ロータスルノーのフクピカならぬクビサがどういう訳かラリーにシュコダ乗車にて参戦して大クラッシュ。車体は堅牢なロールケージに守られていたものの、
ガードレールに激突するクラッシュだったため、破損したガードレールが車内に突っ込んできて手首には破滅的な骨折を負ってしまったとのこと。辛うじて
切断の危機は免れそう(予断は許さない)ですが、今シーズンは復帰出来ないか、場合によっては引退かも知れないとのこと。思い出すのは
ベネトンに居たナニーニがプライベートで買ったばかりのヘリの事故によって右腕に重傷を負い、その後のF1人生を絶たれてしまった話。本業では無いところでの
不覚の大怪我で本業の前途さえ絶たれてしまうのは残念至極。何とか復帰して貰いたいものです。
さて、先週は大阪の電気屋と香港の秘密結社から相次いで荷物が到着。大阪の電気屋からの荷物は殊の外大きかったので少々カミ様から尋問を食らった。
確かに段ボールはでかいけど中身は
タミヤのディスプレイケース大人買い(笑。一個1000円位で丁度送料無料のサービスとかやっとりましたんで、調子ぶっこいて大人買い発注したら、数が揃わないとかで
結構待たされてしまった。っつーか、こんだけ必要になるほど作っちゃいないので、実は注文したことさえ失念していたのはホントの話。届いたとき、発注した本人が
「なにこれ?」
と訳わかんなくて、架空発注送りつけ事件かとか思ったほどである。っつーか、ケース買うなら中に入れるものを作れという話である。
香港の結社からは毒レベルのキットが漸く届く。先月末に入荷したらしいから意外と早く届いたというべきか。
四種発売されたDTMのキットは、結局顎弟搭載のメルセデスを一台のみ。中身見て気に入る内容ならアウディも一種考えようかと思い、取り敢えずメルセデス一個だけ。
昨年の今頃なら何も考えず四種全部ポチるとこだったが、なんせ香港ってことと、アメリカから発注するより日本から発注する方が送料高いという意味不明な設定も相まって
今年は積み量を控えようという俺ちゃんの脳内会議での会長訓辞に従って一種だけである。二つで送料込み70US$程だったので、日本の30%offプラモ通販と比べるとお得感は薄目か。
っつーか、ドイツレベルのキットの定価も、昨年後半辺りから5$くらい値が上がっちゃったです。日本の国内価格はむしろ円高反映でハセガワも下げ気味なんですがね。
もう一個はSLS AMG。ドア関係はチリ合わせヘタなメーカーのくせに性懲りもなくガルウィングドア開閉機構を搭載したキットなのだが、完成見本では早速ドアが浮いちゃってる模様。
でも、こないだ作ったカリフォルニアの出来が良かったので、期待もあって思い切って購入。今更ですが、私は市販のスリーポインテッドスターな車が苦手です、っつーか嫌いだったりする。
ただし、AMGとかMcLARENとかがオイタかましたヘンタイメルセデスは意外と嫌いじゃなかったり。今回の二台もリアフェンダーがヘンタイだったりコンセプトそのものがヘンタイだったり
我ながら悪食だな~思ってしまいます。ウチの模型棚に積まれてるスリーポ(ryは、真っ当なのは一個も無いと思う。
さて、製作記という名の備忘録続き。前回まででサス関係の目処が付いたので、今回からエンジン&ギアボックス周辺の冷却系に作業は移行。
先ずはラジエターからの配管。プラモでもこういうのって収まりが悪い場合が多いわけですが、このキットの場合メタルという材質の特性のお陰で
エンジン側の配管取り付け部に収まるように、微妙に配管を曲げて調節することでピッタリ合わせれば良いだけ。寸法はピッタリ合ってました。
スタジオとかなら九分九厘採寸し直して自作パーツに交換となるところですが、全く以て拍子抜け。
ただ、ラジエターパネルへの配管の固定は、仮組みや調節等を考えると接着剤では心許ないのでハンダ付けで固定してます。四つの配管の内1本だけは、
配管が途中までしか再現されていないので、資料と付き合わせて継ぎ足しすかそのままで行けるか見極めが必要。
こういうメタルにメタルをハンダ付けで接合する際、今回のように相手が簡単に溶けて消えちゃいそうな小さいパーツの時に重宝するのが
メイクアップのメタル工作用低温融解ハンダ。もっと低温で融けちゃう低温ハンダも持ってますが、あっちはメタルとの融解温度差があまりに大きくて今回のように或る程度強度も欲しい箇所には使いにくい。
メイクのは融解温度は低いけど、メタルもチョビッと融けるくらいが丁度良い温度なのでこういう細かい作業では重宝します。メイクの低温ハンダは盛りつけ用のAと接合用のBが有りますが、ここで言ってるのはB型の方の話。
専用のフラックスを用いて使うので、継ぎ目消しが必要な箇所に使うと後で引けてしまう可能性もありますが、今回のような作業では便利なマテリアルです。最近見かけないけどひょっとして廃番?
