懐かしいのもあり、新鮮wな物もあり。。。
前回LP500R、作ると決めた途端にアオシマから出たりしてとか言ってたらリアルになったでござるの巻。実車同様にLP400ベースで追加パーツで自称(通称?)LP500Rとなる模様。
今回は、排気管をやっつけようってのをメインにて。コイツの影響で一度パーツを分解する必要が出てきた。と、その前に、センタートンネル部分が配管作業の際に必要になってくるので
ここで組み立て。全てエッチングパーツなのでハンダで組み上げて飛び出したダボを削り取っておく。少々硬いエッチングなので、跳ね上げのカーブは焼き鈍してから印鑑押すときに使うゴム板の上で
丸棒でグリグリ押し曲げると、その内丁度良い大きさに曲がってくれますで。
で、ハンダ付けしたんだけどなんか非常に付きが悪い。脚点けもしたのになーと「?」だったんですが、どうやらステン用フラックスじゃなかったらしい(汗。ステンレスは専用フラックスが出るまでは
ハンダ付け不可素材だったくらいですから、専用品使わないとダメですな。ステン用と思いこんでたボトルのラベルがスッカリ剥げ落ちていたんですが、中身が違った模様。改めてストックしていた
紛う事なきステン用フラックスを卸して使ったらアッサリ解決したんですが、間違った方使ってる際に彼方此方ハンダが飛び散って固着しちゃった部分があって、それに除去に手間取った。
組み上がった物をアンダーパネルに仮組みしてみたんですが、これまた何もかもピッタリに出来てます。この部分は実車も別パネルなので最適なパーツ割かと思います。
材質はステンじゃなくても良いんだけどね。むしろ真鍮とか洋白の方が熱は入り易いから楽なんですが・・・
っつーか、キットでは省かれてるんだけど実際は一箇所穴を開けなきゃならないんだが、我が家のドリルで穴は開くんでしょうか?
んで改めて以て排気管。キットでは排気管は3ピース構造になってるんですが、厄介なのは後端のマフラーエンド部分。ここだけアルミ製の挽き物パーツが用意されてるんですが、
なんせアルミなのでメタル部分の質感とあまりに違いすぎるし、ハンダが効かないのでって事で接着しようかと思えども、今後アセトンに浸けて分解する必要が何度出てくるか判らないので
キットのアルミ製パーツと同じ寸法&形状のものをステン管から削り出し、それを排気管にハンダ付けしてみました。ホントはハンダやメタルの質感には洋白辺りが丁度良いんですが
洋白素材の管は丸めて作るしか無さそうなのでステンにて。どうしても継ぎ目が消しきれないんだが、そこは後から焼け色入れるなりして誤魔化そうかと。
キチンとアンダートレーのマフラー出口位置にフィットさせる必要があったので、分解前にアンダートレー状で流せる場所だけハンダを流し込んで、その後にアセトンにドボンして分解。
一日浸け置いたらすっかりバラせるんですが、何もかもバラけると仮組みの意味が無くなる訳で、基幹となるエンジンブロック及びギアボックスはハンダでガッツリ固定してありやす。
バラけたとこでエキマニのハンダを流せてない部分に改めて流し込んで成型。ステン管との接続部はステン用ハンダにて、他の部分はメイクの接合用低温ハンダを使用してます。
このキットのメタルパーツは、ちょっと融点が低めな感じ。パーツの変形が少なく質感も高いので低めかと思ってたんだけど、概ねステン用ハンダ(185℃)の融点と同じくらいみたいなので
場所によっては低温ハンダの方が都合が良い様です。エキマニのステン管との接合部は、一瞬ヤバい温度領域に入って冷や汗かいた。
くっ付いてしまえば後は洗浄液塗ってフラックスを水で流して、乾燥したらバリバリ削ってリューターでブリブリ磨いて取り敢えず排気管は完了。焼け色や溶接痕等をどうするかはこれから考えます。
排気管が片付いたことで、キットに入ってるエンジン及びギアボックス周辺のパーツは一通り組み込めたことになりますんで、ここからは追加工作及びその下準備を開始することになります。
