11月も20日を過ぎまして、そろそろ次のを開始しようかと思い始めた晩秋の候、
皆々様には日々有機溶剤とオタワムレとのことと存じお慶び申し上げます。
そんな訳で、春先に悩んだっきりスッカリ忘れていたのに、この頃ふと思い出して
再び模型用コンプレッサーを追加導入しようと目論見中の@河童です。911GT1で色斑出しちゃった事件ってのが
あったのですが、ちょっと面積がデカくなると私如きのイイ加減なオッサンにはタミヤのREVO程度の圧では
時間も掛かるし斑も出やすいって思いまして、次作に備えて超久々に岩田製のデカいコンプレッサーを
動かしてみると、物凄いノイズと共にパルス出まくりエアが出たかと思うとあっという間に内部ブレーカーが作動(笑。
機械ものはチョコチョコ動かさないとダメでやんすね。
で、ちょいと本格的に買おうと思うんですが、色々な事情を勘案して目下
タミヤ ACコンプレッサーセット
エアテックス APC-007
の二機種の内どっちかにしようと思うんですが、方やタミヤの方は圧はソコソコで作動音振動も結構出るものの
オイルレスダイヤフラムなので殆どメンテフリーで使い物になるレギュ&フィルターも付いてるのに対し
方やエアテックスのはオイルを使用するタイプで筐体もデカく付属のレギュ&フィルターの性能は未知数で
オマケにキャスターだの取っ手だのホースがデフォではスパイラルタイプだのと設置自由度は最悪なのですが
圧の方は余裕有りまくりですし静音設計のサブタンク式なので、いつでも我が家の財務大臣兼カミ様に
見つからずに戯れることが可能って製品。
実売価格が2~3000円しか違わないため、本気で悩んでます。春から悩んでただけ有って
予算の面では射程内余裕ブッコいてんですが、果たしてどっちがオレちゃんの中坊がBOMBのグラビア見て
アンドロメダ星雲に届きそうなくらいの欲望をどう収めるか並の試行錯誤中であります。
そんなこたぁともかく今回は、どうしても試しに塗ってみたい色ってのがありまして、
色先行でキットを選択。結構頭の悪そうな色なので、それに似合うと
独断と辺見でレベルのシェルビー・シリーズ1を選択しました。
この辺りは前の911GT1作ってる最中にサボってチョロっと紹介した通り。
1999年発表のシリーズ1ですが、実は意外なことに、キャロルシェルビーにとっては、
初の規格・設計・開発・製造まで一貫したオリジナルな車だったりします。
アルミハニカムフレームにカーボンファイバー製ボディで見た目大柄な車体でありながら
車重は1300kgを軽く下回ります。ヘタするとインテR辺りより軽いか?
で、反面エンジンは4リッターV8を搭載し、NAながら40kgmのトルクを出します。
フロントミッドシップ型のFR2シーターって事なのですが、どうやら非常に扱い辛いらしく、
パワーオーバーステア出まくりのじゃじゃ馬だとか言われてます。
模型ではそんな事はどうでも良いわけで、重要なのはユーザー的にスタイルが気に入るか否か。
ハイテク素材を駆使した近代車でありながら、フロントマスクデザインや給油口の形状や
マフラーのデザインのセンスなどは、60~70年代のセンスが有ったり、まぁヘンテコな雰囲気の車ですが
キット買っちゃった私にとっては実は結構好きなデザインだったりします。
キットはレベルの製品としては定番のフルディテール仕様。フルディテールでありながら
組み立てやすさを優先的に考えられておりまして、随所に良くも悪くも割り切りの良さが見え隠れします。
最近の北米レベルのキットは、旧モノグラムのテイストが感じられる物が多く、このキットもまさにそんな印象。
アメリカのプラモデルは、スナップキットの開発なんかも積極的に行ってることもあり、
実は設計精度は高めな物が多いのですが、プラ質の悪さや金型精度の緩さのお陰で、実際の製品では
バリや歪みが結構出ていたりします。また、設計のクセなのかどうかは知りませんが、
ボディーとシャーシの合体時に色々と問題が発覚することが多いので、事前の全体的な仮組みは必須です。
