岡山県の東端、兵庫県と接する備前市は、鉄分を含んだ良質の粘土を産し、
伊部(いんべ)地区の備前焼は全国的に有名。その市の中心、片上地区の
街を見おろす高台にある御瀧山真光寺(しんこうじ)(真言宗御室派)。
行基が寺の元を開いたと伝える古刹。
本堂は、五間四面、単層入母屋造、向拝を有する。室町時代中期再建の
三間堂を後期(1516)に大改修したものという。木肌の美しい風格ある御堂
です。
三重塔は、その様式から室町時代中期のものと想定されていますが、江戸
時代の初め(1613)牛窓(現瀬戸内市)の蓮花頂寺にあった塔を移築した
ものと伝えます。総高18.24m、二層、三層ともに軒が低く、全体にずんぐり
した印象。初層は擬宝珠高欄を付した縁をめぐらし、中央間板唐戸、脇間
連子窓の標準型。初層中備えは中央間蟇股(月輪に種子(梵字)が刻まれる)、
脇間蓑束。本堂、三重塔ともに国重文指定。
本堂に参ると、ご住職から「おはようございます」の声を戴きます。
塔の裏手の山からは、備前の街が見渡せます。
古くからこの街の人の心を支えてきた・・。そんな親しみを覚える寺でした。
伊部(いんべ)地区の備前焼は全国的に有名。その市の中心、片上地区の
街を見おろす高台にある御瀧山真光寺(しんこうじ)(真言宗御室派)。
行基が寺の元を開いたと伝える古刹。
本堂は、五間四面、単層入母屋造、向拝を有する。室町時代中期再建の
三間堂を後期(1516)に大改修したものという。木肌の美しい風格ある御堂
です。
三重塔は、その様式から室町時代中期のものと想定されていますが、江戸
時代の初め(1613)牛窓(現瀬戸内市)の蓮花頂寺にあった塔を移築した
ものと伝えます。総高18.24m、二層、三層ともに軒が低く、全体にずんぐり
した印象。初層は擬宝珠高欄を付した縁をめぐらし、中央間板唐戸、脇間
連子窓の標準型。初層中備えは中央間蟇股(月輪に種子(梵字)が刻まれる)、
脇間蓑束。本堂、三重塔ともに国重文指定。
本堂に参ると、ご住職から「おはようございます」の声を戴きます。
塔の裏手の山からは、備前の街が見渡せます。
古くからこの街の人の心を支えてきた・・。そんな親しみを覚える寺でした。