漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

フェルデン グループ稽古第三月
個人稽古 第四金
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トラップファミリー

2007-02-08 14:07:58 | Weblog
 先日NHKでサウンドオブミュージックのモデルとなった
トラップファミリーのことをやっていました。

風景も歌もきれいな大好きな映画で
私の中では、アルプスの国境を越えたところで
ハッピーエンドで終わっていたのです。

実際は、アルプスを越えたのではなく
アメリカへそれもニューヨークへ渡ったというので
びっくりしてしまいました。

それから、家族 力を合わせて歌で苦労をしながら
生きていったということでしたが

ナチスに屈することよりは
よかったとは言っても、
あのアルプスからNYへいって
よく前向きに生きていけたもんだなあ
と 感心してしまいました。

環境が変わると落ち込みやすいのですが、
自分の意志で変わったときはまだしも

自分の意志に反する場合や期待はずれの場合など
それがストレスになってしまいます。

私も、まだ漢方を勉強していないとき、
環境が変わって、ふっきるのに
一年近くかかったときもありましたが、
漢方薬があると
不思議に早く立ち直れます。

これから3月4月と環境が変わる人も
多いと思います。
必要なときは相談してみてくださいね。

普段から物事のいい面をみる習慣を
つけておくこともいいかもしれません。



匙加減

2007-02-02 12:46:55 | Weblog
 先日は、西たまき先生コメントをありがとさんでした。

西たまき先生のご主人が塀から落ちたとき
通導散という活血剤を一回に5包のんだのだそうです。
それではれもせず、2,3日でなおってしまったのです。

たまきの通導散の常用量は1包4gで1日3回です。

それを1回に20gどどーんとのませたのです。

さすが、西たまき先生です。
飲んだご主人もさすがです。

中医学というのは、
体に余分なものがあればとりのぞき
体に足りないものがあれば足す、
冷えていたら暖め
あつければさます
これが基本です。

簡単なようですが、
どれぐらいとりのぞき、どれぐらい足さないと
いけないのかを
見定めるのが難しく
それに見合う薬の量を決めるのに
頭をかかえることがよくあります。

かぜ薬も引き始めの30分が勝負です。
1日3回朝昼夕の食前というのみ方ではなくて
おかしいなと思ったときに1包のんで、30分ぐらいしてもう一回のみ
たたみかけるように回数多くのむ場合もあります。

なかなか奥が深いでしょう?