今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

我が国を憂う

2012-02-09 14:16:51 | 政治

随分大げさなタイトルになりました。
内容は見かけ倒しです。(笑)
ごめんなさい。

さて本文に入ります。

日本は、大震災、台風、さらにこの冬は異常な寒波に見舞われ、いったいどうしたことかと、国民の一人として我が国を憂えずにはおられません。

私は大震災では、精神的ダメージ以外は直接的な被害は被りませんでしたが、台風15号では、我が家の庭の事とは言え、初めて自然災害の被害を受けました。
トレリスの修理、その他植木代などによる経費、数十万。
年金暮らしの身には予想外の大きな痛手でした。

しかし、今冬の寒波は、なぜか私は例年になく寒さに強いようです。
もしかすると、根こそぎ傷めつけられた大きなミモザに代わりに、落葉樹のシャラを植えたせいかもしれません。
私が一日のほとんどを過ごすファミリールームが、以前に比べ、随分日当たりがよくなりました。

それに致しましても、何故こんなに日本が痛めつけられるのか、理解に苦しみます。

因果応報による報いなら、政治の堕落しか考えられず、そのために国民が犠牲となり、応報の自然災害で苦しめられているとしたなら本当に堪らない心境になりますね~

自然災害を政治のせいにするのは、無理があり、こじつけと十分承知の上で申していますけれど・・・・・、
そう思いたくなる程、震災前後の国民を無視した政局争いは、耐えられないものがありました。

冷静沈着な野田総理には、それなりに一目置いていますが、相変わらず政局、選挙優先の政治状況。
未熟な政治家のもめごとも、もううんざりです。

万一、国債が暴落し、国民の生活が一層苦しくなったなら、この責任は、だれが負うのでしょうか。
もちろん政府でしょう。

三菱UFJ銀行が、国債暴落に備え、危機管理対策を講じ始めたとの新聞の大きな見出しを目にし、破たん寸前の嘆かわしい我が国の姿が、現実味を帯びてきた事を実感しました。

そんなことが現実になれば、今問題になっている消費税10%の上げなんて、本当に些細な事。
もっともっと厳しい重税や、社会保険料の値上げの現実を受け入れなくてはならない社会になることでしょう。
金利の急騰や異常なインフレも起こり、物価高に苦しめられるにちがいありません。

政府の夥しい債務も、もっと早く手が打てる局面は何度もありながら、選挙優先の政治に凝り固まり、見過ごしてきた政治家達。
目先の損得しか考えられなかった国民にも、多少の責任はあるのかもしれませんが・・・・・

今さら嘆いても遅しですが、ここまで債務が大きくならない内に、いろいろ施せる手立てはあり、借金が雪だるま式に増えずに済んだのでは、と返す返す残念でなりません。

政権交代後の民主党は、目を覆いたくなるほど情けなかったけれど、日本をこんな状況に追いやった張本人は、自民党ですものね~
どちらの党も信頼できなくなった、というのが私の今の正直な気持ちです。

次回の選挙の前に、小選挙区制と比例代表制を改め、もっと優秀な政治家を選ぶことができる選挙制度を何としても作り上げて頂きたい。
前回の選挙の終盤、数集めで選ばれた小沢派の未熟な若手の政治家のその後の言動には、本当に情けない思いを致しました。

私は来るべき次回の選挙は、日本が変わる最後のチャンスと感じ、誠に根拠の余りない望みとは言え、希望を託しています。

それゆえ、政治家は、選挙に勝つためにのみ奔走するのではなく、我が国をいまの窮地から救うために、自分に何ができるか、原点に立ち戻り、改めて真剣に熟慮した上で、立候補してほしいと、心から願っています。

或る日の夕食の献立

ビーフシチュー マッシュルームのサラダ

 

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早朝からつれづれなるままに

2012-02-08 03:59:40 | 暮らし

昨日は、とても暖かな一日だったようですね。
でも私は余り体調がすぐれず、庭に出ることもなく、夜は、八時前に床に就きました。

首の痛みとだるさは、最近チョッとした姿勢の工夫で、ずいぶん緩和されてきた気がするのですが、昨日の気分の悪さは、異常な脱力感。
朝から、生活のりズムが快調と言えない暮らしぶりで、嫌な脱力感が終始付きまといました。

