今年最初の完成です!ギリギリ、ほんとギリギリ二月いっぱいで終わらせました!最後は色々あったんですが、まぁお星様にならなくて良かったですねーってとこです。今回は表ページのギャラリーを構築する都合上、画像は別サーバーに置いてますので、久々にサムネイルクリック拡大式で掲載。くれぐれも粗探しはお止め下さい(笑。
今回のレシピは以下の通り
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キット:TAMEO 1/43 メタルキット
LOTUS FORD 91(Type-91) `82 ver.Austrian G.P
#11 Elio de Angelis[WINNER]
ボディーカラー:
▼下地目止め&下地色=Be-J HGサーフェーサー[グレイ]
▼ボディー色=フィニッシャーズ[ピュアブラック]
▼クリアー =フィニッシャーズ[オートクリアー]
▼その他、カーボンブラックマット・セミグロスブラック等使用
仕上げ材 :
▼空研ぎ=#1200→#1500&3Mスポンジヤスリ緑→#2000
▼タミヤコンパウンド粗目→タミヤコンパウンド細目
→モデラーズコンパウンド2000→ハセガワセラミックコンパウンド
→ハセガワ コーティングポリマー
修正箇所 :
▼フロントセクション形状修正
▼シート後部形状修正
▼パネルライン追加
▼ブレーキ&アクセルワイヤー追加(フロント)
▼オイルクーラー配管
▼ロールバー新造
▼リアタイヤ前サイドパネル後端以降新造修正
▼コクピット内前方バルクヘッド修正&ミラー彫り込み洋白埋め込み
▼各部ダクト開口or彫り込みとエキゾーストパイプエンド新造
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とこんな漢字で書くと大袈裟っぽいけど、穴開け処理以外は殆ど素組と言っても差し支えない程度の工作です。私の場合は、色々と”やらかした”為に時間掛かっちゃいましたが、キットの構成・精度から言えば、タメオのキットの中でも「最も組み立てが容易」な部類のキットです。エンジンやサスペンションの露出が殆ど無く、フロントウィングもない、塗り分けも無ければ、パーツの合いも殆どパチピタ。
難関といえば、JPS御約束のピンストライプのデカール貼りと、見た目に反して入り組んだ構造のボディー磨きか。私は死んだ婆さんの遺言で「ウレタンクリアーは使うな!」と言われてるので使わないけど、サイズや形状、そして何より傷が消しにくい黒というボディーカラーから考えれば、ウレタンクリアーでコートして磨きはリューターにバフや綿棒カマして処理した方が手が行き届きやすいと思います。ラッカー+ペーパー研磨+手がけコンパウンドはソラ大変でございます。
今までの製作記で紹介していなかった箇所の補記。先ず、フロントノーズのロアアーム根本付近には穴が開いていて、そこから左側は一本、右側は三本のワイヤーが出ています。左右各一本ずつはフロントのブレーキホース。残る右側二本はブレーキかアクセルかのワイヤーorホースで、内一本は金属パイプが接続されています。実は、この二本のワイヤーに関しては、何分資料が無くてキットのインスト付属の画像・雑誌F1モデリング掲載のレストア済み個人所有イベント用車体の画像・某模型店HPの近接画像(恐らくイベント用車両)・ネットに転がってた実車画像等々を漁っている時に、どうやらコクピットを前に出しすぎる当時のデザイントレンドの影響で、ペダルからリアに伸びるワイヤー類は、車体外に配管せざるを得なかった”らしい”と理解し、どうせフロントウィング無いし寂しいから付けちゃえ!って感じで付けちゃったので、ホントかどうかは知りません。知っている人も、今更「そんなもん無かったよー」って言われても取り返し付かないので、そっとしておいてあげてください。
