思えば北川もタイガースから放出されたんだよなぁ。当時は今以上にバカな球団で、未来明るい有望株を放出して
出涸らししか残っていない一応実績だけはあるベテラン取っては失敗していたんすよね。
そらそうとミスター・クラフトも、サヨナラだそうです。私は西日本エリアしか知らない田舎者故
店に行ったことはないんですが、自動車模型愛好家にとっては、或る意味記憶に残る店だったように思いやす。
子会社化したモデラーズが飛んだとき、便利なマテリアルも消えるのか?と心配したけど、
吸収する形でミスクラがブランド継続してくれて、お陰でカーボンデカールやらライトレンズセットやら
生き残ってくれたんすよね。今回は流石に全滅方面でしょうか?勿体ないな~。何かの拍子にブランドだけ
どこかが引き受けて生き残るとか無いんですかね?ちなみに、私の製作環境で、モデラーズブランドの製品で
消えられると実は困っちゃうアイテムとしては
・マスクゾル
・カーボンデカール
・インテリアカラー
・シートベルトセット
・ワイヤリング(コードやホースの類ね)
・トップコンパウンド2000
といったところか。どれも別な会社の製品で十二分に賄えちゃうのですが、モデラーズのは
価格が安くて質が良いというものだっただけに実に惜しいです。今年に入って何となく手に入りにくくなってたので
マスクゾルとかコンパウンドとかカーボンデカールは、無駄に大人買いしてストックしてたんですが、
或る種予兆のような物を感じたのかな?最近はミニカー&着物(はぁ?)専門店って印象でしたが
全盛期は車模型の専門店として全国的に愛好家の中で名が通ってたんすよね。車模型の衰退を
改めて思い知らされるニュースでした。
さて、412T2、外装を纏めようとして色々検証してたんですが、このキット、多分フルディテール故だと思うのですが、
エンジンカウルの横から見た際のラインが、どうも412T2らしさを表現できてない気がします。
実車写真比は言うまでもなく似てませんが、タメオの412T2と比べても、タメオの方が好印象。
臓物を収める為の苦肉のデザインだったのかもしれませんが、問題はサイドポンツーン上面の面構成なので
もしかするとラジエター&インナーダクト形状の設計時にミスったのかも?で、これを修正するとなると
かなり大掛かりになっちゃうんすよねぇってどうしまひょ。まぁ、キットの構成上、カウルを閉めることは
あまり考えていない(ディスプレイもカウル開放状態で作るつもりだし)から、プロポーションモデルの場合ほど
気にはならないと言えばそうなのかも知れませんが、ガバッと空いたサイドポンツーン入り口から
車体中央部にかけては盛り上がり、中間部からキュッとケツ下がりになるってのが私見で言う「らしさ」なのです。
まぁ、自分のスキルから考えて、かーなり難しい工事になりそうですんで、今回はスルーしようかと思いますが、
臓物の再現性を多少犠牲にしてでも、ここのラインはメーカーさんにもうちっと詰めて欲しかった気がします。
で、ふと思ったのですが、ひょっとしてひょっとすると、このキットのアウトラインは、
某ゼッケン弐拾七なメーカーの同車種キットの焼き直しなんじゃないかと。と、いいますのも、
そのゼッケン弐拾七な会社から412T2が出てきた際、サイドポンツーンのデザインが気に入らず
キット購入を回避したことがありましてね、、、(笑。手持ちに弐拾七なキットはないので妄想話ですけど意外と的を射ていたり?
WAVEのT2は件のポイントは結構良い感じだったんだけどラジエターダクト開口部が前後に短いという点が気に入らなかったり、
好きな車だと細かいことが気になってしまう。ちなみに、タメオが一番”らしかった”印象です。まぁあくまで主観ですけど。
それともう一点、アンダーパネルとカウルの接合ですが、別ピース化されている左右後半部、
このパーツの下辺部分は、実際はアンダートレイ側にくっついていて色だけボディーカラーというのが正解で
キットのような箇所に分割線は入りません。なので、ここはスジボリ部分でアンダーパネル側に繋がる部分を切り離し
事前にアンダーパネル側に接着して継ぎ目を消そうとか考えたんですが、物凄く微妙な位置に
ロワアームが通る穴がありまして、ここは薄々もカマしたい部分でもあるしどうしたもんかと思案中。
と、まぁモチベーションダウン要素にいきなり当たっちゃったわけですが、このキットには
臓物を作り込んで外装のダメさをカバーしようという作戦が残されてますんで、
この際、カウルは閉じないことを前提に製作をしようと思います。閉じると悲しくなりそうなので(笑
一方エンジンブロックですが、、まるでプラモのようにパカパカ組めてしまいます。まるでタメオチック。
ココは色んな意味で基軸となる部分なので、軸線等をキチンと合わせた上で、3ピース構成のブロック部を
ハンダ付けで組み上げます。更にモノコックとの接合を担うパーツは、強度を考えてハンダ付け。
他のパーツは仮組み済まないと本接着するわけにはいかないので、チマチマと表面処理しながら取り敢えず瞬着で。
面白かったのがクラッチカバー。これ、ミッション組むと完全に隠れるんですが何故かパーツになってます。
でも、ミッションとエンジンの接合の都合上、実際のクラッチカバーより二回り程小さくパーツ化(笑。
各パーツとも物が1/20と大きめなだけに、メタル鋳造特有の表面の荒れが強めなんですが、
ソレを除くとモールドも細かく実車画像と見比べても耐えうる結構な再現度です。
初期に出ていたロータス97T辺りと比べると、キット構成・設計精度・鋳造精度等々何もかも遥かに良くなってますね。
それ故に、先述のカウルの造形が実に惜しいっすな。
最後にオマケネタ。いつもツール類を購入する店から会員向けメールに載って
↑こんな商品案内が来た(笑。買えない僕ちゃんへのイヤミでしょうか??
勿論単なる模型なので動きゃしまへん。飾るだけだそうで。