漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

フェルデン グループ稽古第三月
個人稽古 第四金
営業時間:10時~16時

2009-06-12 13:03:47 | Weblog
 梅雨入りしました。
早くも遅くもなく普通に梅雨入りするのが
最近ではありがたく思えます。

梅の実が店頭に並んでいます。

昔は、梅と氷砂糖だけで、よく梅ジュースを作りましたが、
最近はぱったり作らなくなってしまいました。

今日、環のお客様が
梅をつけたのをもらったからと
味見をさせにきてくれました。

写真の左は、ワインにつけたもの、
右は塩漬け(だったかな?)して赤紫蘇を巻いたもの

ワインのは、かりかりしていて、
紫蘇のは、とろっとしていました。

どちらもとってもおいしかったです。

環は、今月、羅漢果糖で作る梅ジュースを
紹介していますが、
いろんな使い方があるものですね。

このワインにつけたもの、
よっぱらわないように と
釘をさされましたが、やみつきになる美味しさです。

葉酸

2009-06-09 16:41:00 | Weblog
 先日の新聞に
日野原先生が葉酸のことについて
書いておられました。

葉酸は、妊娠初期に摂取し
胎児の中枢神経組織の正常な発達を促すということが
知られています。

ところが、それ以外に脳梗塞の発生を減らし、
認知症の予防にも働くそうです。

長期欠乏は心筋梗塞の発生率も高めるとのことです。

漢方でも、認知症は、血虚という血の不足状態が
長く続くとなりやすいとみています。

葉酸は血液をつくるのにも重要な働きを
しています。
血液を造る働きのある
なつめには、プルーンの50倍の葉酸が含まれています。

手軽なたまきの棗で認知症予防の手助けができるとなると、
ますますうれしくなります。

甘夏

2009-06-05 15:11:42 | Weblog
 実家が愛媛なので、この時期になると
毎年甘夏が送られてきます。

みかけは悪いですが、
無農薬、無肥料の自然のままの
甘夏で、味も年によって、
すっぱかったり、甘かったり。

書いているだけで、唾液がでてきてしまいました。

全部身をほぐして小分けして
冷凍しておき、暑くなったら、
ジュースにして飲みます。

身をほぐすのが、一仕事で
この時に手に擦り傷でもあろうものなら
飛び上がるほどしみます。

皮膚というのは
ありがたいものだなあ と
つくづく思います。

というわけで、しばらく
出勤前は、ひたすら
皮をむいて身をほぐす毎日です。

柑橘類が大好きという人は
ストレスを感じやすい人が多いです。

ストレスで肝が負担を感じていると
酸っぱいものがほしくなります。

こういう人はいらいらしやすいけれど、
仕事が出来て
きっちりやる人が多いです。

SSRI

2009-06-02 15:49:05 | Weblog
 昨日のニュースで SSRIのことを言っていました。

選択的セロトニン再取り込み阻害薬といって、
神経伝達物質であるセロトニンが少ないと
鬱症状が出るということで
セロトニンの濃度が
薄まらないようにする薬です。

昨日のニュースでは、他の伝達物質の
再取り込みも阻害しているということで、
強盗を働いたり、暴力をふるったり
する事例が報告されているということでした。

使い方の間違いがある場合もあるようでした。

以前には、ハルシオンにも
そういう凶暴になることがあり、
アメリカでは殺人事件まで報告されているという事を聞きました。

漢方では、臓腑と精神がつながっていると
みています。

鬱病になるときには、
やる気がないとか、食欲がないとか
全身症状も出ていますから、
そういう症状がでた時点で
対処することをおすすめします。

長く悩んでいると
ますます胃腸を弱めて
さらにすすんでしまいます。

冷え性も素因の一つになります。
ひどくなる前に、
漢方で体調を調えると
鬱まですすまなかったり、
鬱から抜け出す気力が出ます。