かこぶろ。

日常、映画、テレビ、音楽、アイスホッケー、興味あるものを気分のままに綴ろうと思います。

中秋節ライブ2010

2010-09-26 17:01:05 | livE
23日、経堂駅から徒歩ですぐの距離にあるChina Tea 茶泉で行われました。
ウェルカムティー(双桂秋香茶=黄金桂秋茶)をはじめ、
ティータイムには中国茶(岩茶 奇蘭=福建省武夷山産)と
甜点心(蓮の実あんとチーズあんの月餅)が出されました。
月餅はいまや一年中食べられますが、旬は今とのことでまさにピッタリ。
オーナーのメニューの説明なども和やかな雰囲気で心地よいです。

ライブの方は二胡奏者の小谷純さんによる二部形式で行われました。
プログラムは下記の通り。
[第一部]
 1. 月夜
 2. ムーン・リバー
 3. おっさんウォーキン
 4. 五木の子守唄
 5. 賽馬(競馬)
[第二部]
 6. 十五夜お月さん
 7. 駱駝
 8. 雨の部屋
 9. 二泉映月
アンコール ←何でしたっけ

さすが月づくしです。
馬メドレーのところ一曲多く入れたためか、「賽馬」のみとなっていました。
いつものカラオケなしで独奏する様は、テンポも速くて躍動感があって良かったです。
バイオリンでいうピチカートする部分も好きで。
「駱駝」は情景がとても浮かびやすいロマンチックな曲です。
砂漠、シルクロード、個人的には夜の砂漠を歩いていく駱駝の列を引きで見ているイメージです。
(中間部、昼間っぽく感じるパートがありますが)
オリジナルの「雨の部屋」は、「暁」を思い起こすようなコード進行だったのですが気のせいかな。。

春節ライブの時に、ソロCDのレコーディングをしているとの話をしていて
中秋節の時にはお店で紹介できればいいですね、みたいに言っていたとのオーナーの話に、
二胡の音入れは終わっているけれど、編集がまだ出来ていないとのことでした。
より良い作品になるよう、楽しみに待っています♪

途中で中川えりかさんも(たぶん)二胡持参でいらしていましたが、
あの後別口があったのでしょうか。
アカラとしての別の魅力もあるので、そちらの活動も期待しています~。

いつも心地よい時間をありがとうございます☆


■「アカラ
都内のをコピペ。
日本橋三越本店[こたにじゅん]
 10月21日(木)~23日(土)
 21日:13:00~13:30
 22日:13:00~13:30
 23日:13:00~13:30/16:00~16:30

良い二胡の日[アカラ]
 11月25日(木) 中目黒 楽屋


2010年9月23日(祝) 「China Tea 茶泉
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悪人(2010)

2010-09-26 16:22:44 | moviE
ハリウッドからリメークのオファーが来ているとのことですが、
正直ハリウッド向けには思えない。。でも役者が揃ったら見応えあるかも?



芥川賞作家・吉田修一の同名ベストセラーを映画化したヒューマン・ミステリー・ドラマ。
妻夫木聡さんがわりと好青年の役が多い中の殺人犯役で、
 (怒りと悲しみ、諦めた感などの表情だけで(特に目つき)みせる演技が素晴らしかったし、
 GTRの走行音というの?あれが叫び声にも聞こえるほどの効果音でした。)
深津絵里さんとの濃厚だといわれるラブシーンが話題になり、
 (そこは思ったほどではなかった。エロさも感じなかったし。)
彼女が映画公開前に賞を獲ったというニュースで一躍脚光を浴び、
 (出演者それぞれのキャラがはっきりしていた分さらに浮かび上がったのかもしれません。
 個人的にはモロ師岡さんが演じていたバス運転手が良かった!)
いまや終盤の灯台(離れ小屋は撮影のために建てたそうで)をはじめ映画のロケ地が大人気。
 (エンドロールに館林市も出たけれどどのシーンで使われたのかしらん。)
もちろん九州が舞台ですが、福岡、佐賀、長崎という地理関係をあらためて実感できました。フフフ
久石譲さんの音楽がまた映像に心を添えているように感じます。
土砂降りのシーンも多く、冬の海や景色はどこも暗く
足湯のシーンの指先の赤さは本物では?ってくらいの凍てつく寒さが伝わってきました。

レディースデーの15時半過ぎの回を観ましたが、客層に中高年が多かったです。
20代前半もちらほらいましたが、どうも新聞の連載の影響もあるのかもと後で友人に聞きました。
「BECK」「海猿」にまず若い客は流れたのでしょうか。
みゆき座もTOHOになってからは初めてで。
狭さはそのままなのに座席がゆったりするだけで居心地が良いです。

