞でノミネート。
<あらすじ> 19世紀のパリ、オペラ座。
その地下に住む謎の怪人ファントムは、新人歌手クリスティーヌに惹かれ、姿を隠して歌を指導し彼女に主演させるためベテラン女優を負傷させるが、クリスティーヌは青年貴族ラウルと恋に落ちる。。。

ジェラード・バトラー Gerard Butler・・・・・・・・・・・・ファントム
エミー・ロッサム Emmy Rossum・・・・・・・・・・・・・・クリスティーヌ
パトリック・ウィルソン Patrick Wilson・・・・・・・・・・・ラウル
ミランダ・リチャードソン Miranda Richardson・・・・・マダム・ジリー
ミニー・ドライバー Minnie Driver・・・・・・・・・・・・・カルロッタ
シアラン・ハインズ Ciaran Hinds・・・・・・・・・・・・・・フィルマン
サイモン・キャロウ Simon Callow・・・・・・・・・・・・・アンドレ
ジェニファー・エリソン Jennifer Ellison・・・・・・・・・・メグ・ジリー

□HP http://www.opera-movie.jp/
(↓ 注:以下ネタバレあり

ミニー・ドライバーの歌声については吹き替えの存在がエンドクレジットで出ていたから、それ以外の役者は自分で歌っていると思っていてイイんだよね?
クリスティーヌ役:エミリー・ロッサム。
子供時代からNYメトロポリタン・オペラで舞台に立ったという経歴を今回初めて知りました。
「ミスティック・リバー」でも「デイ・アフター・トゥもロー」でも、口の大きなおねえちゃんだなぁってしか印象なかったから(苦笑)
そんな彼女は18歳(撮影時17歳)、ほんと若くて見た目通りピチピチしています。
カルロッタの後にクリスティーヌが歌った時、その歌声の甘さにウットリしてしまいました。
そしてブロードウェイの舞台の実力派でもあるパトリック・ウィルソン演じるラウルのテノールとの絡みが美しくて。
屋上でのシーンはとっても素敵でした。
そしてそしてジェラルド・バトラー演じるファントム。
子供時代が描かれたのは良かったけれど(「エレファントマン」を思い出しました)、若いし、それほど醜くもなくて、美声とは言い難い怪人は、魔力と哀れさ不足?
三人それぞれの気持ちが(特にクリスティーヌ)薄っぺらく感じたので、舞台と音楽にのまれてしまったような感じがしました。
登場人物で個人的に好きなのはクリスティーヌの親友メグでした♪

冒頭、オークションでシャンデリアから布が取り払われた瞬間にあの「overtur」が流れ、廃墟な雰囲気から当時のオペラ座に戻っていくシーンに一番感動!!!
「Think of me」「All I ask of you」など歌だけでも魅力たっぷり。
そして私はオペラ座が舞台ということであればイタリアか、ロンドン・ミュージカルということであればイギリスと勘違い(苦笑)
舞台はパリだったのね。
初演が1986年だった当事私は高校生。
劇団四季でも舞台化していたけれど観に行けなかったので小説を読んだ。
内容はすっかりおぼろげだったので観ながら思い出していきました。
サントラも素晴らしくて、今ではもう有名なサラ・ブライトマンの声がまたとっても魅力的でね~(遠い目)。
サラ・ブライトマンはウェバーの音楽に翼を持たせることが出来たという、まさに映画そのもの。
結婚→離婚の経過もあり15年もかかってしまった。
舞台と同じだ!って感動するファンも少なくないかもしれませんね。
仮面舞踏会「マスカレード」の扇子は、日本扇子に見えて仕方なかった(笑)
後半の見せ場の一つ、シャンデリアはスワロフスキー・クリスタル社のもの。
これがまた煌びやかで。
落下する数秒のシーンとはいえ印象に残ります(撮影後、修理して社が持ち帰ったとかw)。

「ムーラン・ルージュ」「シカゴ」には負けるわ、って思うけれどミュージカル映画としては楽しめた作品でした。
コメント (2)
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