漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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モノは使いよう  菜の花と豆腐の煮物

2018-02-03 15:26:03 | 夏の野菜料理
心はともに
みなさま こんにちは

インフルさんが勢いづいているようです。
皆様のご家族は大丈夫でしょうか?

ワクチンのことを調べていたときに、
うちは打たないことを選ぼうと思っていること
その理由を話したとき、
ある友人から、

いや、ワクチンを打つのは 相手に対してうつさないためのマナーだから

と、言われたことがあります。(実際に打たないと入れない保育園や幼稚園がある!)

人にうつさない こと
他人へ迷惑をかけないことが大事とする考え方が
この国には強くあります。
迷惑をかけないのは大切なことです。

でも、風邪は、はたして単なる厄介者で迷惑なものなのだろうか?

そこには風邪に対する恐れがベースになっています。
実際に幼い子やお年寄りは命を落とすことがあります。

では、愛の考え方とはどんなことなのだろうか?


野口の考え方に面白いものがあります。

火だって 使い方で 害にも益にも働く、
風邪だってちゃんと益があるのだから、風邪を利用して健康になればいい

というような意味のことが書かれていて、私は感動したのです。

身体が弱っているから
身体に何か偏りが出来ているから風邪をひくんです。
(誰かにうつされたからではない)

でも風邪をひいて ちゃんとひいて、ひききって(解熱剤でおさえたりせず)
しまうと、それらの偏りなどが治ってしまうのだそうです。

確かに風邪をひいたあとってすっきりしますよね。

そして、上手に経過することが大事だと。
つまり、抑え込まないこと。

そして、宵越しの風邪をひかない。つまりできれば2.3時間で経過させてしまえば
もっとよいこと。

そういう風邪をちょいちょいひいて、身体をささっとリセットしていくこと

が、書かれているんですが、

まさに漢方を風邪に使うと、うま~~く経過できちゃうんですよ、
抑え込まずに。

歩いていくところを ジェット機を使うようなものです。

私も2、3か月に一回、あ、首がつまるなと感じることがあります。
もうその時点で、寒気があろうが、なかろうが
熱があろうがなかろうが、
腋の下を触って(おまじないではありません、汗の有無の確認をします)
葛根湯か桂枝湯を飲んで、湯たんぽを使って寝ます。
すると、夜中のうちに、汗をかいて、夜中のうちにすっきりしています。

うちの妖精も、おかしいなと思うとすぐに言ってくれるので
すぐ漢方の用意ができます。

いかに早い時点で その前兆をつかまえることができるか。
(子供の風邪の前兆をとらえるのは、至難ですが・・)

そういう あ、おかしいな というような風邪をひかないのは
身体が鈍くなっているからだと 書かれています。

風邪を早い時点でつかむ方法、
そんなときの漢方の選び方を書いた絵本

漢方鬼やしき がございます。


この絵本をつかい、
漢方風邪なおしの術のお話会をさせていただきます。

場所は今回は埼玉の環ではなく

名古屋市千種区の自然育児サロン「おてての会」

2018年 2月16日金曜日
10時半からです。

お近くの方はぜひお待ちしております
要予約でございます。


さて 夕飯です。

山芋の炊き込みごはん


菜の花と豆腐の煮物 みそしる鍋で



寒ブリの生姜焼き




引っ越してから、ご近所にとても新鮮なお野菜を扱う
自然食のお店があって、ここの野菜がいつもとびきり美味しいんです。
白菜など、葉っぱに棘があってびっくりしたり
ルッコラが本当に胡麻の香りがぷんぷんしたり
レタスなど、濃厚の味で、レタスとマヨネーズだけでサンドイッチが
めちゃくちゃ美味しかったり!
して、今更ながら、野菜のおいしさを初めて知った 次第です。

それで菜の花はたぶん 紅菜苔だと思うのですが、今度また聞いてきます
菜の花のような えぐみが全然なくて、茎はまるでアスパラのような
甘くて、サクサクです。

菜の花は 解毒したり、血流をよくしたりします。
春は解毒の季節なので、その季節にはその身体を後押ししてくれるものが
ちゃんと助けてくれますね。

さて、明日は立春。
今夜は お守りを壁にはります!(ありがとう~~!)

その前に豆まき
掛け声はもちろん
「福は~うち!
 鬼も~うち!」

艱難汝を玉にす ですね。
あ、豆買ってない!