このような日は、早く休むに限ると、夕食も簡単に済ませ、床に就いたところ、今朝は何と真夜中の1時に目が覚めてしまいました。
しばらくお布団のぬくもりから抜けられず、もうろうとした頭で、まどろんだままでしたが・・・・・

今日は、昨日のだらしない生活を挽回するぞ!と意気込みはするものの、昨日同様、力がいま一つ湧いてこない感じです。
孫の中学受験、合格発表と、人生では余り経験する事のない緊張感を味わったせいで、疲れが出てしまったのでしょうか。

体調が良ければ、退屈など絶対あり得ない、私の日々の生活ですが、体調が芳しくないと、それを克服する意志力は薄弱なところがあるため、何とも情けない生活を送ってしまいます。

但しその点、整形的な首の病は、疲労感が襲うわけではありませんから、ましな方。
その箇所の症状と息苦しさのみ、なんとか我慢すれば、いつも通りの日常を送ることは、辛くても可能です。

しかし異常なだるさ、脱力感は、心身を総支配しますから、とても手ごわく、私の手に負えません。

こうなると、自分の意志力と、自己管理能力で克服するしかないのでしょうが、私は学生時代から、その点に大いなる弱点があり、いろいろ苦労をしました。
若い頃に比べると、随分逞しくなり、妹には別人のようになった、と言われたことさえありますが、でも相変わらずなところもありますね~

今後、さらに歳を重ね、自分の体が思うようにならなくなった時、強い心で自分を律し、周りの人達に迷惑をかけない生活を送れるか、何とも心もとなく不安です。
ですから、自己管理がしっかりできる精神力があるうちに、あの世にぽっくり逝きたいものだと、痛切に思います。(笑)

こんな私ですから、娘達の暮らしぶりは、超人的に見える母親で、ただただ感心するばかり。

自分が体も心もひ弱なところがあったため、子供は心身ともに逞しい子に育てたいというのが私の念願ではありましたが、私の期待以上の賢さと逞しさ。
親の私とは雲泥の差です。(笑)

それでいて、心優しく、おしゃれにも余念がない女らしい人柄ですから、私には出来過ぎの娘達。
婿達も、恐らく認めてくれることでしょう。

このぐらい褒めれば、この日記を読んだ娘達が、春の私のお誕生日プレゼントは奮発してくれるかしら……(笑)
下心が見え見えですね~(笑)

また、子供の自慢話で、顰蹙を飼うでしょうか。
ちょっとドキドキ。(笑)

でも私が子供を褒めるのは、今に始まったことではありません。
幼い頃から、褒める教育を、大変重視して子育てをしました。
10褒めて、3叱るといった割合だったように思います。

数年前のことだったと思いますが、妹の夢路と子育ての思い出話をした時の事。

「お姉さまは、いつも自分の子を褒めてばかりいたわ。我が子を良くそんなに褒められるものだと、感心したものよ。」と言われたことがあります。

でも大学生になったころから親子の葛藤もあり、私の子育ても理想通りにはいかなくなり、今思えば反省することがいっぱい。
私の伝統的価値観への固執が原因でした。
親への娘達の敬意も随分失う結果となりました。(笑)
その時期のことは、いま取り返せるものなら取り返したいと思うほど残念ですね~
今の私なら、もっともっと賢く振舞う自信があります。

今日は、こんなお話しを綴るつもりでは全くなかったのですけれど。
体調が芳しくないことを書いている内に、いつの間にか子育てのお話へと変わってしまいました。

いずれにせよ、今日は体調を立て直し、整え、新しい一日を充実させましょう。

いよいよブログの題材が付きかけてきた私.
今後は過去の料理も利用し、レシピを書くことのみで、日記を終えるといった横着対応もして、日数稼ぎを目論んでいるかれん桜です。(笑)
短時間でもっともっと気楽に書く方法を企て中のわたしのため、思わぬ変貌があるかもしれませんが、今後とも変わらぬお付き合いの程、宜しくお願い致します。

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R君の合格を祝して 家族の集い

2012-02-07 11:09:56 | 家族

週末の午後、お正月以来、久しぶりに家族全員が次女家に集合しました。

次女家の新居を訪問がてら、いつも行きつけのイタリアンレストランで、R君の合格祝いをしましょうとの長女家からのお誘いです。
もちろん、皆OK。
迎えに来てくれた長女家の車に乗り、次女宅へと。