で、仮組みをしてみたのですが、先ず車高がやや高めというか、タイヤとホイールアーチの隙間が大きめになります。
元々タイヤとホイールの出来がイマイチだったので、これは国産のタイヤ&ホイールパーツを移植してやることで
1/25と1/24という微妙な違いのお陰で、タイヤがでかくなるので車高下げまでは不要なようです。
そのタイヤホイールですが、ボディーを頭の悪そうな色に仕上げるつもりなので、やはりそれにマッチする
下品な物を探してみたんですが、アオシマのVIPカー用の大径ホイールセットのものか、
同じくアオシマのD1仕様車両用のタイヤホイールのものか、どちらにするか目下悩み中です。
あと、シャーシとボディーの合体ですが、オープンカーということもあって、
シート後方バルクヘッドとボディーの摺り合わせが大変重要な様子。更に、ボディーサイド下部の
シャーシとボディーの接合部も、ピンやベロの類が一切無いので、合体時の確実な接着と補強を兼ねた加工が要りそうです。
又、この手の外プラの最大の欠点は灯火類なのですが、このキットもご多分に漏れずイマイチな構成となっております。
フロントウィンカーとリアサイドの反射板に関しては、透明材への置換も考えたくなりますが、
特にフロントウィンカーはモールドがややこしく、ユニットの反射鏡部も凹凸激しい物でして
そこらを自作するのは割に合わなそうなので、境目を彫り込んで別パーツであることを強調しつつ
表面にはエポキシでも塗って着色して~ってな方法で済ましちゃおうかと思うちょります。
ヘッドライトやフォグランプは、平面に透明パーツのレンズを貼り付けるだけの構成になってまして、
特にヘッドライトは径の大きい丸形ライトなので、此処は流石に奥行きを持たせたユニット部を
加えてやりたいって事で加工してます。
先ずトースカンでライトユニット部左右の軸線を同じにし、レンズパーツの直径が6.2mmだったので
3mm幅に調節したディバイダでレンズ装着部の円周上に軸を置いて、軸をズラしながら2~3箇所からレンズ中央部付近をケガき
全ての線が混じる点を中心点にして5mmの穴を正確に開口。
そこに裏からエポキシパテを詰めて開けたはずの穴を埋めてしまいます。埋めた部分に
手芸用の「ぬいぐるみの目5mm径」
にメンタムを塗って、先ほどのエポパテ部に埋め込んでから、
暫くして目を外すと綺麗な半球状の凹みが出来ます。これがユニットの反射鏡になるという寸法です。
フォグランプ部も開口しましたが、ここは反射鏡が無くとも奥行き感が出せればよいので、ライトユニットまでは作りません。
手芸用の目玉を利用する理由は、表面が平滑な半球で価格が安くて径が1mm単位で細かく揃ってド田舎でも入手しやすいという理由です。
また、以前のエントリーでも少し紹介しましたが、フロントのラジエターインレットの開口部が、
どうも少し小さく底が浅いので、エバグリの一番薄いプラ帯板をインレットの内周に貼り付けて、段差を黒瞬着で均してみました。
ライト関係はサードパーティから様々な金属素材による置換品とかも出てるのですが、
そういうものは高価な上に入手が安定しないので、毎度のことですがこのHPやブログでは、
そういったものを極力使わない方向で進めております。ケチといえばソレまでですが、
その手のパーツを使うと手軽に精細な出来に持って行けるとは言え、下手でもなるべく自作するというのも
模型作りの楽しみですし、手持ちの”引き出し”も増えるから悪いことではないと思うんですよね。
その他のボディーワークは、別パーツになってるリアバンパーは合わせに問題はないようですし、
ミラーやサイドのエラ状のバルジにフロントインナーフェンダーも予想外に合いが良いようです。
ただ、フロントボンネットがどうもイマイチ。前端後端が浮いちゃうのでパーツが
反ってんのカナ?って思ったんですが、パーツの周囲裏面に薄々攻撃するとちゃんと
ハマったとこまでは良いとして、チリが全然合いません。固定しちゃって筋彫り彫り直して
スッキリさせるって手もあるんですが、エンジンパーツとか結構出来が良いので勿体ない気もするし
もう少しチリを詰めておけば、塗装色が濃暗色系なので大丈夫かな?とかちょっと思案中です。
