またも一週間ぶりのご無沙汰です。キャンディーズではスーちゃん派でピンクレディーではミィちゃん派だったのに
どちらかというとマイナー指向であると言って憚らない@河童です。
漸くムルシエラゴロードスター、完成いたしました。結局三ヶ月位掛かってしまいましたが、
作業的には毎日1~2時間で2週間程度の作業しかしてません(笑。
仕事や子供の相手の間に時間が出来たら作業するってスタンスなので、進みが悪すぎまして
連日500前後のアクセスを頂いているのに申し訳ないやらなんやら。
完成したので机上に俄スタジオ構築して早速撮影してみました。
前回からの続きの作業の模様は、もう殆ど画像が撮れてません。ホントに隙を見てパパって感じの作業ばっかりでしたし。
ボディーとシャーシの合体時には、基本的にネジ留めとなるんですが、内装パーツの前端のダボが
シャーシ側の凹部に微妙に合わないため、ここを切り飛ばした以外は、キットの指定通りにネジ留めしてます。
仮組段階でちゃんとネジ穴にタップを切っておかないと、時としてネジ留め時にボディー表面にクラックが出たりしかねないので要注意。
また、シャーシとの合体時には、内装のセンターコンソール付近をグッと一押ししてシャーシに填め込まないと
前輪が浮いてしまいますのでここも要注意。合体順は
ボディー+フロントバンパー+サイドスカート→エンジンフード→+内装=①
シャーシ+リアインナーフェンダー=②
①+②→リアコンビランプ+リアバンパー→マフラー
の順となります。
余談ですが、フロントのトレッド、これでも左右計4mm以上拡幅してんですよ。
それでもまだ少し内に引っ込んでる風情があるんですから、元の状態が如何に
酷い物だかお解りいただけるかと。5mmでもいいかも知れません。
それと、研ぎ出しでリアエンジンフードを攻めきれませんでした。思った以上に凹凸が激しいデザインで
ここを綺麗に磨くには、塗装段階でかなり平滑にしておく必要性が有り、中研ぎ無しの一発磨きでは柚肌が取りきれません。
塗装色がパール+クレオス新型蛍光って事で、クリアーコート前は思い切り艶消し状態になるんですが、
こういう場合は、デカール無しのボディーでも中研ぎ入れた方が良いですね。
続いて完成後の画像を使用して、紹介していなかった他の作業の報告。
ヘッドライト周りですが、やらかしてしまいました(←またかよ。ライトカバーに変なウェルドが有ったので、
そいつを何とかしようと表裏を研磨して研ぎ出して、ついでにボディーとの摺り合わせも敢行してたんですが、
あと少しってトコでクラックを入れてしまい、右側のカバーだけパァです。スペアがあったので、パーツ自体はいいんですが、
面倒くさい作業をもう一回やるのかと思うと泣けてくるので、今度はそのまんま枠を塗って貼り付けたんですが、
脳内では破損前の状態の記憶のまんまで、スペアを填め込もうとしたので、
「摺り合わせ」をしないまま接着剤を塗ってしまい、気が付いたときには既に遅し。
仕方ないのでそのまま逝ったんですが、左側は巧いこと填りましたが右側がキツキツで浮いてしまいますた。
結局妥協点を探り出し、「右が少し浮いてて左がピッタリ」というアンバランスさを避けるべく
折角キチンと填ってる左側を、わざわざ少し浮かすというデチューンを施してます。もう何が何だか・・・・
リアセクションです。最初の頃のエントリーで書いた通り、ここは塗装前に先に組んでしまうと、
リアコンビランプが装着できなくなる罠がありますんで漸く組める時が来たって感じです。
ナンバープレートはプラ板にデカールを貼って乾燥時間も殆ど置かず速攻半艶クリアー塗ったら、
テキトーにブワっと塗ったのでデカールがシワシワに。半艶だとシワシワが目立つので急遽艶消しに変更。
マフラーは単純に見えて結構面倒くさい。プラ板を治具にして遮熱板とマフラーエンドとのクリアランスを保ち
マスキングテープでエンド部を先に仮止めしてから根本をシャーシに接着します。
でないと、左右の間が広がりすぎたり、右左で露出角度が異なったり、チグハグになるのです。
エンジンフードは前回紹介した通りメッシュを貼り込んでます。
で、リア正面のメッシュ部にはハイマウントストップランプが在るんですが、キットではデカールを貼るだけ。
何時も思うんですけど、ハイマウントストップランプって、タミヤなんかでもゾンザイに扱われてますよね。
他の燈火類がクリアーパーツで、ここだけデカール処理ってのはバランス考えると良いとは思えないんですけどねぇ。
今回はバフ掛けした洋白板にエポキシを盛りつけて、それをクリアーレッドに塗装して装着しました。
コクピット周辺です。前回までの作業以降で追加になってるのはルームミラーとドアミラー。
ルームミラーはキットのパーツにバフ掛けした洋白板を貼ってます。ドアミラーは、キットの反射鏡パーツに
キッチン補修テープを貼って装着。このテープ、表面にコーティングが入ってるので、ミラーを再現するのに便利です。
確かセメダインのだったと思うけど、パッケージ無くしてるので不明。4m有るので、ミラー用としては一回買うと一生物w