李相日監督、「フラガール」も好きでした。
トップランナーの再放送を偶然知り録画して見られたのもラッキーでした。
ナイスタイミング、NHK。


吉田修一 「悪人」((上))((下))(シナリオ版)
キネマ旬報 9/1号


悪人 OST
 主題歌 福原美穂 「Your Story」
妻夫木聡が悪人だったあの2ヶ月


[公開時コピー] 「なぜ、殺したのか。 なぜ、愛したのか。
 ひとつの殺人事件。引き裂かれた家族。誰が本当の“悪人”なのか?」

[あらすじ] 長崎のさびれた漁村に生まれ、自分勝手な母に代わり、引き取られた祖父母に育てられた青年、清水祐一。
現在は、土木作業員として働き、年老いた祖父母を面倒見るだけの孤独な日々を送っていた。
そんなある日、出会い系サイトで知り合った福岡の保険外交員・石橋佳乃を殺害してしまった祐一。
いつもと変わらぬ生活を送る祐一のもとに、一通のメールが届く。
それは、かつて出会い系サイトを通じてメールのやり取りをしたことのある佐賀の女性・馬込光代からのものだった。
紳士服量販店に勤め、アパートで妹と2人暮らしの彼女もまた、孤独に押しつぶされそうな毎日を送っていた。
そして、話し相手を求めて祐一に久々のメールを送った光代。
初めて直接会うことを約束した2人はそのままホテルでお互いを求めあう。
やがて、捜査線上に浮上してきたのは福岡の裕福なイケメン大学生・増尾圭吾だと知った祐一は
苦悩と恐怖が一気に押し溢れ、光代に佳乃を殺したことを告白するのだが。。

妻夫木聡 ・・・・清水祐一
深津絵里 ・・・・馬込光代
岡田将生 ・・・・増尾圭吾
満島ひかり ・・・石橋佳乃
塩見三省 ・・・・佐野刑事
池内万作 ・・・・久保刑事
光石研 ・・・・・・矢島憲夫
余貴美子 ・・・・清水依子
井川比佐志 ・・清水勝治
松尾スズキ ・・・堤下
山田キヌヲ ・・・馬込珠代
韓英恵 ・・・・・谷元沙里
中村絢香 ・・・・安達眞子
宮崎美子 ・・・・石橋里子
永山絢斗 ・・・・鶴田公紀
樹木希林 ・・・・清水房江
柄本明 ・・・・・石橋佳男
■HP 「http://www.akunin.jp/index.html
(↓ 以下ネタばれあり)

つくづく佳乃の待ち合わせ場所に祐一と増尾(こちらは偶然だけど)がバッティングしなければ悲劇は避けられたような、
必然だったのか、複雑な思いです。

着の身着のままで車に乗ってしまった光代が気付くとずっと祐一の赤いフリースを着ていたり、
祐一の祖母:房江が祐一から始めて貰ったというスカーフが
事件現場にあるガードレールに巻きつけてあったり、印象的でした。
食堂で祐一が光代に食堂で過去を告白するシーンで、
テーブルに並べられた料理、イカの眼のズームからはじまるというのもインパクトありました。
「もっと早く光代と会っていたら!」という祐一の叫びも響きました。




樹木希林さんはほんと素晴らしいですっ。

自己中心で関心のない人には捌け口のように攻撃的だったりする、佳乃や増尾。
 (ほんとイヤな奴の演技が光っていた満島ひかりさんと岡田将生くん)
佳乃を妬む友人:沙里や軽蔑している友人:眞子、
ボンボンな増尾に調子を合わせる友達もいれば、内心うんざりしている友人:鶴田、
房江ら老人たちを悪徳商法で騙す堤下、
幼い祐一を捨ててしまった母親:依子、
祐一の実家や房江に押しかけ詰め寄るマスコミ、などなど
殺人を犯してしまった祐一だけが悪人ではなく、人間の弱さ、闇などをリアルに表していて。
誰もがふとした瞬間にどう運命が変っていくのかわからない、
それは悪いことばかりではなくて
人生を半ば諦めていた祐一や光代も「本気で誰かと出会いたい」ということを
(出会い系サイトとはいえ)諦めなかったからこそ出会えたわけで
希望の光さえ感じました。

だからこそ祐一は捕まる瞬間、光代を殺人未遂しかけることで
光代の未来を解放し守ったという風に私は受け止めたのですが。。
最後のキス、めいっぱい伸ばした腕、祐一の表情が切なかったです。

原作読んだら全然違っていたりして(汗


2010年9月22日(水)TOHOみゆき座
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