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【完成】ハセガワ 1/24 フェラーリ328GTB

2018年08月25日 | 模型完成品

っつーことで完成しました。20年以上前のお手つきキットを完成させるってのは、色々あって面白いけどタイヘン。

面白いのは、当時の自分の技法技量が思い出されてね、しょーもない事で苦労しとるなぁとかネタが出てくる点かな。

逆にタイヘンなのは、同じく技法技量や当時のツールで四苦八苦したのに引っ張り回される点。特に今回は

シャーシの組み方が間違ってたらしく、最終的にアライメントがキチンと取れませんでした。特にリアの車高はイカンね。

組み方って寄りも、仮組みの仕方を分かってなかった感じですね。それでも、ちゃんと完成させたよと過去に自分に報告するのであった。

 これからコイツを作ろうという方の、主に大陸の友人へのアドバイスを書いておこう。

先ず、シャーシとボディーは殆ど糊代が無い状態で上下貼り合わせをするので、綺麗に仕上げるなら糊代を作った方が確実。

前後とも車高含めたアライメントがキチンと決まらないので、仮組み時点で充分詰めておこう。

フロントはタイロッドが色々悪さするから、いっそステアを諦めた方が仕事は早いかも。

リアは、ダンパーパーツの上部固定が曖昧で、オマケにダブルウィッシュボーンサスペンションのロアアームの位置取りに関連するから

ボディー側のアーチを基準にして前もって調整しておくべき。ポリキャップ方式だけど、キチンと固定出来ない緩さなので

ポリキャップを使わずに車体をゲージに乗せてガレージキットの様に接着固定した方がイイと思う。

その際、前後とも1mm程度ホイールを外に出してやると見た目のバランスは良くなると思う。

 このキットの最低なのはクリアパーツ。前回のデルタもそうだったけど、兎に角バリと歪みが酷い。フロントウィンドウは特に酷くて

窓枠モールドが施されてるから作業は面倒だけど、ペーパーで磨いてガッツリ磨いてやる必要が有る。ただし、製造ロットによっては

経時劣化してる場合があって、古いキットバージョンだと割れたりヒビが入りやすいから要注意。私はヒビが入ったので磨きを途中で中止した。

 ボディーサイドから後方に伸びるダクト用のエグレは、後端が短くて間抜けなので、裏からエポパテで5mm位延長した。

 フロントグリルの上段はエッチングを組むんだけど、これが勘合ユルユルで非常に組みにくい。位置決めが一発で決まりにくいので、

半田付けで組もうとすると大失敗で泣き入るかも。私はブルタック使って組んだけど、怖いから瞬着流して微調整しながら組んだ。

っつーか、このエッチングに半田が効くかは未確認。

 ボディーサイドの黒いラインは、マスキングして塗り分けた方が楽。キットのモールドには抜きの関係でテーパー付いてるし、

太さも実は均一では無い(0.8~1.0mm程度のレンジ)ので、ラインの上下にマスキングテープを1mm弱はみ出させて枠を作り

間のライン部分に黒を吹くって方法だと考えるより生むがなんとかだった。

 リアのエンジン部分は、精巧に見えて実はヤッツケ構成なので、ハッチ開閉でエンジン丸見えで作るなら密度が足りない。

それと、排気管とサスペンションの相互にクリアランスが少ないので、ここは充分な仮組みが必要。ハッチは意外と勘合が良かったけど

私のは経変でソリが出てたから、最終的にはカッツリ収まらなかった。ついでに言うと、ヒンジパーツ脱着式での開閉構造なのだけど、

そのヒンジパーツをイチイチ脱着可能にしたりパカパカ構造に改造したりするのは今回は諦めて閉固定。画像で撮ってみると

まだ収まりが悪いので、気が向いたら剥がしてここだけやり直そうとは思う。ソレを念頭に固定はアクアリンカー(修正が楽)多用。

 外装の小物は、どれもイモ付け指示になってて、コレが非常に厄介。アクアリンカーがひれ伏すほどに有りがたく思えること間違い無し。

それからキットのエッチングパーツは、切り出しに注意しないと簡単にパーツが曲がる。特にエンブレム関係は曲がりやすいので、

328GTBのロゴと左サイドの旧ピニンファリーナプレート以外は、タミヤのF50のインレットを使った。

 

 さて、箱車続けて作ってたら、今度はF作りたくなったので、次はF1作ろうかと倉庫から幾つか引っ張り出してきた。

次回はガレキのF1をやっつけることにします。

 

コメント (4)
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