合格の喜びで、意気揚々、満面に笑みをたたえたR君に会えるのでは、と楽しみにしていた私ですが、意外にもいつもと全く変わりない様子に、ちょっと拍子抜け。(笑)
読書家のR君は、車の中で、今日は漫画本に夢中。(笑)
男の子を育てたことのない私は、R君の態度に、時折戸惑いもあります。

身近に接してきた男の子は、妹夢路の長男のKちゃんくらい。
そういえば、彼も中高生の頃は、無愛想で無口だったような。
その彼が今は、行動派でやり手の公務員。
1児の父親です。

きっとR君もその内、爽やかな好青年へと大変身してくれるに違いない、と夢見ている私ですが・・・・・・

次女の子のK君は、保育園で大人気、と聞いたR君の受け答えが、何とも素直でいじらしい。
「K君は、本当に格好いいよ。もてるでしょう・・・・・・」

「何言ってるの。R君も小さい時、とてもかわいくて、上野動物園に出かける途中、酔っぱらいのおじさんが寄ってきて、お前、格好いいな~キムタクそっくりだよ、って言われたことがあるのよ」と励ます私。(笑)

パパが、理想的体型の大柄な強いイメージの人だから、R君が、なかなか自分に自信が持てずにいるようで、私は少々心配。

難関の中学に合格し、さぞ自信が付いたのでは、と思いきや、いつも通りの弱気派のR君でした。(笑)

自意識が芽生える思春期になれば、好きな女の子が出来て、格好もつけられるようになるのかもしれませんね~
成長過程では、そんな経験も大切と思います。

これにまつわる面白いお話しを食事の席で、長女が語り、皆で笑ってしまいました。

国語の問題の傾向は、およそ二つに大きく分類されるそうです。
家族の絆系と、男の子が女の子に淡い恋を抱く恋愛系。

R君は絆系の問題には強いけれど、後者は、いつも的外れの答えを書き、とても苦手だったとのこと。
だから、K中学の入試は、絆系で本当に助かっのだそうです。(笑)

なにはともあれ、めでたしめでたしで終わり、学校も、家から自転車通学も可能な距離。
申し分のない巡り合わせを、ママもパパも私も、心から喜んでいるところです。

これからは、R君が、親の助けを借りないで、一人で大きく羽ばたき、来る青春も充実させてほしいと、私は願うばかり。

愛しいR君のお話は、この程度にとどめ、次女宅に集合後、レストランで過ごした楽しいひと時を、写真を織り交ぜながら綴りましょう。

次女宅に、初めての訪問を果たした長女家族。
長女の感想は、「とても素敵~」で、感嘆してくれている様子でした。

都心の豪華マンションに5年間暮らしていた事がある長女夫婦の感想が、多少気になった私でした。
でも姉のMちゃんは、ささやかながら、一見一戸建てのような雰囲気が漂う妹宅のマンションの間取りに、心から惹かれてくれたようです。

婿は、他人の家にあれこれ口を話す挟む人ではないので、「いいんじゃない…」の一言のみ。(笑)

私の心に残っている印象的な彼の言葉は、お正月で集まった時の感想。
「立地条件は悪くないじゃないの。実にいい時期に購入したと思うな。」

今は、違う分野で活躍している彼だけれど、公認会計士の肩書を持つ経済通。
それだけに、マンションの評価、買い時の判断も、非常に優れたを洞察力を持つ彼です。
その彼から合格点をもらえたので、私は何だか、とてもホッとしました。

写真は、長女と次女が楽しそうに談笑するひと時のスナップ。
日頃、お互いに仕事が忙しく、なかなか会えない二人だけに、姉妹のこのような語らいの時を眺めるのは、母親にとり、とても心満たされる幸せな時間です。

小2のSちゃんと、K君は、いつものことながらすっかり意気投合。
チョットおすましして、日ごろのお稽古のバイオリン曲を演奏してくれたK君。
さっちゃんが、簡易ピアノで伴奏です。
何とも愛らしく微笑ましい光景でした。

もうすぐ中学生になるお兄ちゃんのR君は、隣のK君の部屋でプラレールの組み立てに熱中。
中学生になるとは言え、まだまだ可愛いですね~

その内声変わりし、髭も生え・・・そんな時代が本当に来るのでしょうか。
何だか、一抹の寂しさを覚えます。

さて、今回の訪問の際、次女宅で目に留まり、素敵!と感動したことがありました。

余りにささやかなこと故、ブログでご紹介するのもためらわれるほどですが、花瓶にさりげなく生けられたれた花の姿の可憐さ、清々しさ。
私のいつものアレンジと異なり、次女のセンスが光ります。
なんだかとても新鮮に我が目に移ったので、思わずシャッターを押しました。

  

その後、6時の予約の時間も迫り、次女宅を後にし、全員でレストランへ。

R君の合格を祝って、みんなで乾杯!

