かこぶろ。

日常、映画、テレビ、音楽、アイスホッケー、興味あるものを気分のままに綴ろうと思います。

ライラの冒険:黄金の羅針盤(2007)

2008-03-10 16:22:37 | moviE

フィリップ・プルマンの“ライラの冒険”を、
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのニューライン・シネマが壮大なスケールで映画化。
「黄金の羅針盤」は、全三作から成る物語の最初の部分をなしている。
この第一作の舞台は、われわれの世界と似た世界であるが、多くの点で異なる。
第二作の舞台は、われわれが知っている世界である。
第三作は、各世界間を移動する。
という説明が冒頭にあり。
なもんで、キャラクター紹介とちょっとしたエピソードが描かれ、
あれ、そこで終わってしまうのー、と物語が動き出すのはこれからという感じでした。
エンディングロールで、ケイト・ブッシュの歌が流れ久々に彼女の歌声を聴きました。
全体的に音楽はハリポタっぽい。
魔女たちの飛行シーンもそんな感じでした。
映像は凝っているので見応えがありました。映画館向き。
ニコール・キッドマンの天使にも魔女にも見えたオーラが凄かったです。

・「ダイモン チェック
  私のダイモンは「Tarquin」でした。
  気まぐれ、孤独、受動的、外交的、柔らかい口調



・OST 「ライラの冒険 黄金の羅針盤」
ライラの冒険 黄金の羅針盤
・ゲーム ライラの冒険 黄金の羅針盤
・フィギアなど 「ライラの冒険 黄金の羅針盤

<原題> 「THE GOLDEN COMPASS」
<公開時コピー> 「その針は教えてくれる。」
<あらすじ> われわれの世界と似ているけど多くの点で異なるパラレルワールドの英国オックスフォード。
その世界では人々は、それぞれの心が動物の姿で具現化した“ダイモン”と呼ばれる守護精霊と片時も離れず行動を共にしている。
幼い頃に両親を亡くし、オックスフォード大学のジョーダン学寮に暮らす12歳の少女ライラも“パンタライモン”というダイモンと常に一心同体。
粗野で好奇心旺盛なライラは周囲の大人を困らせるほど元気いっぱいなお転婆娘。
そんな彼女の叔父、アスリエル卿は“ダスト”と呼ばれる謎の粒子の秘密を解明すべく北の地へと探検に向かう。
一方、ロンドン上流社会の実力者コールター夫人はライラへの接近を図る。
相前後して、ライラの周囲で子どもたちが行方不明になる事件が相次ぐ。
そしてついに親友ロジャーまでも姿を消してしまう。
子どもたちが北の地に連れ去られていることを突き止めたライラは、
学長から手渡された黄金に輝く“真理計”を手に、北の地を目指し危険な旅に出るのだが。。。

ニコール・キッドマン ・・・・コールター夫人
ダニエル・クレイグ ・・・・・アスリエル卿(探検家、学者)
ダコタ・ブルー・リチャーズ ・・ライラ・ベラクア
ベン・ウォーカー ・・・・・・・ロジャー(ライラの親友)
エヴァ・グリーン ・・・・・・・セラフィナ・ペカーラ(魔女族の女王)
サム・エリオット ・・・・・・・・リー・スコーズビー(飛行家)
サイモン・マクバーニー ・・フラ・パベル(教権の関係者)
ジム・カーター ・・・・・・・・ジョン・ファー(ジプシャンの王)
トム・コートネイ ・・・・・・・・ファーダー・コーラム
クリストファー・リー ・・・・議員
ジャック・シェパード ・・・教権マスター
マグダ・ズバンスキー ・・ロンズデール
クレア・ヒギンズ
チャーリー・ロウ ・・・・・・・ジョー
・HP http://lyra.gyao.jp/
(↓ 以下ネタばれあり)

パラレルワールドの説明が冒頭にあり、
ダイモンについて、ダストの存在、教権など、言葉のみの説明ではわかりにくいところもありました。
・「用語集
ダイモンは子供時代には姿を変化させ、大人になると決まるものなのですね。
ダイモンが傷つくとその本人も傷つく。
ダイモンとの“切り離し”実験は何故行われるのか。切り離されたジョーはどうなってしまうのか。
コールター夫人とアスリエル卿の娘だったライラ、その関係はどうなってしまうのか。
ロジャーとジョー。
チャーリー・ロウくんが美少年~~~
そして少女ライラは、原作では困難にぶつかりながら進んでいくのでしょうが、映画では上映時間の関係かとんとん拍子に解決、
ハリーやフロドのように弱弱しい一面を出すこともなく強気で攻めるタイプなので今後の成長に期待。
圧巻される壮大な景色や、ダイモンや鎧グマなど動物も見所ですが、やはり人物やストーリー重視ですっ。

