ども先月末辺りから仕事でテンパリ続けてる@河童です。模型、全然進んでません。流石は年度末。
そうそう、車を買いました。1/1の車です。実車です。正確には買ったのではなく”買わされました”。
もう無理矢理ですよ。欲しい車を買うってのは物凄く楽しいんですが、好きでもない車を大枚叩いて買わされるってのは
団鬼六もビックリな拷問ですよ亀甲縛りですよ堪忍え~。思えば車ってのも変わっちゃったもんですよね。
今時のくるまって
・オートマ(下手すると無段階変速)
・長すぎるホイールベース
・妙に短いオーバーハング
・広すぎるキャビン
・高すぎる重心と車高
・無駄にデカいホイールに省エネと逆行する扁平タイヤ
・回らないエンジン
・FF全盛
・重すぎる車重
と、走行性能を下げてしまう要素をこれでもかとてんこ盛りです。今回買わされたのもその手の車でして
あれを”車”と呼ぶのが憚られる気がするが、世の”車”好きはこの状況を如何に思ってるんでしょう?
さて、先日仕事中に模型屋に立ち寄って、特殊浴場総額並の金を散財してしまいました。
何を買ったとか特筆するような物は少なくて、細々とした物や「そういうや買い逃してたなぁ」ってな物を
まぁ節操なくカートに放り込んでレジに持っていくと、塵も積もれば何とやら、
当初はエアテックスのエアコントロールジョイントを買う為だけに寄った筈なんですが、
気が付くと、フジミのガヤルドやらタミヤのウェザリングセットやらウレタンクリアーやら塗料やら、
なんやかんやウッカリ買ってしまったのでありました。
で、本命のエアコントロールジョイントですが、コレが想像以上に便利な一品。
特に、エアブラシを複数本使い回してる人には、大変便利な製品といえるでせう。
エア圧を調節できるレギュみたいなものじゃないので、塗料の濃度をミスった時に
手元でフォローが出来る程の便利さは無いんですが、
矢印のネジでエア量を調節できるので、メタリック塗装で重要なエア量を少なめにしてノズルは開き気味に
ってのが簡単に決まります。大体ワシみたいな不器用者に、ブラシのボタンを微妙にコントロールなんてこと難しすぎですから、
ボタンの押し加減を気にせず決め撃ち出来るってのが良いですな。
ワンタッチ脱着のクイックプラグが三個オマケで付いているので、三本分岐ジョイントで
ブラシは5本同時に使い分けることが可能になりました。ブラシの数だけホースが増えるってのも難儀ですしね。
ついでに結構重要かも知れないネタ。エアテックスのエアブラシ&コンプレッサーが、来月からタミヤチックに二割ほど
定価が上がってしまいます。二割っつっても元の定価が高い製品が多いので、UP価格も結構デカイです。
一例を挙げますと
エボリューションLE 11865円→14280円
エボリューションA 13965円→16800円
ハンザ381 16275円→19530円
コラーニ 26250円→31500円
サイレントコンプレッサー APC007 61845円→74235円
って感じ。コンプレッサーは一機種のみですが、エアブラシは軒並み値上げになっとります。
で、模型の時間が無いとか言いながら、折角出来た空き時間を、何故か塗装の実験に費やしてしまうアカンタレなオレちゃん。
先ずは、先日一寸試したスパッツスティックスのミラークロームのネタから。
F1のマクラーレンMP4-21にも使えそうなこの塗料ですが、問題はクリアーが吹けるかどうか。
取りあえず今回はラッカー系とウレタン系を同時に試してみました。
画像↑の通り、ラッカーだとクリアーを吹いた瞬間に「キメの細かいだけの単なるシルバー」に
僅か0.05秒
で蒸着変質してしまいます。(図ではフィニッシャーズって書いてますがクレオス製の誤記です。すんません)
一方ウレタンクリアーだと、若干白っぽくなりはしますが、ラッカーよりも遙かにマシな状態で仕上がります。
コートするならウレタンでしょうねぇ。あ、ウレタンクリアーは、私は基本的に車模型には使わないんですが、
車模型とは関係ない全くの別件で使用する都合があり、先述の衝動買いの際に、
近場の模型店(っつっても自宅から小一時間くらい離れてるんすけど)で入手した精密屋ブランド。
折角だしちょいと実験しちゃおうという事にしたのですが、本命ではないためケチって少ししか使わないようにしたらw、