お料理の数々を美味しく頂きながら、受験の話題で盛り上がり、R君の頑張りを称えました。

 

 

 

 

途中から、突然伝言ゲームが始まり、私は余りの不意打ちで、よく聞きとれず、夫にもう一度聞かせてと懇願するも、二度は絶対だめと、皆からブーイング。(笑) 
仕方なく諦め、適当に次の人に伝えちゃいました。
むろん、間違っていました。(笑)

大層盛り上がり、大の大人たちも、隣の人の耳元に、囁くように次々と真剣に伝言。
孫達のお陰で、童心に帰り、三度も楽しませてもらいました。

その後しばらくたち、また新しいゲーム。

SちゃんとKちゃんが画用紙に描いた絵が何か、当てるお遊び。
次女が申すには、お正月に遊んだこのゲームがよほどK君は楽しかったらしく、いつまでも思い出していたとのこと。
そういえば、帰る時、大泣きし、帰りたくないと駄々をこねたK君だったわね~。

 又、同じゲームを皆と楽しめ、さぞや嬉しかったことでしょう。

皆さんにも当てて頂きましょう。
質問で~す。

描かれた二つの動物は何でしょう。
解答は最後に載っています。(笑)

孫達のゲームまであり、皆で共に心から楽しんだお食事会でしたが、最後は、K君のご挨拶。

「僕合格できました。皆さんありがとうございます。」

最初は照れてしまい、できなかった挨拶でしたが、さすが中学生になるR君。
皆で一斉に拍手で、お開きとなりました。

長女の婿が、「今日は出世払いだ」といって、奢ってくれました。
常連客といってもいい、このレストランでのお食事会は、いつもほとんど彼のおごりで、チャッカリ老夫婦も甘えさせてもらっています。

長女夫婦は、交際中の頃から、デートの帰りにいつも愛用したこのお店。
約一年半のお付き合いの末、いんが結ばれ、二人の子を授かり、長男はついに中学生。

流れ去ったい幾年月に思いを馳せ、感慨無量の家族の集いでした。

追記

R君のお祝いの文章なのに、R君の写真が何故ないの?と妹夢路に指摘され、確かに変ですよね。
実は、うっかりし、1枚も撮っていませんでした。

余りに残念ですから、とりあえず、七五三の写真を1枚載せる事に致しました。

こんなに幼かったR君が、両親始め多くの人達に温かく見守られ、健やかに成長し、中学生になります。
初孫ゆえに、感慨もひとしおでおります。

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答え オットセー オカピー

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久しぶりの読書

2012-02-05 07:43:34 | 読書

久しぶりに、本を一冊読み上げました。
恥ずかしながら、本当に久しぶり。

毎日二部の新聞の切り抜きを読むことにのみ追われ、読書にまで手が回らなかった情けない現実。
この年代になり、今更後悔しても、すでに時機遅しの感が否めませんが、まだまだ先はある、と思い直し、読書に励みましょう。

こんな私ながら、学生時代は読書家で、文学書を読み漁ったものです。
その頃の思い出は、ブログにもかって綴りました。

しかし結婚後も読書はしたものの、育児や人生の指南といったハウツーものが多かった私です。
娘達は、私のそのような読書傾向を、面白おかしく感じているところがありました。

いつも自分に自信が持てず、何かにすがり、自分を高めたいとの思いは人一倍強い性格だったかもしれません。

しかし、ハウツーものは、文学書とは異なり、文章に格調など余りありません。
ですから、一瞬は心にとどまっても、すぐ内容を忘れてしまいます。

とは言え、人生の先達方の言葉が、幾分は血となり肉となり、私を高めてくれたことも確か。
子育てでも、私の指針となり、夢と理想に燃えて母親業に励む原動力になってくれたことも事実です。

