かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

宇治上神社に行って来ました

2011年10月26日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
 宇治橋断碑を後に、今度は宇治上神社へ。

 応神(おうじん)天皇とその子菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)・仁徳(にんとく)天皇兄弟が祭られています。

 門から入ってすぐ拝殿があり、その向こうに本殿というこぢんまりとした神社ですが、本殿・拝殿ともに国宝です。

 本殿は神社建築としては日本最古のもので、使われた木材は1060年に切り出されたことが年輪年代測定法という方法によって分かっています。

 外観は神社っぽくないですが、それは中に祭神をそれぞれ祭っている3つの建物が収まっていて、覆屋的な機能も持っているからでしょう。

 拝殿はそれより時代は降りますが、鎌倉時代初期のものだろうと言われていて、拝殿としては日本最古。

 この拝殿も住宅建築に近いもので、その意味でも貴重な建物なのです。

 ちなみに宇治上神社をお参りするのに拝観料はかかりません。

 でも、タダで見ては悪いような気がしたkaneurikichiji は、100円のパンフレットを買いました。


拝殿。正面(左)と背面。ここでは結婚式もできるようです。


本殿。拝殿のすぐ後ろにあり(左)、近づくと内部に3つの建物があるのが分かります。


参道脇に咲いていた酔蝶花(クレオメ)。花言葉は「あなたの容姿に酔う」。kaneurikichiji は絶対この花もらうことはないですね。

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橋寺放生院に行ってきました

2011年10月25日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
 宇治駅を出て、まず向かったのは橋寺放生院というお寺。

 これを聞いてピンと来る人は古代史通ですね。

 kaneurikichiji もつい最近まで知りませんでした。

 ここの境内には「宇治橋断碑(うじばしだんぴ)」という石碑があります。

 宇治橋断碑自体は昔から知っていて、いつか見たいと思っていたのですが、橋寺というお寺の境内にあるということまではうかつにも知りませんでした。

 石碑は、道登というお坊さんが、人々が宇治川を渡るのに苦労していたのを見て、大化2年(646)に橋を架けた次第を記したもの。

 宇治橋のたもとに建てられていたのでしょうが、いつしか川の流れにさらわれたのか、水没してしまったようです。

 再び発見されたのは、今から300年前の江戸時代(寛政3年<1791>)。

 しかし残念ながら、その時には石碑の上の部分しかなかったといいます。

 断碑と呼ばれているのは、完全な形で残っていないからそう呼ばれています。

 が、幸いにも『帝王編年記』という歴史書に碑文の全体が残されており、それを元に発見の翌々年、失われた部分が復元され、その後橋寺の境内に安置されたというわけです。

 重要文化財に指定されていて、覆屋に納められていますが、いつでも見学できるわけではないようです。

 そんなことも知らずに拝観できたkaneurikichiji は幸運でした。


現在の宇治橋(左)と宇治橋断碑


覆屋と橋寺の入り口。宇治橋断碑の拝観は3月1日~5月31日、9月1日~10月31日まで。
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京阪宇治線・宇治駅~グッドデザイン賞の駅

2011年10月24日 | 旧ブログ記事(その他)
 浄妙寺跡を見学した後、来た道を引き返し府道7号に戻って宇治に向かいました。

 歩けない距離ではないのですが、すでにひと山登り降りした後ですし、じっくり見たい寺社がまだまだあったので、京阪宇治線の木幡駅に。

 JR奈良線の木幡駅の方が近いのですが、宇治の寺社を見るなら京阪線の方が便がいいというのは知っていたので、そちらに。

 記憶の限りでは京阪線に乗るのは初めて。

 別にkaneurikichiji は鉄っちゃんではありませんが、初めて乗るは路線はワクワクします。

 駅には「祇園にはおけいはん」なんてポスターがあって、こういうのはさすが関西は上手いなぁなんて改めて思いました。
  ※改めてHPで調べましたが、そんなキャッチコピーのポスターは見あたりませんでした。もしかしたら見間違い?

 終点の宇治に着くと、出口はトンネルっぽい感じ。

 なかなか洒落たデザインだななんて思いながら改札を出ると、グッドデザイン賞を受賞してるようです。

 京都駅は賛否があるようですが、駅舎以上の存在感がありますよね。

 こういうセンスのよさはさすが千年の都だなぁなんてしきりに感心しながら、まずは最初の目的地宇治橋に向かうのでした。


改札手前(左)→改札前(中)→改札向こう(右)。ここを抜けると異空間に行くような気が。


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浄妙寺跡に行ってきました

2011年10月23日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
 先々週の京都見学の続きです。

 醍醐寺からJR六地蔵駅までバスで移動し、そこから歩いて木幡小学校に行きました。

 別に小学校に用事があったわけではありません。

 木幡小学校の校庭の地下には、藤原道長が建立した浄妙寺が眠っているのです。

 これまで何度か発掘されていて、法華三昧堂と多宝塔の2つの建物の周りを築地塀で囲っていた小規模なお寺であることが分かっています。

 建立されたのは寛弘2年(1005)。

 つまり、年代と規模が長者ヶ原廃寺跡とほぼ同じなのです。

 この時期のお寺はあまり数はありません。

 それは、残っている建物という意味でも、遺跡という意味でもです。

 いつか行きたいと思っていたのですが、やっと念願かないました。

 とはいっても、平日に行ったので校庭の中に入れたわけではなく、遠くから眺めただけですが。

 行って何かが分かるというわけではないのですが、その場に立ち、その頃のことに思いを馳せることに意味があるとkaneurikichiji は考えています。


正門前には遺跡の標柱があります(左)。浄妙寺跡はこの校庭の下に。
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雨は嫌い

2011年10月22日 | 旧ブログ記事(競馬関係)
 今日は、愛馬が盛岡競馬場と東京競馬場で出走しました。

 シルクフィリアとエポキシです。

 エポキシは前走惜しい2着でしたし、いつでも行けるわけではないので今日は東京競馬場に。

 が、晴れ男のkaneurikichijiにしては珍しく朝から雨。

 馬場も重馬場の発表。

 お父さんのディープインパクトは重馬場を苦にしないタイプだったので、大丈夫かなと思ってましたが、結果は5着。

 4コーナーの位置取りでは勝てるのかと思いましたが、思ったほど伸びませんでした。

 午後のレースでは騎手は皆、内を避けていたので馬場がかなり悪かったとは思いますが、それを考慮しても重馬場は苦手なのかも。

 レース後の蛯名騎手のコメントもそのようでした。

 雨は嫌いなようです。

 悪い馬場のレースでしたが、まずは無事に帰ってきてくれたので、一安心。

 レースは良馬場で行われる方が多いので、次走こそはと思っています。
 
前走の新潟競馬場でも見かけた応援幕

 
パドックでのエポキシ。ちょっと大きくなってました。

 馬場入場。雨粒が見えるほど強く降ってました。


検量室前に戻ってきたときの様子。なかなか戻ってこなかったのでちょっと心配しました。
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