20日に観に行こうと約束していて。
そのあと同日、日比谷での舞台挨拶の発表があり直にお話が聞けるチャンスと迷いましたが
鑑賞後の予定もあったのでそのまま六本木で。
スクリーン4は100人弱、半分入った感じでしょうか。プレミアボックスシートは埋まってました。
リアルな2025年、その一年後という近すぎる未来、AIやテクノロジーの進歩と普及の速さに
自分のことのように不安になりつつ、翻弄される姿がリアルで見応えがありました。
そして家族でさえ本心というものはわからない。
でもわかろうと思い伝え合う情を、日常を大切にしようと思わされました。
・公開中「本心」
平野敬一郎:原作
石井裕也:監督、脚本
池松壮亮 ・・・・石川朔也
三吉彩花 ・・・・三好彩花
水上恒司 ・・・・岸谷
仲野太賀 ・・・・イフィー
田中泯 ・・・・・若松
綾野剛 ・・・・・中尾
妻夫木聡 ・・・・野崎将人
田中裕子 ・・・・石川秋子
窪田正孝(声)
[あらすじ]
「大事な話があるの」――そう言い残して急逝した母・秋子が、実は“自由死”を選んでいた。
幸せそうに見えた母が、なぜ自ら死を望んでいたのか…。
どうしても母の本心が知りたい朔也は、テクノロジーの未知の領域に足を踏み入れる。
生前のパーソナルデータをAIに集約させ、仮想空間上に“人間”を作る技術VF(ヴァーチャル・フィギュア)。
開発している野崎が告げた「本物以上のお母様を作れます」という言葉に一抹の不安を覚えつつ、
VF制作に伴うデータ収集のため母の親友だったという女性・三好に接触。。
公開中の映画「十一人の賊軍」宣伝もしていましたが、そうか、
2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」の秀吉(池松さん)、秀長(中野さん)か!
学校のシーン、在学している方からロケ地の選定について質問があって
それは池松さんの母校でもあるので印象的でした。
「実家でお芝居しているみたい」と、また
ぞろぞろと生徒たちを見学に先生が連れてきたというエピソードも。
以下ネタバレあり
舞台挨拶のもようがUPされていて感謝。
原作者・平野啓一郎さんによると三吉彩花さんを存じ上げなくて
字は違いますが同姓同名は偶然だったとのこと。
驚いたのは当初、(水上恒司さん演じた)岸谷は中野太賀さんだったとのこと。
バッチリハマったと思います。
仮にそうだとして、ではイフィー役は?綾野剛さん or 妻夫木聡さんでもハマリそうですし
開発者役を窪田正孝でもハマリそう。
皆さん芸達者なキャストならではの名演が見られました。
田中好子さんは母親としてVFとしての二役、微妙な違いを感じとることができました。
本心というものは当人でさえわからないことさえありますが、個人的には
認知症らしきもので息子に苦労させる前に“自由死”を選択したのではなかろうか。
(実際はその前に、豪雨のなか川べりで猫に気を取られて事故だったのでは?とも思ってみたり)
その告白か、終盤で行った言葉をこれが最後だからと同様に伝えたかったのではなかろうか。
VF母と過ごした日々はゆっくりと別れの準備期間だったのかも。穏やかでした。
でもVFさえ他人から見た情報で(日記等も渡したかもしれませんが)作り上げられたものなので
(知らされた出自のショックもどうでも良くなりますがアイデンティティ保たれたかな)
相手の期待する言動を汲み取ったのかもしれないとも思います。笑顔だったので。
それで息子の心が解放され、彩花が寄り添うように見えたラストに希望が持てホッとしたのでした。
三か月前に予約すると“自由死”が選択できると合法化された世界。
安楽死、自死と何が違うのか、とても考えさせられます。
若松のように高齢者や病人や、生活に困窮する者など、一概に良し悪しはできません。
もし自分なら? 家族なら。。友達なら。。
そこに“リアル・アバター”
自分の体を依頼人に疑似体験させる仕事もこれまた良し悪しで
嫌がらせや悪戯、犯罪まで起きてしまうなど現実的で恐ろしい。
そのトップがAIということもショックでした。
いつ自分が岸谷となってしまうか。。危うい
リアル・アバターに評価を伝えたり
(不当な依頼者の評価を下げることはできないのか?!と憤慨しつつ)
窪田さんボイスがまた絶妙でね~。
仕事で成功して財を成しても他者を信用しきれなかったり女性との縁など
描き切れない辛さも多かったであろう、
事故で車椅子生活者となったイフィーの人生でも映画一本できそうでした。
久しぶりにダラダラと感想を綴ってしまいましたが
主演の池松壮亮さんがバラエティー番組など熱心に広報活動に勤しんだ作品、という熱意も伝わりました。
そのあと同日、日比谷での舞台挨拶の発表があり直にお話が聞けるチャンスと迷いましたが
鑑賞後の予定もあったのでそのまま六本木で。
スクリーン4は100人弱、半分入った感じでしょうか。プレミアボックスシートは埋まってました。