ですから、このような本に頼らず、生きる暮らしは、私にはあり得なかった、とさえ思います。

人生の指南書として、別格の書物は、松下幸之助著の「道をひらく」
最近は、めったに紐解かなくなってしまった私ですが、今もなお、座右の銘の箴言あふれる書物であることに変わりありません。
この本については、すでにブログで幾度か触れましたので、ここでは省きます。

その読書傾向は、相変わらずなのか、久しぶりに読んだ本も女性のマナー本でした。
ベストセラーになた本とは言え、内容は期待はずれで、落胆極まりないものでしたので、ここでご紹介するのは控えます。

余りに当たり前のことが、もっともらしく書かれていて、少々がっかりでした。
しかし、当たり前のことが当たり前にできない若者が多い昨今。
若者に限らず、歳を重ねた私達も反省しなければならないことは多々ありましたが・・・・・・
若い年代の人達が読むと、役立つ意義ある内容なのかもしれません。

この本で、一番印象に残ったのは、武士道と紳士道の相違。

武士道は、江戸時代の武士たちの真面目で誇りを持ち、信義を重んじるところはとても素晴らしいが、気まじめすぎてユーモアに欠けるところがあるとのこと。
イギリスの紳士のたしなみは、自分を笑いものにするユーモアだそうです。

日本の江戸時代の町人の方がユーモアを解し、突き抜けた軽やかさがあったとのこと。
粋(息)とか色っぽいといった魅力があり、既成の価値観にがんじがらめにならなかったようです。

粋や色っぽさは、品格の対極にあるように思われるけれど、媚を売るのでなく、自分の心の主人公は自分という点で、共通することが多々あると言ったような内容でした。

読んだ著書では、この部分が一番新鮮で、私の心に残りました。

私は、ユーモアは、決して得意ではありません。
先日は、ジョークのつもりで平手打ちの表現を使用したところ、他人さまを傷つけてしまい、大失敗。
ユーモアを駆使するのも、それなりの才能とセンス、技術がいるようですね~。

さて次は、如何なる書物を紐解きましょうか。

私が、長年にわたって買い求めた未読の本が、ごろごろしている我が家。
改めて見ると、確かにやはり、ノウハウものが多いですね~(笑)
恐らくその書籍のほとんどは、夫が退職前に購入したものと思われます。

夫が現役の頃は、帰宅が夜遅いことがほとんどでした。
ですから私にも余裕の時間がふんだんにあり、日常のショッピングの際に、本屋に寄る事がしばしばでした。
しかし夫退職後は、三度の食事に追われ、その回数は格段に減りました。
日々家事に追われ、さらに孫可愛さから、自己犠牲も良いところというほど一時は孫に熱中し、まるで、読書と縁を絶ったかのような暮らしぶり。
読書をしない日々の暮らしへの負い目を、新聞を読むことで何とか埋め合わせ、自己満足してきた私です。

但し、新聞小説だけは、この二年間、継続して読み続けました。
日経に連載された、小池百合子著の無花果の果と、つい先日完となった、角田光代の空の拳です。

新聞小説の良いところは、約一年という長い時間をかけて付き合うからでしょうか。
登場人物の息遣いも感じられてくるような、リアリティーが味わえます。
特に主人公の性格は、とてもよく理解でき、その人の一挙手一投足が、この人ならと、次第に頷けてきます。

ですから、一昨年の物語の「無花果の果」の主人公の男女は、いまだに私の心の中で生きていて、かの地の片隅で密やかながら幸せな日々を紡いでいるような錯覚に陥るほどです。

つい先日終わった空の拳に代り始まった日経の連載小説のタイトルは、「ファミレス」。
場面設定は、就職後、仙台で一人暮らしをすることになった息子の引っ越しを手伝った帰りの新幹線の車中。
夫婦の対話で始まりました。

何だか最初から引きこまれ、今後に期待です。
私の予感は、今流の家族の絆がテーマなのでは、と思っていますが、これからの物語の展開が、とてもとても楽しみ。

さて、私の読書は、今後継続できるでしょうか?
読み続けるなら、いかなる本を手にするのでしょう?