ギアボックス脇のオイルクーラー。キットのパーツは造形も中々シャープで、メッシュ部分は極薄のゲートレスエッチングを貼り付ける様になってて、これまた寸法はものの見事にピッタリで言うこと無し。
このギアボックス両脇の二個並列のオイルクーラーは、ギアボックスとサスアーム周辺のカウル部分とで挟む構造になってまして、おまけにエンジンカウルの
NACAダクトとの位置合わせもしなければなりませんが、キット指定通りで組み上げるなら、これまたピッタシ所定位置に納まります。ただ、今回は
カウルの両サイド後半部を上下に分割した影響で、所定位置に納めるために手間取るハメになりました。
↑サスカバーの下辺をアンダートレー側に接着し、前半部の黒いトコとの接合線を消したいが為に上下分割したのですが、よーーく考えて設計されてるキットにこういう事すると、
簡単に組み立て精度のバランスが崩壊し作業量がどんどん増えていく罠。更にオイルクーラーのパーツは、
エンジンカウルからも顔を出すようになってるので、位置決めが中々面倒なんです。ただし、もし先述のカウル切断作業をしていなければ、これらは一発で位置決め可能な設計になってます。
ラジエター周りも仮組みして微調整。収まってしまえば理路整然。メタルパーツは、瞬間接着剤でカッツリ固定しながら組み進めれば、後でアセトンで綺麗にバラせてしまえるから
このオイルクーラーの建て付けのように、かなり本番に近い組み付けが出来るのが利点でもあります。どうでもいいけど、アセトンの缶って、何故に開封後はあんなに錆びちゃうんでしょうか?
で、オイルクーラーとエンジンカウルを合わせてるときに気付いたのが、エンジンカウル成型時に削りすぎたのか、それとも二年以上机の上で放置プレイしたのがイカンかったのか、
モノコックとエンジンカウルの接合部に0.4~0.5mm程度のそこそこ広い隙間が出来てしまっていたので、カウル側の長さの足りない部分をブルタック空中戦にて修正しておきました。
以前、偉い人の製作ブログで知って1/43のFW18(冬眠中)で試しにやってみた方法の流用なんですが、足りない寸法に合わせて、0.3mm洋白線や0.5×0.2mmの洋白帯金を
カウルの接合ラインにそってブルタックで介助させつつハンダ付けしてやると
エッジラインを歪ますことなく延長してやることが出来ます。エッジ部分はメタルが薄く融けやすいんですが、融けちゃっても埋め込んだ線がガイドになるのでリカバーも楽々。
ただ、チマチマとチリ合わせとかしておいて何ですが、多分、いや間違いなく完成時にはカウルは開けた状態でケースに設置するのです。パカパカ開け閉めして不要な塗膜破損が起きても嫌だし
そもそもこういうのは開けるか閉めるか決めちゃう趣向なので、そういう意味では無駄な作業なのかもしれない。でも、閉まらない状態でスルーってのも何となく敗北感があるんよね。
次回はアンダートレー後部のフィンなどをやっつけようかと。あと、エキパイもどうにかしておきたいと策を練り練り中。一方で多段過ぎる前後ウィングは相当面倒くさいんじゃないかと
つい後回しにすることばかり考えてます(笑
※前回備忘録の修正。→ギアボックス後端のアッパーアーム用のマウントからギアボックスに延びるステーは省略されていなかった。ちゃんとパーツ入ってました。でも置き換えた方が良さそうな具合。
okiさん やTGDさんも楽しみにしてるようですが、実は私も楽しみにしているのがタメオの新製品
ロータス78 77イタリア仕様がフルディテールキットとして遂に発売。っつーかむしろ今まで何で出てなかったのか不思議なんですが。SRCから同スケールで出てましたが、
こんなもんその内タメオが出すだろうと勝手に予測してたら、待てど暮らせど全然出てこない。ロータス81がフルディテールで出てきたりロータス56Bや77まで出してるのに、
まるで避けるかのようにスルーされてた車種ですが、漸く出てきますな。400種くらいのラインナップがありながら78もスルーされ、つい最近までCKもスルーされてたんですよね。