少なすぎて表面状態は劣悪です。でもラッカーとの違いはなんとか判っていただけるかと。
二液混合型ウレタン塗料は、もし使用されるなら、換気や防護には充分気を遣ってくださいまし。
塗料ネタをもう一つ。実験君ことハセガワカローラのジャンクボディーで偏光カラーをテストしてみました。
スパッツスティックスのマルチチェンジカラーを試してみたかったので、比較の意味もあって、アルクラッドⅡの
偏光カラーもテストしてみました。
アルクラッドが右側(緑主体)、スパッツスティックスが左側(紫主体)。
アルクラッドの方は、偏光は綺麗に出るんですが、なんせ粒子が粗すぎです。まさにラメって感じ。
少なくとも1/24辺りのスケールでは、ラメ感が強くて使いにくい。アオシマのヤン車に塗るとかでないと
ちょっと使い道は無さそうです。1800円もしたのにこのざまですよ奥さん。
一方スパッツスティックスの方はマジョーラの様に綺麗に偏光が出ますし粒子も細かい。本家マジョーラより細かいかも。
一本1400円とかなり高い塗料ですが、クレオスのマジョーラが2000円なので、実は割安なのです。
しかもクレオスのマジョーラより発売されてる色の種類が多いんですよね。あんまり綺麗に効果が出るので
これは偏光系ヲタと化してる私としましては、全色揃える気満々になる結果となりました。今回使用したのは
日本版公式サイトのマルチチェンジシリーズリストの一番上に出てる色です。
http://www.spazstix.jp/index.php?main_page=index&cPath=12_16
当然クリアーも吹いてテストしたんですが、どちらもクレオスのラッカー【スーパークリアー2)】で大丈夫でした。
スパクリ2は艶と肉痩せは高性能ですが乾燥が遅いのが玉に瑕ですけど、それでも問題無いって事は
大抵のクリアーは大丈夫なんじゃないでしょうか。余談としてスパクリ2と缶ペのスパクリは同じ製品で
瓶入りのスパクリは瓶入りでしか存在しないんだそうでややこしい話ですな。名前ぐらい統一しろよ。
今回テストした塗料は、どれもクセのあるメタリック&パール系塗料でして、吹き方にコツが要ります。
エア圧は0.8~1気圧程度、エア量は少なめでニードルは全開かもしくはかなり開き気味にして、
尚かつ広範囲に広げる感じで一気に粒子を乗せてやります。ソフトでありながら豪快にって曖昧じゃねぇか!って感じですが、
文章で説明するとホントにそんな感じ。特にミラークロームは、ビビって少しずつ塗料を乗せようとすると、
先ず間違いなく斑が出来ます。多少粒子が立っても、乾燥後に一磨き入れてやれば直ぐ光りますんで、
塗りっぱなしでのクローム感よりも、先ずは斑無く塗ることに気を遣った方が良いようです。
※その後知人より指摘されたのですが、ニードルはむしろカナリ閉じ気味にして
逆にエア圧を上げた上で豪快に(1.2気圧程度)吹いた方が綺麗に仕上がるとのこと。
確かにメーカーも知人の言うとおりの方法を推奨しているようです。
又、ブルマスパッツのチェンジカラーも、バインダーかソフナーか、ともかく何か入ってるみたいで乾燥が激遅です。
クリアーコートする場合は、完全乾燥してからコートする様時間を空けた方が良さそうです。
実験ばかりじゃなく、ムルシの方も漸くシャーシの塗装&組み付けが佳境ですので、
次回はそこらの報告が出来るかと思いますって、まだ完成しないのかよ!(怒
※(2007/03/09 一部加筆修正)
そうそう、車を買いました。1/1の車です。実車です。正確には買ったのではなく”買わされました”。
もう無理矢理ですよ。欲しい車を買うってのは物凄く楽しいんですが、好きでもない車を大枚叩いて買わされるってのは
団鬼六もビックリな拷問ですよ亀甲縛りですよ堪忍え~。思えば車ってのも変わっちゃったもんですよね。
今時のくるまって
・オートマ(下手すると無段階変速)
・長すぎるホイールベース
・妙に短いオーバーハング
・広すぎるキャビン
・高すぎる重心と車高
・無駄にデカいホイールに省エネと逆行する扁平タイヤ
・回らないエンジン
・FF全盛
・重すぎる車重
と、走行性能を下げてしまう要素をこれでもかとてんこ盛りです。今回買わされたのもその手の車でして
あれを”車”と呼ぶのが憚られる気がするが、世の”車”好きはこの状況を如何に思ってるんでしょう?