ウィンドウパーツは、Aピラーとルーフ前端が一発形成されてます。ウィンドウと枠がツライチになるので、
オープンカー用パーツとしては、優れものに思います。先ずマスキングして表側のグロスブラックを吹きます。
この際、サイドウィンドウカブにも細い塗装部分が有るので塗り忘れないように(下図点線部)
で、更にクリアーコートしますが、クリアーパーツにサフレスで、尚かつ塗布面積も狭いので
研ぎ出ししなくても塗り方さえ良ければテカテカになります。当然面倒なので研いでません。
表が乾燥したら、今度は裏を艶消し黒で塗装。マスキングはキット同梱のマスキングテープ。
フジミのことだから形が合ってないんじゃないかと思ったら、意外とピッタリでビックリ。
注意点としては、裏側の塗装は内装の内貼りを兼ねるので、それを見越して艶消し黒に微妙にグレーを混ぜて色合わせしてます。
ドアミラーも、ボディーにウィンドウを装着する前に、ウィンドウパーツに接着。糊シロが少ない上に、
ピンを刺そうにもウィンドウ自体が内装内貼りも兼ねてるので厄介なので、混合後8分30秒ほど経過させたエクセルエポを
ウィンドウのミラーマウント位置に点付けし、そこにミラーをくっつけてみました。
ドアのキーホールには0.5mm洋白線を先端ポリッシュして埋め込みましたが、その際右のキーホール周辺の塗装を
ひっかいて剥がしてしまいオシッコがちょっと出ました。タッチアップして目立たなくしましたが、個人的にはカナリ悔しい。
墨入れは悩んだのですが結局施しました。これは毎度施すか否か悩むところなんすよね。。
色はタミヤエナメルのクリアーブルーとクリアーイエローにスモークを加えスモークグリーンを作って流してます。
仕上げには、ハセガワのコーティングポリマーでコートして、乾燥機で一昼夜乾燥させ、
その後タミヤのワックスで磨いてます。何処だか忘れたけどどっかのサイトでやってた方法を、実験的に真似てみました。
真似たくせにネタ元失念ってのが失礼な話です。全く。
で、最後に今回の製作レシピ。
フジミ製 1/24 Lamborghini Murcielago Roadstar
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ボディーカラー:
▼下地目止め=タミヤサフェーサー→クレオス#1200[グレイ]
▼下塗り色=フィニシャーズ ファンデーションホワイト+同イエローグリーン
▼ボディー色=クレオス蛍光グリーン+フィニッシャーズ イエローグリーン+ピュアホワイト
+ガイアノーツ 「グリーン+イエロー」+クレオス クリアー
+ウェーブ パール粉「ホワイト/イエロー」
▼クリアー =フィニッシャーズ[オートクリアー]
インテリアカラー:
▼ベースカラー 黒部=モデラーズ インテリアブラック
緑部=フィニッシャーズ イエローグリーン
+同 ファンデーションホワイト
+ガイアノーツ グリーン
+ガイアノーツ フラットクリアー
▼フロアー =ベースカラー(黒)orクレオス スーパーフラットブラック
その他:
▼ホイール =メッキ剥がし→スパッツスティックス ミラークローム
▼マフラー =クレオス スーパーチタン(スーパーメタリック)
▼ヘッドライト =フィニッシャーズ カーボンブラックマット
▼ウィンドウピラー&ルーフ&ドアミラー部=
フィニッシャーズ ピュアブラック→オートクリアー
修正箇所
:外装
▼フロントサスペンション 車高(1mmダウン)トレッド(2mm×2=4mm+α拡幅)
軸位置(前方へ1mm移動)
▼リアサスペンション 車高(1.5mmダウン)トレッド(1mm×2=2mm縮小)
軸位置(後方へ1mm+α移動)
▼エンジンフード&可動式エアダクト固定&パネルライン彫り直し
▼エンジンフード&サイドスカート部メッシュ部にハニカムメッシュを貼り込み
▼フロント ポジション球・リアハイマウントストップランプ自作
▼フロントサイドマーカー埋め込み加工
▼リアバンパー 下面アウトライン変更+パネルライン変更 遮熱板追加
内装
▼ 後部ファイアウォール形状変更&ディテール大幅追加
▼ シートベルト&ベルト用補機類追加
▼ フロアーカーペット処理(サンドペーパーにて)
▼ ペダルをe-Gear用に加工
▼・・・その他細かい修正箇所有り
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屋外でも撮影してみました。ギャラリーは、また時間が出来た時にゆっくり作るとします。
※ギャラリー、07/3/28にUPしました!
そうそう、展示用のベースですが、実はまだ乗せられないんですよ。超亜米利加と二台一組で収める大きなケースを使用するため
ムルシ単独では成立しないケースです(笑。早く超亜米利加もやっつけたいのですが、なんせ時間が無いもんで・・・・。
下手すると、皆がF1をUPした頃も超亜米利加と格闘してるかも。これが片付かないと、
机上周辺を次作モードに環境移行できないので、中座してF1に行くことが出来ません。祭関係の方には誠に申し訳ないですが、
どうぞ御容赦下さいませませ。