2008年3月9日(日)シネプレックス幸手
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エリザベス:ゴールデン・エイジ(2007)

2008-03-10 15:02:20 | moviE
先月鑑賞したもののレポをようやく書きました。
個人的には、友人の誘いがなかったらTV放送まで観る機会のないジャンルの映画でした。
シェカール・カプール監督とケイト・ブランシェットが再びコンビを組んだ歴史ドラマの続編。
少女から王位についたエリザベスの戸惑いと権謀術数が渦巻く宮廷が描かれていた「エリザベス」は未見でしたが、何とかなりました。
宗教紛争もあり生々しい酷いシーンもありましたが、
スペイン無敵艦隊とのシーンは捨て船戦略で打ち勝つというより、
天候もエリザベスに味方についたかたのような神々しい演出になっていて印象に残りました。
エリザベスが王位に就いたときイングランドの半分ほどはカトリックだったようですが、
 「罪を犯したものは罰するが、そうでない者は保護する。信念では罰しない」
など、すべての才能を持ち合わせたような人物だったことでしょう。
そうなることでその代償もまたあったわけですが。
宮殿、教会、船、衣装、メイク、豪華絢爛さで美術+世界史の授業を受けているかのようでした。


・OST 「エリザベス ゴールデン・エイジ
エリザベス ゴールデン・エイジ

<原題> 「ELIZABETH: THE GOLDEN AGE」
<公開時コピー> 「敵は、外にも中にも── そして私の心にも。」
<あらすじ> 1585年、プロテスタントの女王としてイングランドを治めるエリザベス1世。
彼女は揺るぎない信念で王の威厳を保っていたが、依然国内外でカトリックを信奉するものたちの謀略が渦巻いていた。
亡き姉の元夫であるスペイン国王フェリペ2世は、
欧州全土をカトリックにする誓いを立てイングランドをも手中に収めようと息巻いていたし、
スコットランドの女王メアリー・スチュアートは、
従姉のエリザベスが不義の子であることから正統な王位継承権が自分にあると主張し、
フェリペ2世もメアリーを女王にしようとして暗躍しているのは周知の事実だった。
そんなある日、エリザベスの前に、新世界から帰還したばかりの航海士ウォルター・ローリーが現われる。
やがて2人は交流を重ねるうち互いに惹かれ合い、“ヴァージン・クイーン”を貫き通していたエリザベスの心は揺らぎ始めるが。。。

ケイト・ブランシェット ・・エリザベス女王1世
ジェフリー・ラッシュ・・・ フランシス・ウォルシンガム
クライヴ・オーウェン ・・ウォルター・ローリー
リス・エヴァンス・・・・・ ロバート・レストン
ジョルディ・モリャ ・・・・スペイン国王フェリペ2世
アビー・コーニッシュ ・・ベス・スロックモートン
サマンサ・モートン ・・・スコットランド女王メアリー
トム・ホランダー
エディ・レッドメイン
アダム・ゴドリー
・HP 「http://www.elizabeth-goldenage.jp/
(↓ 以下ネタばれあり)


お見合いシーンにはクスリとさせられました。
もう一人の“べス”アビー・コーニッシュさんは、ほんと美しい~~~

ケイト・ブランシェットありきのこのエリザベス、
“ヴァージン・クィーン”の誓いに縛られた、ある意味悲しい女性でもありました。
侍女べスに自分を重ね、ローリーに近づかせ恋心を味わうことしか出来ないエリザベス、
その通りにべスがローリーと結ばれ妊娠し結婚したと知った時の、嫉妬や怒りや嘆きや孤独さなどは人間っぽさが出ているシーンでしたが、
個人的には感情移入しにくくて面白味がありませんでした。恋愛面はどうでもよかったの。
どちらかというと渦巻く謀略からいかに立ち向かい打破していったのか、
スペイン無敵艦隊との戦いっぷりもババンと見せつけて欲しかったので物足りませんでした。
クライヴ・オーウェンも何故かニコラス・ケイジに見えて仕方なかったし。ナハハ
臣下たちが非難していく中、甲冑に身を包み馬に乗り戦場で国民たちを鼓舞してみせるシーンはカッコ良かったけれど、
馬が落ち着かず始終右往左往するのが見づらかったので残念。


2008年2月27日(水)TOHOシネマズ錦糸町
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする