ども!今年になって「娘をお風呂に入れる係」から「娘をお風呂に入れて粉ミルク飲ませてパジャマ着せてドライヤーを掛けて寝入るまで添い寝する係」に昇格したので、模型する時間を取りにくいとか言い訳っぽいことを言ってるけど実は本気と書いてマジな話だったりする@河童です!ヒルヴォネン!!
ムチウチからは漸く解放されたっつーことで911GT1は作業を再開。ネタはまだ内緒なのですが、製作に当たって幾つか取りそろえたい具材がありまして、それが揃うのがどうやら来月半ば頃って事ですので、それまでは触りたくてもボディーに触れないのでノンビリとシャーシをやっつけております。相変わらずチマチマと表面処理中。こないだ仮組してみて判ったんですが、キットのままだとエアダクト配管が本線用と同じにならないみたいですね、これ。特に天井からタービンに伸びてるエアダクトにブレーキ冷却用ホースが接続されるっつーのはオカシイ気もするんですが、かなり入り組んだ場所にあるので実際のところが判明しにくい。色々調べてみてボディーサイドのエアインレットからブレーキダクトに冷却用ホースが伸びてるのが正解っぽいんですがどうなんでしょう?
↑画像で言うと緑の点線がキット指定の配管ですが、実車は赤実線の配管でドア後方のエアダクトに繋がってるんすよ。考えてみりゃ吸気効率を上げるべくルーフにインレットを設置してそのエアをタービンを介してシリンダーに放り込む訳で、そこにブレーキ冷却用ダクトを同時接続すると当然エンジン側への効率が悪くなるっつーか、わざわざルーフからエアを吸うというF1チックな構造の意味が無い。しかしながら実際どうなってるかについてはもうかなり調べて、私が手に入れられた資料からはこれ以上のことが判らないので、雰囲気重視で何とかしてみようかと思ったり。大体、ボディーサイドのダクトに何にも配管がされて無いなんて事は、チバラギ仕様の族車のオイルクーラーじゃあるまいし、はたまたヤングオートやOH!my街道レーサーなんかで流行ってたハッタリDQNダクトでもあるまいし何か意味があるだろう?って事で、中身作る人は要注意な箇所かも。カウル閉じて固定とか言ってエンジン周りをどうこう言ってるのにはソレなりの理由があるんですが、目論見を誤ったときに「なぁんだ、シケ花火かよ」とか言われそーなので、今のところ秘密です。誰にでも秘密がある。
秘密ばかりじゃネタにならんので、今日は私の住んでる田舎町でも漸く手に入れることが出来るようになった「和歌山や愛媛のみかんファーマーなオッサンもビックリ」のリモネン系接着剤を使ってみました。
プラスチック用接着剤で、タイプは所謂”サラサラ流し込み系”の接着剤。旧来のサラサラ系はアセトンベースのものが殆どな訳ですが、リモネン系は蜜柑等の柑橘類の果物に含まれるニオイ成分”リモネンD”を抽出分離精製した物で、中身は旧来の流し込み系とは全然別物。最初は「塗装には食い込まずに汚れだけが落ちーーる」で実車の洗車剤として話題になったリモネンですが、調子ぶっこいてプラスチックパーツに使うとパーツが傷む事が発覚し、「こ、こりはスチロールを溶かす性能があるのではないでつか!!」との発想で生み出された(嘘800%)とかなんとかかは知りもしないのですが、兎に角果物の皮から出てきた接着剤です。蓋を開けると紛う事なきオレンジの香りが漂います。ウッカリ飲んでしまいそうです。ちびっ子なら先ず飲むね(断言)。蜜柑の香りがする消しゴムを、給食前の腹減った時間に思わず口に入れてしまった卑しい私なんかが、ガキの頃コレと出遭ったら絶対飲むかせめて舐めてたな。そんんくらいのオレンジな香りです。言うまでもないことですが、香りに釣られて飲んだらアキマヘン。
で、今のところ判ってるのが、アセトン系等の従来の流し込み系接着剤は、溶着させると見せかけて硬化後にジワーーっと経変を起こして分離をし、場合によっては塗装面を下から侵して来ることがあったりするんですが、このリモネン系は組成構造がスチロール樹脂と類似しており、この類似していることでスチロール樹脂と解け合う性質があるトコが違う。つまり、本当の溶着系流し込み接着剤となるんです、今のところww今のところってのは、模型用のこの手の製品って、何年か経ってみて見えてくる欠点があったりするので断言しがたいんですよね。あ、そうそう、リモネン系洗浄剤の特徴として、対象物の塗装を侵さないってのがあるといいましたが、同じ理由でこの接着剤、塗装面上に使用すると極端に「使えねぇーーーーーーー」もんになるので、この点は欠点と言えば欠点かも知れません。
で、早速使ってみました。
シャーシパーツとコクピットフロアを這うフレームパーツの合体ですが、このキットの御約束なのか、棚から出してきた三個の911GT1のキットの三個とも、このフロアーのパーツ(白いパーツ)が歪んでいて、そのままで接着できないんですよ。三箱とも同じ頃に買ったので、経変なんだろうとは思うけど。で、シャーシの押しピン後や怪しげな筋目モールドをペーパーで均してから、歪みの出てるフロアーのパーツをドライヤーでほんのり暖めてからクランプを使ってフロアーに固定。で、隙間にリモネン接着剤を流し込んで乾燥機にドン。数時間後取り出してみましたが、問題なく、否、想像以上にガッチリ固定してくれました。調子ぶっこいて、またしても手元の三枚のシャーシ全部にフロアパーツを貼り付けてしまった。
乾燥途中に何度か取り出してみましたが、乾燥自体は遅い気がします。少なくともタミヤやモデラーズの流し込みよりは遙かに痴漢遅乾。でも、硬化後の強度は明らかに上ですね、これ。これで経変が控えめならば、メタルパーツのハンダ付け同様に”溶着”ってことはパーツ間に不純物が無いということで、接着強度確保の面から言ってもかなーーり使える気がするんですが、どうなんすかね?
クレオスのリモネン系接着剤、40mlで280円でした。ちょっと高めですが、リモネンとしては「随分安く買えるようになったんだねー」な価格かと思います。ガイアノーツ・テスター・プラストラクト・トライスターなんかからも出てますが、それぞれ何が同じで何が違うのかはサッパリ知りません。っつーか、田舎者なので、クレオスのしか店頭買いできないんすよ。
※その後色々試してみました。結果として、リモネン系は塗装面を全く侵さない訳ではないようです。サフェーサーを塗布したパーツ同士をくっつけて流してみても殆ど接着効果は無かったのですが、試しにサフ面にリモネン系を垂らして、ソレをティッシュで拭き取ってみたところ、接着剤だけではなく塗膜も持って行かれました。ただ、従来からあるアセトン系やラッカー系の様に塗ったそばから塗装をデロデロ溶かすような浸食の仕方ではなく、プラスチックに接触しない限りはサラサラっと持っていく感じの浸食です。これは、瓶に書いてある「リモネンD成分95%」という残りの5%に理由があるのか、それとも同じリモネン系製品にペイントリムーバーがありますが、類似た効用を有しているので塗装を侵さないわけではないということなのか、今のところ私には判りません。ちなみに、先述の検証時の塗膜の持って行かれ方は、まさしくクレオスのペイントリムーバーを使った時と同じ感じの持って行かれ方でありました!
そんなわけで、確かに塗装を侵しにくい接着剤ではありますが、エポキシやGクリアーの様に全くダメージを与えないという訳ではないので、塗装したパーツの接着に於いては注意が必要。また当然接着部の塗装は剥がしてから使用すること。はみ出しはシミになること。以上が検証してみて判ったことです(2006/03/28管理者加筆)
ムチウチからは漸く解放されたっつーことで911GT1は作業を再開。ネタはまだ内緒なのですが、製作に当たって幾つか取りそろえたい具材がありまして、それが揃うのがどうやら来月半ば頃って事ですので、それまでは触りたくてもボディーに触れないのでノンビリとシャーシをやっつけております。相変わらずチマチマと表面処理中。こないだ仮組してみて判ったんですが、キットのままだとエアダクト配管が本線用と同じにならないみたいですね、これ。特に天井からタービンに伸びてるエアダクトにブレーキ冷却用ホースが接続されるっつーのはオカシイ気もするんですが、かなり入り組んだ場所にあるので実際のところが判明しにくい。色々調べてみてボディーサイドのエアインレットからブレーキダクトに冷却用ホースが伸びてるのが正解っぽいんですがどうなんでしょう?
↑画像で言うと緑の点線がキット指定の配管ですが、実車は赤実線の配管でドア後方のエアダクトに繋がってるんすよ。考えてみりゃ吸気効率を上げるべくルーフにインレットを設置してそのエアをタービンを介してシリンダーに放り込む訳で、そこにブレーキ冷却用ダクトを同時接続すると当然エンジン側への効率が悪くなるっつーか、わざわざルーフからエアを吸うというF1チックな構造の意味が無い。しかしながら実際どうなってるかについてはもうかなり調べて、私が手に入れられた資料からはこれ以上のことが判らないので、雰囲気重視で何とかしてみようかと思ったり。大体、ボディーサイドのダクトに何にも配管がされて無いなんて事は、チバラギ仕様の族車のオイルクーラーじゃあるまいし、はたまたヤングオートやOH!my街道レーサーなんかで流行ってたハッタリDQNダクトでもあるまいし何か意味があるだろう?って事で、中身作る人は要注意な箇所かも。カウル閉じて固定とか言ってエンジン周りをどうこう言ってるのにはソレなりの理由があるんですが、目論見を誤ったときに「なぁんだ、シケ花火かよ」とか言われそーなので、今のところ秘密です。誰にでも秘密がある。
秘密ばかりじゃネタにならんので、今日は私の住んでる田舎町でも漸く手に入れることが出来るようになった「和歌山や愛媛のみかんファーマーなオッサンもビックリ」のリモネン系接着剤を使ってみました。
プラスチック用接着剤で、タイプは所謂”サラサラ流し込み系”の接着剤。旧来のサラサラ系はアセトンベースのものが殆どな訳ですが、リモネン系は蜜柑等の柑橘類の果物に含まれるニオイ成分”リモネンD”を抽出分離精製した物で、中身は旧来の流し込み系とは全然別物。最初は「塗装には食い込まずに汚れだけが落ちーーる」で実車の洗車剤として話題になったリモネンですが、調子ぶっこいてプラスチックパーツに使うとパーツが傷む事が発覚し、「こ、こりはスチロールを溶かす性能があるのではないでつか!!」との発想で生み出された(嘘800%)とかなんとかかは知りもしないのですが、兎に角果物の皮から出てきた接着剤です。蓋を開けると紛う事なきオレンジの香りが漂います。ウッカリ飲んでしまいそうです。ちびっ子なら先ず飲むね(断言)。蜜柑の香りがする消しゴムを、給食前の腹減った時間に思わず口に入れてしまった卑しい私なんかが、ガキの頃コレと出遭ったら絶対飲むかせめて舐めてたな。そんんくらいのオレンジな香りです。言うまでもないことですが、香りに釣られて飲んだらアキマヘン。
で、今のところ判ってるのが、アセトン系等の従来の流し込み系接着剤は、溶着させると見せかけて硬化後にジワーーっと経変を起こして分離をし、場合によっては塗装面を下から侵して来ることがあったりするんですが、このリモネン系は組成構造がスチロール樹脂と類似しており、この類似していることでスチロール樹脂と解け合う性質があるトコが違う。つまり、本当の溶着系流し込み接着剤となるんです、今のところww今のところってのは、模型用のこの手の製品って、何年か経ってみて見えてくる欠点があったりするので断言しがたいんですよね。あ、そうそう、リモネン系洗浄剤の特徴として、対象物の塗装を侵さないってのがあるといいましたが、同じ理由でこの接着剤、塗装面上に使用すると極端に「使えねぇーーーーーーー」もんになるので、この点は欠点と言えば欠点かも知れません。
で、早速使ってみました。
シャーシパーツとコクピットフロアを這うフレームパーツの合体ですが、このキットの御約束なのか、棚から出してきた三個の911GT1のキットの三個とも、このフロアーのパーツ(白いパーツ)が歪んでいて、そのままで接着できないんですよ。三箱とも同じ頃に買ったので、経変なんだろうとは思うけど。で、シャーシの押しピン後や怪しげな筋目モールドをペーパーで均してから、歪みの出てるフロアーのパーツをドライヤーでほんのり暖めてからクランプを使ってフロアーに固定。で、隙間にリモネン接着剤を流し込んで乾燥機にドン。数時間後取り出してみましたが、問題なく、否、想像以上にガッチリ固定してくれました。調子ぶっこいて、またしても手元の三枚のシャーシ全部にフロアパーツを貼り付けてしまった。
乾燥途中に何度か取り出してみましたが、乾燥自体は遅い気がします。少なくともタミヤやモデラーズの流し込みよりは遙かに
クレオスのリモネン系接着剤、40mlで280円でした。ちょっと高めですが、リモネンとしては「随分安く買えるようになったんだねー」な価格かと思います。ガイアノーツ・テスター・プラストラクト・トライスターなんかからも出てますが、それぞれ何が同じで何が違うのかはサッパリ知りません。っつーか、田舎者なので、クレオスのしか店頭買いできないんすよ。
※その後色々試してみました。結果として、リモネン系は塗装面を全く侵さない訳ではないようです。サフェーサーを塗布したパーツ同士をくっつけて流してみても殆ど接着効果は無かったのですが、試しにサフ面にリモネン系を垂らして、ソレをティッシュで拭き取ってみたところ、接着剤だけではなく塗膜も持って行かれました。ただ、従来からあるアセトン系やラッカー系の様に塗ったそばから塗装をデロデロ溶かすような浸食の仕方ではなく、プラスチックに接触しない限りはサラサラっと持っていく感じの浸食です。これは、瓶に書いてある「リモネンD成分95%」という残りの5%に理由があるのか、それとも同じリモネン系製品にペイントリムーバーがありますが、類似た効用を有しているので塗装を侵さないわけではないということなのか、今のところ私には判りません。ちなみに、先述の検証時の塗膜の持って行かれ方は、まさしくクレオスのペイントリムーバーを使った時と同じ感じの持って行かれ方でありました!
そんなわけで、確かに塗装を侵しにくい接着剤ではありますが、エポキシやGクリアーの様に全くダメージを与えないという訳ではないので、塗装したパーツの接着に於いては注意が必要。また当然接着部の塗装は剥がしてから使用すること。はみ出しはシミになること。以上が検証してみて判ったことです(2006/03/28管理者加筆)