アーム内部を通ってアーム付け根から出てきてノーズに入り込むフロントブレーキホースは間違いないディテールです。キットのアームの根本に0.2mmの細い鉛をハンダ付け。更にアクステオン製のサスベースを根本に付けてます。サスベースの余計な穴は、最初ピンでも埋め込んで塞ごうかとか考えてましたが、着色して車体に取り付けちゃうと、ボディーもアームもベースも全部黒で、殆ど何が何だか判らなくなってしまったので、そのままにしてあります。ホント全然見えないww。
余談だけど、今回視力と手先の衰弱を身を以て味わったので、両手がフリーになるゴーグルルーペを某所の通販に発注しましたwww。
それからリアセクション。先日(2006/02/27付)の記事にて少しネタ出してたんですが、とにかく最後になってとっ散らかったタイヤ等足回りの固定。四輪をキチンと装着するので手一杯で、タイヤロゴが四本中三本が同じ位置で、尚かつ表面のロゴは地面側に貼るハメに・・・。この頃はEAGLEのロゴは有りませんでしたが、GOOD YEARのロゴはタイヤの表にロゴがあるときは真裏には文字が来ないというのが正しいと思いこんでるんですけど、貼ってしまったしもうイイヤ!w。尚、とある御仁から、恐れ多くもトロンのタイヤデカール軟化剤(黄ラベル)なるものをご進呈いただいたので、今回初めて使ってみたけど、いやー凄いっすね。デカールなのに印刷したみたいに貼り付いちゃったよ。思わず塗りすぎて右前輪のGOODのDの字溶かしちゃったけど、もうコツは掴んだぞ!でも、ほんま強力です。これ、国産のタイヤロゴデカールだとデカール死ぬかも。そっちもいずれ試してみなければですな。既に国産デカールで試した方、お教えいただければ幸いです。タイヤ話で言えば他にも、ゲート処理した部分を地面に接地させるとか、もうそれどころではなかった。キチンと四輪接地してるのが奇跡に思える程酷い目に遭いました。まぁ自分が悪いんですけどwww
どうでも良いけど、パッと見、コレを模型店で買った帰りに検問なんかにあうと、当局から「なんだコレは!ぼ、ぼ、ぼ、僕の前で、お、オ、オシッコしてるとこ見せてくだちゃい!」とか言ってあらぬ疑いを掛けられ身体検査されそうなアイテムやなw
脱線しかけたので画像↓の説明に戻りますが、今回最大の心残りのエキパイ出口。穴を彫り込んでパイプもちゃんとエンジンから這い出たように配管し、あとは遮熱板を貼るだけと、型紙起こして超極薄糊付きステンシートを貼ろうと思ったら、パイプとボディーの間に全く隙間がない状態でくっついちゃいてて、0.02mmのステン板でも入る隙間がありゃしない。気付いたのは行程の終わりの方だったので、ここでパイプ部を上に持ち上げてとかやって、被害が拡大しちゃうとヤなので(そういうパターンだけは何度も経験してるw)、結局そのままで済ますことに。研ぎ出しもしていないので、ここだけ表面が綺麗じゃないのが困るんですが、まぁキットもここはボディーカラーだし、エキパイからの高温で塗装が傷んだんだと解釈すればいいと、自分をウソで塗り固めるどっかの国会議員のボクちゃんみたいなオレちゃん。
こんな感じで完成です!
ところで、今回の画像ですが、いつもにも増して暗いものが多かった。今回は部屋で簡易スタジオ作って撮影したんだけど、黒のグロスボディーって、レフ板使うとレフ板が思い切り映り込んじゃって全然ダメダメ。絞りを空けると背景の白に引っ張られてボディーがグレーっぽくなっちゃうし、絞るとデジカメの悪しき御約束”色ノイズ”が出まくる。自然光の明るいトコで再挑戦だな。そんな訳で今日は雨降ってるので、表のギャラリーページは、次回晴天時に屋外にて撮影してからUPする予定です。模型も難しいけど撮影も難しーーねー。
さぁ!次はル・マンポロリ大会だ!!