ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

THE  WOMAN  ~友人のステージ~

2009年07月25日 | 演劇

 

およそ30年前、全国から集まった中学生達の

研修旅行に参加した。

 

中学2年生の時である。

 

スイスの学校が夏休みのあいだ、学校と寮を借りて、

英語の勉強をしたり、レクリエーションをしたり、

スポーツをしたり・・・。

ボーイスカウトの海外版といったところだろうか。

親に言われるままわけもわからず参加した、

田舎の中学生の私にはすべてがカルチャーショックだった。

その後しばらくはその時の友人たちと文通したりしていたが、

いつの間にか疎遠になってしまった。

 

やがて、東京で就職した私にこのときの友人から

10周年の同窓会の案内が届く。

そして20周年も。

このころから、東京近郊にいる友人たちとなんとなく

1年に1度は会って食事をするようになった。


その中の一人が現役のダンサー。

彼女はダンススタジオを主宰し、

いろいろな舞台の振付や演出をし、自らも舞台に立つ。

1年に1度公演をし、招待状を送ってくれる。

この日に都合のつく友人たちと舞台を観て、

そのあとお酒とお食事を・・・

というのも、ここ数年の定番。


今回の公演は、子供たちが夏休みにはいった直後に加え、

開演時間がいつもより早かったため、

それぞれに仕事や子供の行事などで

みんな時間に間に合わず、私と夫だけが観に行った。

みんなの連名でお花は贈ったけれど。

 

お花は、フラワーアレンジのスクールの先生にお願いし、

ブライダルフラワーのスタッフの方が作ってくださった。

ベースにハランというグリーンを

リボンのようにアレンジしてくださったりと、

会場でもなかなかの存在感。


1話目はサザエさん一家の友人たちの20年後。

リストラされた中島君やいまもカツオ君に思いをよせる

花沢さん、出世した友人や、家業をついだ友人たちが

同窓会であつまり、いかにもありそうな話が繰り広げられる。


2話目はペアシートの思い出のお話。

さみしがり屋の奥さんを亡くした老人が、

二人でよく来た映画館のペアシートに一人ですわり、

二人の出会いからはじまる思い出を語る。

先に逝ってしまった奥さんを想い、

「さびしい思いをさせることにならなくてよかった」

とつぶやく場面では胸が熱くなった。

こんなふうに年をとっていけたら・・・。

お芝居あり、歌あり、もちろんダンスありの盛りだくさんの

1時間45分はあっという間にすぎてしまった。

 

普段、夫と二人だけででかけることなんて、

ほとんどないけれど、たまにはいいかも。

 

でも、来年はみんなで集まれるといいね。


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