リアルな2025年、その一年後という近すぎる未来、AIやテクノロジーの進歩と普及の速さに
自分のことのように不安になりつつ、翻弄される姿がリアルで見応えがありました。
そして家族でさえ本心というものはわからない。
でもわかろうと思い伝え合う情を、日常を大切にしようと思わされました。
・公開中「本心」
平野敬一郎:原作
石井裕也:監督、脚本
池松壮亮 ・・・・石川朔也
三吉彩花 ・・・・三好彩花
水上恒司 ・・・・岸谷
仲野太賀 ・・・・イフィー
田中泯 ・・・・・若松
綾野剛 ・・・・・中尾
妻夫木聡 ・・・・野崎将人
田中裕子 ・・・・石川秋子
窪田正孝(声)
[あらすじ]
「大事な話があるの」――そう言い残して急逝した母・秋子が、実は“自由死”を選んでいた。
幸せそうに見えた母が、なぜ自ら死を望んでいたのか…。
どうしても母の本心が知りたい朔也は、テクノロジーの未知の領域に足を踏み入れる。
生前のパーソナルデータをAIに集約させ、仮想空間上に“人間”を作る技術VF(ヴァーチャル・フィギュア)。
開発している野崎が告げた「本物以上のお母様を作れます」という言葉に一抹の不安を覚えつつ、
VF制作に伴うデータ収集のため母の親友だったという女性・三好に接触。。
公開中の映画「十一人の賊軍」宣伝もしていましたが、そうか、
2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」の秀吉(池松さん)、秀長(中野さん)か!
学校のシーン、在学している方からロケ地の選定について質問があって
それは池松さんの母校でもあるので印象的でした。
「実家でお芝居しているみたい」と、また
ぞろぞろと生徒たちを見学に先生が連れてきたというエピソードも。
⋰池松壮亮さん、三吉彩花さん、仲野太賀さん登壇⋱⠀映画『#本心』公開御礼舞台挨拶が無事終了しました✨3人での初トーク、普段は聞けないトークが炸裂!とても盛り上がりました!⠀⠀12月15日まで、期待と感想投稿キャンペーンを実施中!… pic.twitter.com/EiUiHTuoHj
— 映画『本心』公式 (@honshin_movie) November 20, 2024
以下ネタバレあり
舞台挨拶のもようがUPされていて感謝。
原作者・平野啓一郎さんによると三吉彩花さんを存じ上げなくて
字は違いますが同姓同名は偶然だったとのこと。
驚いたのは当初、(水上恒司さん演じた)岸谷は中野太賀さんだったとのこと。
バッチリハマったと思います。
仮にそうだとして、ではイフィー役は?綾野剛さん or 妻夫木聡さんでもハマリそうですし
開発者役を窪田正孝でもハマリそう。
皆さん芸達者なキャストならではの名演が見られました。
田中好子さんは母親としてVFとしての二役、微妙な違いを感じとることができました。
本心というものは当人でさえわからないことさえありますが、個人的には
認知症らしきもので息子に苦労させる前に“自由死”を選択したのではなかろうか。
(実際はその前に、豪雨のなか川べりで猫に気を取られて事故だったのでは?とも思ってみたり)
その告白か、終盤で行った言葉をこれが最後だからと同様に伝えたかったのではなかろうか。
VF母と過ごした日々はゆっくりと別れの準備期間だったのかも。穏やかでした。
でもVFさえ他人から見た情報で(日記等も渡したかもしれませんが)作り上げられたものなので
(知らされた出自のショックもどうでも良くなりますがアイデンティティ保たれたかな)
相手の期待する言動を汲み取ったのかもしれないとも思います。笑顔だったので。
それで息子の心が解放され、彩花が寄り添うように見えたラストに希望が持てホッとしたのでした。
三か月前に予約すると“自由死”が選択できると合法化された世界。
安楽死、自死と何が違うのか、とても考えさせられます。
若松のように高齢者や病人や、生活に困窮する者など、一概に良し悪しはできません。
もし自分なら? 家族なら。。友達なら。。
そこに“リアル・アバター”
自分の体を依頼人に疑似体験させる仕事もこれまた良し悪しで
嫌がらせや悪戯、犯罪まで起きてしまうなど現実的で恐ろしい。
そのトップがAIということもショックでした。
いつ自分が岸谷となってしまうか。。危うい
リアル・アバターに評価を伝えたり
(不当な依頼者の評価を下げることはできないのか?!と憤慨しつつ)
窪田さんボイスがまた絶妙でね~。
仕事で成功して財を成しても他者を信用しきれなかったり女性との縁など
描き切れない辛さも多かったであろう、
事故で車椅子生活者となったイフィーの人生でも映画一本できそうでした。
久しぶりにダラダラと感想を綴ってしまいましたが
主演の池松壮亮さんがバラエティー番組など熱心に広報活動に勤しんだ作品、という熱意も伝わりました。
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