皆々様には日々有機溶剤とオタワムレとのことと存じお慶び申し上げます。
そんな訳で、春先に悩んだっきりスッカリ忘れていたのに、この頃ふと思い出して
再び模型用コンプレッサーを追加導入しようと目論見中の@河童です。911GT1で色斑出しちゃった事件ってのが
あったのですが、ちょっと面積がデカくなると私如きのイイ加減なオッサンにはタミヤのREVO程度の圧では
時間も掛かるし斑も出やすいって思いまして、次作に備えて超久々に岩田製のデカいコンプレッサーを
動かしてみると、物凄いノイズと共にパルス出まくりエアが出たかと思うとあっという間に内部ブレーカーが作動(笑。
機械ものはチョコチョコ動かさないとダメでやんすね。
で、ちょいと本格的に買おうと思うんですが、色々な事情を勘案して目下
タミヤ ACコンプレッサーセット
エアテックス APC-007
の二機種の内どっちかにしようと思うんですが、方やタミヤの方は圧はソコソコで作動音振動も結構出るものの
オイルレスダイヤフラムなので殆どメンテフリーで使い物になるレギュ&フィルターも付いてるのに対し
方やエアテックスのはオイルを使用するタイプで筐体もデカく付属のレギュ&フィルターの性能は未知数で
オマケにキャスターだの取っ手だのホースがデフォではスパイラルタイプだのと設置自由度は最悪なのですが
圧の方は余裕有りまくりですし静音設計のサブタンク式なので、いつでも我が家の財務大臣兼カミ様に
見つからずに戯れることが可能って製品。
実売価格が2~3000円しか違わないため、本気で悩んでます。春から悩んでただけ有って
予算の面では射程内余裕ブッコいてんですが、果たしてどっちがオレちゃんの中坊がBOMBのグラビア見て
アンドロメダ星雲に届きそうなくらいの欲望をどう収めるか並の試行錯誤中であります。
そんなこたぁともかく今回は、どうしても試しに塗ってみたい色ってのがありまして、
色先行でキットを選択。結構頭の悪そうな色なので、それに似合うと
独断と辺見でレベルのシェルビー・シリーズ1を選択しました。
この辺りは前の911GT1作ってる最中にサボってチョロっと紹介した通り。
1999年発表のシリーズ1ですが、実は意外なことに、キャロルシェルビーにとっては、
初の規格・設計・開発・製造まで一貫したオリジナルな車だったりします。
アルミハニカムフレームにカーボンファイバー製ボディで見た目大柄な車体でありながら
車重は1300kgを軽く下回ります。ヘタするとインテR辺りより軽いか?
で、反面エンジンは4リッターV8を搭載し、NAながら40kgmのトルクを出します。
フロントミッドシップ型のFR2シーターって事なのですが、どうやら非常に扱い辛いらしく、
パワーオーバーステア出まくりのじゃじゃ馬だとか言われてます。
模型ではそんな事はどうでも良いわけで、重要なのはユーザー的にスタイルが気に入るか否か。
ハイテク素材を駆使した近代車でありながら、フロントマスクデザインや給油口の形状や
マフラーのデザインのセンスなどは、60~70年代のセンスが有ったり、まぁヘンテコな雰囲気の車ですが
キット買っちゃった私にとっては実は結構好きなデザインだったりします。
キットはレベルの製品としては定番のフルディテール仕様。フルディテールでありながら
組み立てやすさを優先的に考えられておりまして、随所に良くも悪くも割り切りの良さが見え隠れします。
最近の北米レベルのキットは、旧モノグラムのテイストが感じられる物が多く、このキットもまさにそんな印象。
アメリカのプラモデルは、スナップキットの開発なんかも積極的に行ってることもあり、
実は設計精度は高めな物が多いのですが、プラ質の悪さや金型精度の緩さのお陰で、実際の製品では
バリや歪みが結構出ていたりします。また、設計のクセなのかどうかは知りませんが、
ボディーとシャーシの合体時に色々と問題が発覚することが多いので、事前の全体的な仮組みは必須です。
で、仮組みをしてみたのですが、先ず車高がやや高めというか、タイヤとホイールアーチの隙間が大きめになります。
