ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

晴天の霹靂

2014年05月21日 | 映画
試写会が当たった、という妹からのお誘いに乗っかって、観に行ってきた「晴天の霹靂」

会場は幕張メッセの最寄駅、海浜幕張駅前にある「シネプレックス」

この日の夕方5時に、市の誕生月の無料検診の予約を入れていた私。

開場6時半、7時開演なので余裕で間に合うと高をくくっていたら、
なんと1時間も待たされてしまった
予約、まったく意味無し・・・

開演5分前に映画館に飛び込み、なんとか間に合った。


テレビの予告をちらっと見ていた程度で、何の予備知識も持たずに見始めたこの映画。

劇団ひとりさん作・演出・監督・出演、大泉洋さんが主演ということなので
てっきりコメディかと思っていたら、とんでもない

親子の絆や深い愛情をしみじみと感じさせる、なかなかの深い作品だった。


大泉さんは、終始抑えた演技で、屈折した卑屈な感じの男性を好演。
バラエティなどで見せるおちゃらけた感じを完全に封印。

劇団ひとりさんは時には情けなく、時には妻を心から愛し、
生まれ来る我が子に深い思いを込めた一世一代の嘘をつく父親を熱演。
ちょっと照れたような困ったような表情がなんとも言えないいい味をだしていた。
たとえ自分がどんなに憎まれようと、子供に残酷な真実は知らせまい、とする父親の愛情が
ひしひしと伝わってくる。

いつもは勝気で、パキパキした女性を演じることの多い柴咲コウさんはまるで違うキャラ。

弱腰で情けないどうしようもない夫を、理解し、信じて愛し、
生まれてくる愛おしい我が子を思い、限りなく優しい表情を浮かべて微笑む姿は、胸が痛くなるほど美しかった。

試写会の感想なので詳しいあらすじを書くわけにはいかないのがとても残念。

失礼ながら、あまり期待していなかったのだけれど、
大泉さんが母への想いを静かに語るシーンでは、不覚にも涙が・・・

平日の夜、バタバタと駆け込んだ映画館で、思いがけず感動し、心がぽかぽかと温まった。

誘ってくれた妹に、感謝

このところ舞台ばかり観に行って、映画からは足が遠のいていたけれど、
たまには映画もいいなあ、としみじみ思った夜でした

















コメント
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