先ずは先般デモドリさんやtakさん達が調べてくれたことも加味して益々どうしようか考えてた謎のロッドですが、結局使わないことにしました。で、フロントは接続用の基部のモールドを削るだけで良いんですが、
リアは基部だけじゃなくご丁寧にロッドが真っ直ぐ入るように凹みまで入れてくれてますんで、ココは一旦メタルを溶かして凹みを埋めて何事もなかったように処理しておきました。
あと、ブログ回顧していて気になったのがドライブシャフトの基部。キットのパーツだと円周がガタガタば上に原型切削時の切削痕がガタガタに拍車を掛けてくれてましたんで
パーツの穴を左右貫通させてリューターに咬まして、実車にもある段差を意識してドリルレース。こういうのをドリルレースするときは、穴径と同じサイズのドリル刃(使い古しの腐りかけが最適)に差し込んで、
作業中に抜けないように先端から針金や真鍮線等をグルグルとバネ状に巻いていって、そのテンションで供回りを防いでやると良いかと。ドリル刃は径が正確で色々使い回しが出来るので、
折れたりナマクラになっても捨ててはいけないと思うのであります。
配線配管の類は、最終的に這わせると浮いたり曲げにくかったりして不自然になりがちので、この時点でどう這わせるかを全部考えておいて、下準備が必要な物はココで準備作業を仕込んでおいた方が良いです。
先ず、キットのオイルクーラーからは配管が2本出ているんですが、実際は4本。また、キットパーツの配管はメタル成型なので全て置き換えることにします。寸法がシッカリしてるので
キットパーツを採寸して、同寸法になるように真鍮線やアルミ管を切り出して交換。真鍮線の方はギアボックスとの接合部に輪切りの真鍮管を装着しておいた。 アルミ管の方は寸法及び形状をトレースしてオシマイ。
何故にヤワなアルミ、それも管の方を使用するかというのは、実車がアルミパイプである事の他に、この管の下を配線が通過する為、万が一の干渉時に曲げ加工で逃げを作りやすいことと、
リアウィングの根本のオイルクーラー下を通るので、組み付け時に万が一干渉した場合に若干管をプレスして逃げを作れるという保険を兼ねて。最終的にアルミでも線の方に替えるかも知れんけど取り敢えずは管にて。
で、後の足らない他の2本ですが、インストだとエンジンとギアボックスの間から出てきてヘッドカバーに差し込むよう指示されてる配線が、実はオイルクーラーからヘッドカバーに入る画像しか
見あたらないのでこれを追加してやります。
ヘッドカバー側もオイルタンク側も0.5mmの洋白線を仕込みまして、そこにユニオンを使って接続ジョイントにします。ヘッドカバー側はホーステンショナーがあるのでユニオン+真鍮管にて。
最終的にはこの両者を0.6~0.8mm程度の外形の部材で繋いでホースにすることになります。
で、早速オイルタンクに増設したジョイントの位置が低すぎるみたいです。実車画像を参照して位置決めしたんですが、この位置だと他の配線を通すことが出来なくなってしまいますんで、
アセトンドボンからやり直し。
F1のフルディテールだと、殆どの場合カウルを被せても外観の辻褄が合うようにと、エンジンやミッションは若干小さく設計されてる場合が殆どなので、実車画像を資料にしてもあくまで参照にして
現物合わせでアレンジしていかないとイカン訳ですが、ここらはセンスのある人はパスパス決め撃ち出来るらしいんですが、私はそんなセンス持ってないから愚直に組んでバラしての繰り返しである。
同様の事情で、使用する線材も自分が「このサイズだ!」と思ったサイズより1サイズ小さい物を選択するようにしてます。要するに自分の目を信用してはいけないと言うことだな(笑
来週は名古屋経由で岐阜県岐阜市に、再来週は京都・大阪に出張決定。二週続けて大都市圏に出張である。来月は月末から4月頭にかけて大阪出張二連発とかも予定されていて、
田舎者のオッサンの物欲が爆発しないかちょっと心配である。取り敢えず来週はラクーンだな。駅から遠いのでどう考えてもついでに寄れる店じゃないはずである(笑。寄れないかも。