さて、先日仕事中に模型屋に立ち寄って、特殊浴場総額並の金を散財してしまいました。
何を買ったとか特筆するような物は少なくて、細々とした物や「そういうや買い逃してたなぁ」ってな物を
まぁ節操なくカートに放り込んでレジに持っていくと、塵も積もれば何とやら、
当初はエアテックスのエアコントロールジョイントを買う為だけに寄った筈なんですが、
気が付くと、フジミのガヤルドやらタミヤのウェザリングセットやらウレタンクリアーやら塗料やら、
なんやかんやウッカリ買ってしまったのでありました。
で、本命のエアコントロールジョイントですが、コレが想像以上に便利な一品。
特に、エアブラシを複数本使い回してる人には、大変便利な製品といえるでせう。
エア圧を調節できるレギュみたいなものじゃないので、塗料の濃度をミスった時に
手元でフォローが出来る程の便利さは無いんですが、
矢印のネジでエア量を調節できるので、メタリック塗装で重要なエア量を少なめにしてノズルは開き気味に
ってのが簡単に決まります。大体ワシみたいな不器用者に、ブラシのボタンを微妙にコントロールなんてこと難しすぎですから、
ボタンの押し加減を気にせず決め撃ち出来るってのが良いですな。
ワンタッチ脱着のクイックプラグが三個オマケで付いているので、三本分岐ジョイントで
ブラシは5本同時に使い分けることが可能になりました。ブラシの数だけホースが増えるってのも難儀ですしね。
ついでに結構重要かも知れないネタ。エアテックスのエアブラシ&コンプレッサーが、来月からタミヤチックに二割ほど
定価が上がってしまいます。二割っつっても元の定価が高い製品が多いので、UP価格も結構デカイです。
一例を挙げますと
エボリューションLE 11865円→14280円
エボリューションA 13965円→16800円
ハンザ381 16275円→19530円
コラーニ 26250円→31500円
サイレントコンプレッサー APC007 61845円→74235円
って感じ。コンプレッサーは一機種のみですが、エアブラシは軒並み値上げになっとります。
で、模型の時間が無いとか言いながら、折角出来た空き時間を、何故か塗装の実験に費やしてしまうアカンタレなオレちゃん。
先ずは、先日一寸試したスパッツスティックスのミラークロームのネタから。
F1のマクラーレンMP4-21にも使えそうなこの塗料ですが、問題はクリアーが吹けるかどうか。
取りあえず今回はラッカー系とウレタン系を同時に試してみました。
画像↑の通り、ラッカーだとクリアーを吹いた瞬間に「キメの細かいだけの単なるシルバー」に
僅か0.05秒
で
一方ウレタンクリアーだと、若干白っぽくなりはしますが、ラッカーよりも遙かにマシな状態で仕上がります。
コートするならウレタンでしょうねぇ。あ、ウレタンクリアーは、私は基本的に車模型には使わないんですが、
車模型とは関係ない全くの別件で使用する都合があり、先述の衝動買いの際に、
近場の模型店(っつっても自宅から小一時間くらい離れてるんすけど)で入手した精密屋ブランド。
折角だしちょいと実験しちゃおうという事にしたのですが、本命ではないためケチって少ししか使わないようにしたらw、
少なすぎて表面状態は劣悪です。でもラッカーとの違いはなんとか判っていただけるかと。
