今年の春、パルシステムで売っていた
東京ステーションホテルのディナーチケット。
有効期限が9月下旬だったので、
7月の夫の誕生日の時にでも行こうかと買っておいたんだけど
なんとなくみんなの予定が合わずに見送った後、
コロナが爆発的に増えだして、ずるずると先延ばし・・・
木曜日と土曜日しか使えないので、なかなか予定が合わない。
結局期限ギリギリになってやっと行ってきた。
予約の電話をしたら、
ディナーは17時30分スタート、
でも17時に行けば、ホテルの中を見学できるという。
これは絶対見せていただかねば
ちょっと早めに東京駅に着き
ホテルに入る前に駅の天井を改めて見上げる
やっぱりすごい
駅の構内にある入り口からホテルに入って
私たちが行こうとしているアトリウムをチェック
アトリウムの入り口横はこんな感じ
座って本など読んでみたい・・・
全体模型の前に集合して
レストランスタッフのお兄さんが当時の写真や資料などを見せてくれながら説明を始める。
100年余り前、様式の建物にするべくドイツ人の建築家に設計を依頼したら
まさかの瓦屋根のコテコテの和風デザインがあがってきたとか・・・
その図面の写真を見ると笑ってしまう。
で、日本の建築家、辰野金吾氏が今のようなデザインの駅舎を設計することになる。
100年たって東京駅前再開発で、ビルにする案もあったそうだが
当時の石原都知事が昔の形のまま復元する、という決定を下し、
今の建物になったとか。
石原元都知事、Good Job
この日ディナーを予約したのは4組
このアトリウムに4組はとっても贅沢
見学は3組
まずは外に出て外から眺める
できるだけ以前のものを使い、どうにもならないところは新しく作り直したとか
例えばタイル
手前が昔のタイルで奥が新しいタイル
目地の色が違いますね
目地がかまぼこ上に盛り上がっているのは当時の手法をそのまま再現したとか
ステーションホテルのエントランスの向かって左側
駅舎の中央のこの立派な入り口は
天皇陛下や海外の要人などの専用の入り口で普段は使われていないらしい
私たちが説明を聞いていると、
広場にいた観光客も何となく集まってきて一緒に聞いている
ひとしきり外から眺めたら
もう一度中に入って、客室階のエレベーターホールから駅の中を眺める
説明はこちら
一つ一つに意味があります
じっくり読んでる時間はないのでとりあえず写メ
東京駅の全長は300メートルなんだとか
東京タワーが330メートルだから、
東京タワーを寝かせた感じ?
だから廊下がものすごく長い
走り出したくなりますね
ずっと歩いてるとどこにエレベーターがあるのかわからなくなるから
エレベーターホールの入り口のブラケットの明かりの色は他よりも濃いオレンジ
そしてこの日
なんと空いているスイートルームを見せてくださった
1泊100万円の部屋は、この日使用中
ご家族でファミリーウェディングパーティーをしているとか
見せてくださったのは1泊50万円のメゾネットタイプ
まず基準階
階段を上がると
寝室
上の階はバスタブは無くてシャワーだけ
洗面もちょっと基準階にに比べると小さいけど
でもゴージャス
泊るだけで50万円か~、とため息
泊るのは外国の方が多いとか
別にスイートじゃなくていいから一度泊ってみたいな~
としみじみ思う
客室階から階段を上ってディナー会場のアトリウムへ
階段のカーペットを押さえている棒(名前がわからない・・・)まで素敵
アトリウムの中にも昔のままのタイルが使われているところが
この壁の向こうは駅のホームだというけれど
電車の音は全く聞こえない
ステーションホテルの客室から見えるホームの風景を描写した
松本清張の小説「点と線」は有名ですね
皆で席に着いたら、スクリーンに2012年の東京駅でのプロジェクションマッピングの様子が映しだされる
10分ほどの映像を見てからいよいよお食事スタート
この日のメニューはこちら
旬の魚のエスカベッシュ
デリス ド オードブル
ポークと野菜のシノワーズスープ
蒸しアワビと高知県宿毛より直送の鮮魚のソテーソースマリニエール
黒毛和牛のロースのステーキ 本わさびとじゅどジャポネーズ
デザートは
ガトーショコラと季節のフルーツ添え バニラ香るアイスクリームと共に
とコーヒー
名前を聞いてもさっぱりわからないけれど
どれもこれもホントに美味しい
病み上がりでちょっと食欲がなかったけれど
がっつりいただきました
4組の内、2組はお誕生日のお祝いで利用していたみたいで
デザートにロウソクが飾られていて
スタッフの方がお祝いを控えめな声で言っていた
家族で写真を撮っていただき、優雅で贅沢な夢のひと時は終了
最初にホテルを説明してくださったお兄さんも、
気さくでとても感じがよくウィットに富んでいた
他のサービスをしてくださる皆さんもとても感じがよく行き届いていて
日頃ファミレスしか行かない私たち家族も緊張することなく
ゆったりとお食事を楽しめた
ホテルを出て、腹ごなしにぶらぶらと歩き、向かい側の丸ビルから東京駅を眺める
なんて美しくて風情があるんだろう。
高層ビルになんてならなくてホントによかった。
まさかのパルシステムのチケットで
こんなに楽しい時間を過ごせるとは。
生協恐るべし
機会があったらまた是非行ってみたい。
今度は100万円の部屋が見られるといいな~
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