かこぶろ。

日常、映画、テレビ、音楽、アイスホッケー、興味あるものを気分のままに綴ろうと思います。

ペイチェック 消された記憶 (2003)

2005-02-09 15:35:47 | moviE
<原題> 「PAYCHECK」(報酬)
<公開時コピー> 「あなたはこの謎(パズル)を解くことができるか。。。?
記憶を売った報酬=19個のガラクタ
すべての鍵はここにある――」

「マイノリティ・リポート」の原作者フィリップ・K・ディックの短編小説を「M:I-2」「フェイス/オフ」のジョン・ウー監督が映画化。
来日記者会見で、監督自身が脚本の近未来的意匠の80%を削ったと語ったようにSF色は薄いけど、やはり鳩は飛びます(笑)
出演は「デアデビル」のベン・アフレックと「キル・ビル」のユマ・サーマン。

<あらすじ> 近未来のシアトル。 マイケルは、非合法な研究開発に手を貸すハイテク・エンジニアで、莫大な報酬(ペイチェック)の代償と秘密保持に、その開発期間の記憶を消去されるヤバイ橋を渡っている。
そして、今は巨大企業の社主となっている学友からビッグ・プロジェクトを依頼され、一生安楽に暮らせる報酬のために引き受けるが、その結果彼が失ったのは、三年間の記憶だけではなかった。
記憶にない過去の自分は報酬を破棄しており、手元に残されたのは、半端な品19個を入れた封筒のみ。
わけも分からぬうちにFBIに逮捕され、脱走した途端今度は企業側から命を狙われるはめに。。。

ベン・アフレック Ben Affleck・・・・・・・・・・・マイケル・ジェニングス
アーロン・エッカート Aaron Eckhart ・・・・・ジミー・レスリック
ユマ・サーマン Uma Thurman・・・・・・・・・・レイチェル・ポーター
コルム・フィオール Colm Feore・・・・・・・・・ウルフ
ジョー・モートン Joe Morton・・・・・・・・・・・エージェントドッジ
ポール・ジアマッティ Paul Giamatti ・・・・・ショーティー
マイケル・C・ホール Michael C. Hall・・・・・エージェントクライン

□HP http://www.paycheck.jp/
(↓注:以下ネタバレあり

記憶の喪失を小道具で探っていく、というストーリーは面白かった。
そして「未来を見てしまったら?」
未来で戦争が起こるのを知れば、その戦争を防ぐための戦争を、
伝染病が起こるのを観れば、その病人達を集め、菌を広めさせるなど、
未来を見たことをそのまま実行して金儲け、というのは悪役にありがちな考え方。
記憶は消せても愛は消えない、というテーマも良かった。
話は良いので魅せ方なんだろうな、後味悪いのは(苦笑)

知名度的に興行収入は変わると思うけれど、
裏切り者ジミーのアーロン・エッカートとヒーローのベン・アフレック、役を交代したら面白い映画になったかもしれない。
アーロン・エッカートには存在感がある。
ジョー・モートンは「T2」の科学者のイメージが強かったので、久々に見られて懐かしかった。
相棒のポール・ジアマッティも良いキャラなので、裏切り者かもしれないとハラハラさせる部分があったら、もっと面白くなったかもしれない。
ユマ・サーマンしかり。
しかし彼女は「KILL BILL」のようには美しくなかった。 化粧のせい?痩せ過ぎたせい?
記憶を消してマイケルに罪をきせて逮捕させずとも、殺してしまえば良かったのに。。。とか、
マイケル「マシンを壊す前に未来を見てみよう」 ←責任感から壊しに来たのに何しとるん!
ジョン・ウー監督で豪華キャストで予算もかけていそうなのに、もったいない映画でした。
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