元々タイヤとホイールの出来がイマイチだったので、これは国産のタイヤ&ホイールパーツを移植してやることで
1/25と1/24という微妙な違いのお陰で、タイヤがでかくなるので車高下げまでは不要なようです。
そのタイヤホイールですが、ボディーを頭の悪そうな色に仕上げるつもりなので、やはりそれにマッチする
下品な物を探してみたんですが、アオシマのVIPカー用の大径ホイールセットのものか、
同じくアオシマのD1仕様車両用のタイヤホイールのものか、どちらにするか目下悩み中です。
あと、シャーシとボディーの合体ですが、オープンカーということもあって、
シート後方バルクヘッドとボディーの摺り合わせが大変重要な様子。更に、ボディーサイド下部の
シャーシとボディーの接合部も、ピンやベロの類が一切無いので、合体時の確実な接着と補強を兼ねた加工が要りそうです。
又、この手の外プラの最大の欠点は灯火類なのですが、このキットもご多分に漏れずイマイチな構成となっております。
フロントウィンカーとリアサイドの反射板に関しては、透明材への置換も考えたくなりますが、
特にフロントウィンカーはモールドがややこしく、ユニットの反射鏡部も凹凸激しい物でして
そこらを自作するのは割に合わなそうなので、境目を彫り込んで別パーツであることを強調しつつ
表面にはエポキシでも塗って着色して~ってな方法で済ましちゃおうかと思うちょります。
ヘッドライトやフォグランプは、平面に透明パーツのレンズを貼り付けるだけの構成になってまして、
特にヘッドライトは径の大きい丸形ライトなので、此処は流石に奥行きを持たせたユニット部を
加えてやりたいって事で加工してます。
先ずトースカンでライトユニット部左右の軸線を同じにし、レンズパーツの直径が6.2mmだったので
3mm幅に調節したディバイダでレンズ装着部の円周上に軸を置いて、軸をズラしながら2~3箇所からレンズ中央部付近をケガき
全ての線が混じる点を中心点にして5mmの穴を正確に開口。
そこに裏からエポキシパテを詰めて開けたはずの穴を埋めてしまいます。埋めた部分に
手芸用の「ぬいぐるみの目5mm径」
にメンタムを塗って、先ほどのエポパテ部に埋め込んでから、
暫くして目を外すと綺麗な半球状の凹みが出来ます。これがユニットの反射鏡になるという寸法です。
フォグランプ部も開口しましたが、ここは反射鏡が無くとも奥行き感が出せればよいので、ライトユニットまでは作りません。
手芸用の目玉を利用する理由は、表面が平滑な半球で価格が安くて径が1mm単位で細かく揃ってド田舎でも入手しやすいという理由です。
また、以前のエントリーでも少し紹介しましたが、フロントのラジエターインレットの開口部が、
どうも少し小さく底が浅いので、エバグリの一番薄いプラ帯板をインレットの内周に貼り付けて、段差を黒瞬着で均してみました。
ライト関係はサードパーティから様々な金属素材による置換品とかも出てるのですが、
そういうものは高価な上に入手が安定しないので、毎度のことですがこのHPやブログでは、
そういったものを極力使わない方向で進めております。ケチといえばソレまでですが、
その手のパーツを使うと手軽に精細な出来に持って行けるとは言え、下手でもなるべく自作するというのも
模型作りの楽しみですし、手持ちの”引き出し”も増えるから悪いことではないと思うんですよね。
その他のボディーワークは、別パーツになってるリアバンパーは合わせに問題はないようですし、
ミラーやサイドのエラ状のバルジにフロントインナーフェンダーも予想外に合いが良いようです。
ただ、フロントボンネットがどうもイマイチ。前端後端が浮いちゃうのでパーツが
反ってんのカナ?って思ったんですが、パーツの周囲裏面に薄々攻撃するとちゃんと
ハマったとこまでは良いとして、チリが全然合いません。固定しちゃって筋彫り彫り直して
スッキリさせるって手もあるんですが、エンジンパーツとか結構出来が良いので勿体ない気もするし
もう少しチリを詰めておけば、塗装色が濃暗色系なので大丈夫かな?とかちょっと思案中です。