二液混合型ウレタン塗料は、もし使用されるなら、換気や防護には充分気を遣ってくださいまし。
塗料ネタをもう一つ。実験君ことハセガワカローラのジャンクボディーで偏光カラーをテストしてみました。
スパッツスティックスのマルチチェンジカラーを試してみたかったので、比較の意味もあって、アルクラッドⅡの
偏光カラーもテストしてみました。
アルクラッドが右側(緑主体)、スパッツスティックスが左側(紫主体)。
アルクラッドの方は、偏光は綺麗に出るんですが、なんせ粒子が粗すぎです。まさにラメって感じ。
少なくとも1/24辺りのスケールでは、ラメ感が強くて使いにくい。アオシマのヤン車に塗るとかでないと
ちょっと使い道は無さそうです。1800円もしたのにこのざまですよ奥さん。
一方スパッツスティックスの方はマジョーラの様に綺麗に偏光が出ますし粒子も細かい。本家マジョーラより細かいかも。
一本1400円とかなり高い塗料ですが、クレオスのマジョーラが2000円なので、実は割安なのです。
しかもクレオスのマジョーラより発売されてる色の種類が多いんですよね。あんまり綺麗に効果が出るので
これは偏光系ヲタと化してる私としましては、全色揃える気満々になる結果となりました。今回使用したのは
日本版公式サイトのマルチチェンジシリーズリストの一番上に出てる色です。
http://www.spazstix.jp/index.php?main_page=index&cPath=12_16
当然クリアーも吹いてテストしたんですが、どちらもクレオスのラッカー【スーパークリアー2)】で大丈夫でした。
スパクリ2は艶と肉痩せは高性能ですが乾燥が遅いのが玉に瑕ですけど、それでも問題無いって事は
大抵のクリアーは大丈夫なんじゃないでしょうか。余談としてスパクリ2と缶ペのスパクリは同じ製品で
瓶入りのスパクリは瓶入りでしか存在しないんだそうでややこしい話ですな。名前ぐらい統一しろよ。
今回テストした塗料は、どれもクセのあるメタリック&パール系塗料でして、吹き方にコツが要ります。
エア圧は0.8~1気圧程度、エア量は少なめでニードルは全開かもしくはかなり開き気味にして、
尚かつ広範囲に広げる感じで一気に粒子を乗せてやります。ソフトでありながら豪快にって曖昧じゃねぇか!って感じですが、
文章で説明するとホントにそんな感じ。特にミラークロームは、ビビって少しずつ塗料を乗せようとすると、
先ず間違いなく斑が出来ます。多少粒子が立っても、乾燥後に一磨き入れてやれば直ぐ光りますんで、
塗りっぱなしでのクローム感よりも、先ずは斑無く塗ることに気を遣った方が良いようです。
※その後知人より指摘されたのですが、ニードルはむしろカナリ閉じ気味にして
逆にエア圧を上げた上で豪快に(1.2気圧程度)吹いた方が綺麗に仕上がるとのこと。
確かにメーカーも知人の言うとおりの方法を推奨しているようです。
又、
クリアーコートする場合は、完全乾燥してからコートする様時間を空けた方が良さそうです。
実験ばかりじゃなく、ムルシの方も漸くシャーシの塗装&組み付けが佳境ですので、
次回はそこらの報告が出来るかと思いますって、まだ完成しないのかよ!(怒
※(2007/03/09 一部加筆修正)