夫の書斎は、天井までの書架に、書物が収まりきらず、床にも山積み。
地震が襲ったなら、その重量で、我家が倒壊するのでは、と心配になるほどです。
最近は、徐々に処分してくれてはいるようですが。
しかし、その本の趣向は、かなり私が読みたい本とは異なるようです。

私に残された余生は、決してもう長くはありません。

ですから、私は私で厳選し、本当に自分が読みたい本を読みたいと思いはするものの・・・・・・
書籍代もばかになりませんものね~

とりあえず、手元にある本から読んでいくことにいたしましょう。

私は、目が覚めた床の中、スタンドの明りの下で、約15分ほどかけ、毎朝、読書を楽しんでいます。
この時間帯は、体力にあまり恵まれない私には最適。

午後からの読書ですと、すぐ居眠り。
入浴中も全く同じで、本を湯船にドボン!何ていう失敗を幾度か犯しました。(笑)

学童の間でも、朝の読書が学校に根付き、読書好きの子が多くなってきているようです。
子供達に負けじと、私も朝の読書に励みます。

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受験は人生の通過点

2012-02-03 05:47:15 | 

今日は節分、明日は立春。

居すわった寒波が、日本海側に大雪をもたらし、お住まいの方々のご苦労に思いを馳せずにはおられません。

当地も、厳しい寒さながら、庭に出て、数分のガーデニングを楽しむ折、背中に当たるお日様の暖かさに、心踊る一瞬がしばしばあります。
今後は、日に日に春の気配が自然界に芽生え、私の暮らしも、本格的に再生の活動開始と、まいりたいものです。

首の病は、相変わらずで、治療も試行錯誤。
最近は、居室に床を敷き、寝たり起きたりの生活をして、首を出来るだけ休めるようにしていましたが、一向に改善せず、一旦床上げしようと思っています。
運動不足解消を心掛けることが、やはり一番大切なことのように思えてきました。

孫のR君の吉報に、励まされた我が身。
もっと元気を出さなければ、としみじみ思います。

昨日の朝、9時20分ころでしたでしょうか。
携帯の音が鳴りました。

合格発表は9時、と聞いていましたので、遅い連絡に、覚悟を決め、恐る恐る、携帯を手にしました。
「受かったの……」と言ったまま、言葉を詰まらせ、すすり泣くような娘の声。
私も、「良かったわね~おめでとう!おめでとう!」の言葉を繰り返すだけ。
溢れるものが心に込み上げ、言葉が続きません。
「連絡がないから、もう駄目だと諦めていたのよ」と言ったところ、娘も「私もそう・・・・・」といってまた感極まって泣いている様子でした。

妹の夢路に届いた返信の娘からのメールに、背伸びの受験だった、と書かれていたようです。
私も、心の隅で、覚悟が出来ていました。
ですからブログにも、その時のための心の備えをしておきたい、との思いから、多少理想論を書き過ぎてしまったきらいがあります。

思いがけない吉報が、今尚信じられない程。
とてもうれしい半面、入学後、授業についていくのは大変だろうな~といらざる心配を、もうし始めている祖母です。

婿からの電話で話した時、「へなちょこのRが、よく頑張ったものだ」と、いかにもHさんらしい感想。
「これからは、頭ごなしに叱っちゃ~だめよ。中学生になるのだから、今後は、R君を大人扱いしてね」と、またお節介な忠告をする私。

婿は、「そうですね~」と上機嫌で、素直にうなずいてくれている様子でした。
そして、「Mも本当によく頑張ってくれたよ」と長女の労に思いを馳せてくれていました。

本当に嬉しくてうれしくて、天にも昇る心地ですが、一方ではその感情を抑えつける気持ちも働きます。

R君は、何とか合格の喜びを勝ち取ることができました。
しかし、その陰で、500人以上のお子さんとご両親は、努力が報われず、辛い気持ちに堪え、重い心を振り払うようにして、明日の試験のために立ち直られたに違いありません。
孫だってその立場と、紙一重だったことが、想像されます。

娘が言いました。

「とても嬉しいことだけれど、受験なんて、人生の通過点の出来事に過ぎないのよね~」と。

本当にその通りですね~

驕らず高ぶらず、謙虚な気持ちで、中学に入ってからも、学問の道を究める一方、友達作りに励み、大いに遊び、たくさんの事を吸収して、視野の広い、文化人を将来は目指してほしい、と祖母は、心から願っています。

