今日という、来るべき日が、ついに訪れました。
日々、この日のことを思い、毎日祈るような気持ちで暮らしてきた私です。
今朝は、床の上で手を組み、神様に、本当にお祈りを捧げました。
米国に在住した5年間は、熱心に教会に通った私ですが、帰国後は、聖書からも遠ざかり、不信心な生活を送ってしまい、後悔の至りです。
そんな私のお祈りを聞き入れて下さるかどうか、何とも心もとない限りですが・・・・・・
中学受験で、第一志望の学校に臨むR君がベストを尽くす事ができますように、お力ををお与えて下さい、と。
結果が出るまでは、ブログで触れるのは止そうと心に決めていたことですが・・・・・・
当日になった今、今後忘れることができないこの日に寄せる私の心情を、正直に語ってしまおう、と思い始めました。
たとえ、中学受験に失敗しても、恥じることなど、さらさらないのですから。
今日まで、親子で、一生懸命頑張ってきた過程に、意義があり、長い人生における貴重な体験だったはず。
結果云々は、添え物にすぎません。
私は、そのように思っています。
いえ、そう思いたい、と自分に言い聞かせているだけかもしれません。(笑)
ですから、先日長女のMちゃんにも、言いました。
「合格すれば、みんなでおめでとう!おめでとう!良かった、良かったで終わりだけれど。
子育てで大切なのは、万一悪い結果に終わった時、いかに子供の気持ちに寄り添い、優しくフォロー出来るかに、親の真価が問われると思うの。
だから、その心の準備も、しっかりしておいてね。」
長女は、私が言うまでもなく、その辺りは、十分心得ているようでした。
私の娘達は、幼い時から、頑張り屋さんで、何事にも意欲的に取り組む子供でした。
ですから、受験での苦労は皆無といってよいほど、進学も思い通りの道を歩むことができました。
しかし、愛しい孫は、その娘の子とは言え、別人格です。
娘と同じ道を辿れるとは限りません。
私には、のんびり屋で、いつもマイペースだったR君が、御三家の難関中学校を受験できることすら夢のよう。
本人の努力もさることながら、ママの学習指導の効果も、多分にあったことでしょう。
仕事と家事の合間の弛まない努力を察し、娘のこれまでの苦労にも思いを馳せないわけにはまいりません。
中学受験は、親子の二人三脚の面が強いですからね~
パパとママにも、心からお疲れ様、といいたい気持ちでいっぱいです。
娘と数日前に話した時も、
「とにかく成績のアップダウンが激しい子だから、合否は五分五分。運に任せるしかない、といった感じなの。」
と以前ブログでも触れた内容と同じことを話していました。
私には、R君にまつわる頼もしい思い出があります。
まだ就学前、4才の頃だったと思います。
ピアノの発表会で、R君の演奏の順番が回ってきた時。
私の隣に腰かけていた孫が、小さな、しかし元気な声で、「一丁やってやるか!」とつぶやいたのです。
私は、一瞬わが耳を疑いました。(笑)
普段は、練習もかなりいい加減で、つかえてばかりいたR君。
しかし、その言葉通り、完璧に、見事に演奏しました。
祖母ばかの私の事。
この子は将来大物になるかもしれない、と期待に胸ふくらませたものでした。
そのR君ですが、今はおっとりタイプで、繊細なところもある都会っ子。
一丁やってやるか!の心意気が一瞬でも蘇り、元気いっぱい、試験に臨んでほしいものです。
一昨日かけた、孫への激励の電話では、人事を尽くして天命を待つの言葉を贈りました。
私が説明するまでもなく、R君もその意味をよく理解していました。
更に続いて、下記の様な話しかけを致しました。
「もう思い残す事など何もないほど良く頑張ってきたR君だから、胸を張って堂々と試験に臨んでいらっしゃい。
結果など恐れず、目の前のテストに全力を尽くす事のみに専念しなさいね。
今日まで一生懸命頑張ってきたR君に、心からの賞賛の言葉を、おばあちゃんは贈ります。」
更に「腹式呼吸をすると、心が落ち着いていいみたいよ。とんかつを前日食べると、かつで運が付く見たいよ]等々。
祖母の言葉など、もう片方の耳から通り抜けてしまったかも知れないけれど、何か言わないではおれない、お節介なおばあちゃんでした。(笑)
パパは、将来ドクターに我が子をさせたい願望が強いようだけれど、今後の人生をいかに切り開いていくかは、本人の気持ち次第。
いずれの中学にしろ、受験という人生の最初の試練をくぐり抜け、一段と逞しくなったR君の今後の成長が、祖母の私は、とても楽しみです。
R君頑張れ!と、私のあらん限りの心を込めて言い、今日の日記を終わりと致します。
今日もお立ち寄り下さいまして有難うございました。