最後に、如何にも娘らしい夢を二つご紹介しましょう。

受験の前、ふた晩続けて、息子が不合格になる夢を見たそうです。

最初に見た夢は、仕事熱心な如何にも娘らしいお話し。

「仕事に夢中になり、ふと時計を見ると、12時。まだ連絡がない事に気づき、Rの不合格を嘆き悲しんだの。」

もう一方の夢は、「不合格となり泣いている女の子を、お母さんが抱きしめ、共に泣いているの。
その姿を見て、私も一緒にもらい泣きし、Rの不合格も確信したの。そして悲しみに沈んでいる夢だったの。」

如何にも気立ての優しい長女が見そうな夢の内容でした。

悲喜こもごもな合格発表の光景を思い浮かべながら、受験は人生の通過点に過ぎない、との娘の言葉を、再度、噛みしめています。

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身勝手な神頼み

2012-02-02 07:07:31 | 

今日は、昨日孫が受験に臨んだ中学の、合格発表の日です。

ママは、R君に連れ添って他の受験校へと。
パパが、合否の確認に出かけます。

さてさて結果は如何に。
今の私は、神様の御心のままに、といった心境です。

不信心極まりない暮らしを送ってきた私ですが、何事も切羽詰まると神様頼みの私。(笑)

お願いするだけでなく、過去の生活においても、余りの幸運に出合うと、きっと神様が導いて下さったに違いない、との結論にいつも私は至ります。
その最もなるものが、いま私達が暮らすこの地と住居(ハウスメーカー)との偶然の巡り合い。

数年の紆余曲折を経て、期待以上のものにたどり着き、余りの幸運に、我が身の努力を超えた、大いなる導きを感じたものでした。
今なお、感謝の気持ちを抱き続けて暮らしています。

さて、昨日の孫の受験には、神様が、どんなご判断を下されるでしょうか?
娘達が受験した時も、「神様が、あなたに1番相応しい学校を選んで下さるわよ。」と話したものでした。

ここ数十年、一度も教会に足を運んだことがない私が、どうしたことでしょう。
身勝手な神様頼みは、いい加減にしませんと・・・・・・
信心深いクリスチャンには、眉をひそめられてしまいそうですね~

昨日、娘宅に電話した時、かって耳にしたことがないような、力の抜け切った声に、大層驚かされました。
娘曰く。「脱力感が、一気に襲ってきたみたい・・・・・・」と。
心配になるほど、弱々しい声で、笑っていました。

改めて、重責の仕事をこなしながら、帰宅後の自らの休養の時間を犠牲にしてまで、息子の受験勉強を支えてきた娘の苦労を思い、胸が熱くなりました。

R君は、「まぁ~まぁ~だった」と言ったようです。

それなら、割と出来た!との手ごたえがあったのでは、と一瞬喜んだ私でしたけれど、娘が言うには、
「このまぁ~まぁ~は、まるで当てにならないの。成績が良い時も、悪い時もあるから」と。(笑)

「優秀な子は、出来た問題、間違えた問題が、はっきりと分別出来るというじゃない。あなた達はそうだったと思うわ。」

「その通りね。でもRは違うの。明日ふたを開けてみないと、全く分からないわ。」と、脱力し切った声で、また応えてくれました。

いよいよあと数時間で、結果が分かります。

出来ることなら、親子の努力と苦労が報われてほしいけれど・・・・・・
結果は、神様の御心のままと、再度思い直し、心静かにその時を待ちましょう。

厳しい受験の世界は、どんなに頑張っても、喜ぶ人、落胆する人の仕分けが厳然となされる世界。
いずれの側に立ったとしても、一生懸命頑張ってきたことには変わりありません。
受験生の皆さんの努力に心からの拍手を送ります。

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久しぶりのお祈り

2012-02-01 06:22:43 | 

今日という、来るべき日が、ついに訪れました。

日々、この日のことを思い、毎日祈るような気持ちで暮らしてきた私です。

今朝は、床の上で手を組み、神様に、本当にお祈りを捧げました。

米国に在住した5年間は、熱心に教会に通った私ですが、帰国後は、聖書からも遠ざかり、不信心な生活を送ってしまい、後悔の至りです。
そんな私のお祈りを聞き入れて下さるかどうか、何とも心もとない限りですが・・・・・・

中学受験で、第一志望の学校に臨むR君がベストを尽くす事ができますように、お力ををお与えて下さい、と。

結果が出るまでは、ブログで触れるのは止そうと心に決めていたことですが・・・・・・
当日になった今、今後忘れることができないこの日に寄せる私の心情を、正直に語ってしまおう、と思い始めました。

たとえ、中学受験に失敗しても、恥じることなど、さらさらないのですから。
今日まで、親子で、一生懸命頑張ってきた過程に、意義があり、長い人生における貴重な体験だったはず。
結果云々は、添え物にすぎません。
私は、そのように思っています。
いえ、そう思いたい、と自分に言い聞かせているだけかもしれません。(笑)

ですから、先日長女のMちゃんにも、言いました。

「合格すれば、みんなでおめでとう!おめでとう!良かった、良かったで終わりだけれど。
子育てで大切なのは、万一悪い結果に終わった時、いかに子供の気持ちに寄り添い、優しくフォロー出来るかに、親の真価が問われると思うの。
だから、その心の準備も、しっかりしておいてね。」

長女は、私が言うまでもなく、その辺りは、十分心得ているようでした。

私の娘達は、幼い時から、頑張り屋さんで、何事にも意欲的に取り組む子供でした。
ですから、受験での苦労は皆無といってよいほど、進学も思い通りの道を歩むことができました。
しかし、愛しい孫は、その娘の子とは言え、別人格です。
娘と同じ道を辿れるとは限りません。

私には、のんびり屋で、いつもマイペースだったR君が、御三家の難関中学校を受験できることすら夢のよう。
本人の努力もさることながら、ママの学習指導の効果も、多分にあったことでしょう。
仕事と家事の合間の弛まない努力を察し、娘のこれまでの苦労にも思いを馳せないわけにはまいりません。

中学受験は、親子の二人三脚の面が強いですからね~
パパとママにも、心からお疲れ様、といいたい気持ちでいっぱいです。

娘と数日前に話した時も、
「とにかく成績のアップダウンが激しい子だから、合否は五分五分。運に任せるしかない、といった感じなの。」
と以前ブログでも触れた内容と同じことを話していました。

私には、R君にまつわる頼もしい思い出があります。
まだ就学前、4才の頃だったと思います。

ピアノの発表会で、R君の演奏の順番が回ってきた時。
私の隣に腰かけていた孫が、小さな、しかし元気な声で、「一丁やってやるか!」とつぶやいたのです。
私は、一瞬わが耳を疑いました。(笑)

普段は、練習もかなりいい加減で、つかえてばかりいたR君。
しかし、その言葉通り、完璧に、見事に演奏しました。

祖母ばかの私の事。
この子は将来大物になるかもしれない、と期待に胸ふくらませたものでした。
そのR君ですが、今はおっとりタイプで、繊細なところもある都会っ子。
一丁やってやるか!の心意気が一瞬でも蘇り、元気いっぱい、試験に臨んでほしいものです。

一昨日かけた、孫への激励の電話では、人事を尽くして天命を待つの言葉を贈りました。
私が説明するまでもなく、R君もその意味をよく理解していました。

更に続いて、下記の様な話しかけを致しました。

「もう思い残す事など何もないほど良く頑張ってきたR君だから、胸を張って堂々と試験に臨んでいらっしゃい。
結果など恐れず、目の前のテストに全力を尽くす事のみに専念しなさいね。
今日まで一生懸命頑張ってきたR君に、心からの賞賛の言葉を、おばあちゃんは贈ります。」

更に「腹式呼吸をすると、心が落ち着いていいみたいよ。とんかつを前日食べると、かつで運が付く見たいよ]等々。

祖母の言葉など、もう片方の耳から通り抜けてしまったかも知れないけれど、何か言わないではおれない、お節介なおばあちゃんでした。(笑)

パパは、将来ドクターに我が子をさせたい願望が強いようだけれど、今後の人生をいかに切り開いていくかは、本人の気持ち次第。

いずれの中学にしろ、受験という人生の最初の試練をくぐり抜け、一段と逞しくなったR君の今後の成長が、祖母の私は、とても楽しみです。

R君頑張れ!と、私のあらん限りの心を込めて言い、今日の日記を終わりと致します。

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今日もお立ち寄り下さいまして有難うございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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